青年は荒野をめざす
五木寛之 774円
あらすじ
未知の荒野を目指して歩く男を描いた五木寛之の代表作。
ジャズ・ミュージシャンをめざす二十歳のジュンは、新宿のジャズ・スポットで
「お前さんには、何か欠けたものがあるんだよ」「あんたは苦労がたりない」と
言われ、外国へ飛び出した。
横浜港からシベリアへ渡り、そこからモスクワ、ヘルシンキ、ストックホルム、
コペンハーゲン、パリ、マドリッド、リスボン・・・。ジャズとセックス、ドラッグ、
酒、そして暴力にいろどられた放浪の旅は続く。
世界とは? 人間とは? 青春とは? そして音楽とは?
走り続ける60年代の若者たちを描き、圧倒的な共感をよんだ名作。
解説は植草甚一