風の歌を聴け
購入した作品の読み方あらすじ
「あらゆるものは通り過ぎる。誰にもそれを捉えることはできない。僕たちはそんな風に生きている」１９７０年８月、帰省した海辺の街。大学生の〈僕〉は、行きつけのバーで地元の友人〈鼠〉と語り明かし、女の子と知り合い、そして夏の終わりを迎える。過ぎ去りつつある青春の残照を鋭敏にとらえ群像新人賞を受賞した、村上春樹のデビュー作にして「初期三部作」第一作。
レビュー・口コミ（6件） 一覧へ
村上ワールドを知るには、あまりに短く、かまりに軽いタッチで、あまりに不思議で、皆目意味などつかめなかったけれど、登場人物たちのとりとめのない会話を楽しめる。
4点村上春樹、初期の小説。これを読んで、賢くなった気がした学生時代。青春かも。
5点読みやすく一気に読みました。
村上春樹の美しい比喩表現世界観に引き込まれ、面白い作品でした。3点又吉直樹さんが村上春樹作品の中でのおすすめで「風の歌を聴け」を取り上げていたので読んでみました。正直、一度読み終えた時には、まったく内容が理解できなかったため焦燥感しか残りませんでした。そんなわけはないと思い直ぐに再読して、理解しました。ストーリーを楽しむだけが小説じゃないんですね。情緒を汲むことが醍醐味の作品です。
4点かなりおすすめ。3冊セットで。
5点