不登校だった君へ 猫に語らせる201のパパの気持ち 君は朝になるとお腹が痛くなって学校へ行けなかった

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あらすじ

中学校で不登校だった君へ

これは中学校時代に不登校だった君へ宛てた言葉たちです。あのとき言いたかったけれど、とてもいえなかった言葉です。
いや、今だって面と向かっていうことはできやしない。だから猫に語ってもらいます。
ちょっと卑怯なやり方かもしれないけれど。
もし君がこの本を偶然にどこかで見つけても、パパには知らせないでおいてくれるかな。
パパにはそのくらい照れくさいことなのです。

君は中学校の3年間のうち、2年以上学校に行っていなかった。
朝になるとお腹が痛くなって学校に行けなくなることの繰り返しでした。
それでも1年生のころはよく通っていたとママは言います。

本文の中で、パパは二つのことに焦点をあてることにしました。一つは不登校の本当の原因は何だったのか。
もう一つは君の中学校時代から、浪人時代を経て高校へ入学するまでの軌跡です。

君が不登校になったとき、パパもママも学校も原因を知りたがったものです。
家庭の問題なのか、学校の問題なのか。
病気はないのか、虐待はないのか、いじめはないのか。
調べた結果、虐待もなければ、病気らしいものもなかったし、いじめもなかった。
原因らしい原因は見当たらなかった。それでは何だったのでしょう。

今、親として思うことは、もう一度不登校の本当の原因を徹底的に考えることだと思います。
君はいやがるだろうが、時間を追って思い出して、徹底的に考えます。
不登校の原因は、一言でいえば「親の愛情不足」だと思います。
具体的に言えば、最大のイベントが弟の誕生だったと思っていたのです。
2歳足らずの… 以上まえがきより抜粋