告発 児童相談所が子供を殺す

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あらすじ

“最後のセーフティーネット”児童相談所は、なぜ虐待を見過ごして
しまうのか?

虐待された子どもの「最後のとりで」となるのが児童相談所です。
必要とあらば親と引き離したり、一時保護所で預かったり、訪問や
カウンセリングをして安全を確保する役所・・・のはずなのに、
「児童相談所に何度も通報していたのに虐待死してしまった」
という例が後を絶ちません。

人手不足、専門家の不足といったハード面の限界は各メディアでも
言われていますが、それは本質的な問題ではありません。

本書で取り上げる問題の一例は――。
・心理的虐待、ネグレクトの相談終了の判断基準は「死ぬことはないから」
・虐待は手間と時間がかり責任を負いたくないので、学校、保育園などに
押し付ける
・役所の中で児相は超不人気部署。お役所体質の問題が凝縮

なぜ虐待が起きるのか、見過ごされるのか、どうしたらいいのか?
著者は19年にわたり心理司として児相に勤め、2000人以上の家族と
接してきたプロフェッショナル。15万部のベストセラー『教室の悪魔』を
記したカウンセラーが、子どもたちの悲痛なか細い声を交えながら、
満を持して問題のすべてを論じます。