無事これ貴人(小説新潮)
購入した作品の読み方あらすじ
明らかに遺産目当てで見舞いに訪れた甥を、「金目のものは全部処分した」と告げて追い返した男は、目の前の病院の女性スタッフに、涙混じりで唐突に過去を語り出す。その男を検温するために病室に入ってきた看護師は、ピンチになると、どこからともなく現れては救ってくれる謎の男が、実は死んだはずの父なのではないかと疑っていた……。すべてはどこかで繋がっている、のか? 連鎖が連鎖を呼び、小さな日常の果てに、あり得ない光景が浮かび上がる。これぞ小説の醍醐味。だからフィクションは面白い。小説新潮2016年3月号掲載。
レビュー・口コミ(6件) 一覧へ
伊坂さんの小説はいつも読み進める度にワクワクします。まだ始めの方しか読んでいませんが、楽しみです。
2点伊坂幸太郎シリーズの常連・泥棒の黒澤が登場する短編。目まぐるしく視点が入れ替わり立ち替わりし、道ですれ違う人に主観が移りまくって、とにかく奔放な視点を持った短編です。
4点大好きな作家さんです。
続きが気になりどんどん読んでしまいました。
伊坂さんらしい作品だと思います。4点仙台に住んでいる作家さんと聞き、読み始めましたが、どれも、面白いです。独特の世界観?が、大好きです。人間模様がよかった
5点人の出会いは螺旋状になっていると思わせる、伊坂さんらしさがにじむ内容です。人気キャラクターの黒澤もちらりと登場します。
4点