別冊文藝春秋 電子版8号
購入した作品の読み方あらすじ
別冊文藝春秋(通巻324号/2016年7月号)
今号は新連載が三作。島本理生さんの「ファーストラヴ」は臨床心理士の娘と実母のよじれた関係をめぐる物語。深沢潮さんの「海を抱いて月に眠る」。終戦直後に日本に密航した在日一世の父が九十歳で亡くなると、家族も知らなかった経歴が次々と明らかになって……。早坂吝さんの「ドローン探偵」。ドローンを駆使して縦横無尽の活躍を見せる探偵・飛鷹六騎の活躍がコミカルに描かれます。
短篇には、似鳥鶏さんの「証人ただいま滑空中」。楓ヶ丘動物園の怪しく愉快な面々が登場する動物園ミステリーの最新作。
巻頭には、先ごろ『羊と鋼の森』で本屋大賞を受賞した宮下奈都さんのインタビューと書下ろしエッセイ。
冲方丁さん、安東能明さん、伊与原新さん、朱野帰子さん、小嶋陽太郎さんの連載は今号で終了します。
【今号の目次】
◆本屋大賞受賞記念インタビュー&エッセイ◆
宮下奈都
◆新連載◆
島本理生「ファーストラヴ」
深沢潮「海を抱いて月に眠る」
早坂吝「ドローン探偵」
◆短篇◆
似鳥鶏「証人ただいま滑空中」
◆連載小説◆
東山彰良「僕が殺した人と僕を殺した人」
朝比奈あすか「人間タワー」
櫛木理宇「AX」
飴屋法水「彼の娘」
近藤史恵「インフルエンス」
福田和代「空に咲く恋 当世花火師青春始末」
柴田よしき「高原カフェ日誌2」
七月隆文「天使は奇跡を希う」
吉永南央「紅雲町珈琲屋こよみ」
橘玲「フィリピーノ」
中村航「赤坂ひかるの愛と拳闘」
楡周平「ぷろぼの」
貴志祐介「赤い雨」
青柳碧人「国語、数学、理科、漂流」
沢村浩輔「週末探偵 夏の蝉」
酒見賢一「泣き虫弱虫諸葛孔明」
夢枕獏「ダライ・ラマの密使」
◆連載終了◆
安東能明「爆弾魔」
小嶋陽太郎「こちら文学少女になります」
冲方丁「十二人の死にたい子どもたち」
朱野帰子「賢者の石、売ります」
伊与原新「ブルーネス」