透明怪人 江戸川乱歩 名作ベストセレクションII(2)
購入した作品の読み方あらすじ
せんぜん見えない・・・今度の敵はやりたい放題
江戸川乱歩名作ベストセレクションのパートIIをリリース!
少年二人が町で紳士に出会った。顔をのぞくとびっくり。紳士の顔は“ろう”でできていた。ノコノコと機会人形のように歩き、レンガの廃墟に入っていく紳士。少年たちはさらに恐ろしい光景を目撃する。紳士がシャツを脱ぐと、そこにはあるべきはずのからだがなかったー。
宝石店や銀行で盗みをはたらく透明怪人が登場。この空気男に対峙するのは名探偵・明智小五郎。装いを新たにした少年探偵シリーズの決定版。
【著者プロフィール】
江戸川乱歩。1894年(明治27年)10月21日生まれ。
我が国が生んだ推理小説のパイオニア。筆名は自身が敬愛した作家エドガー・アラン・ポーから取っている。
1923年(大正12年)、「二銭銅貨」で文壇デビュー。1936年(昭和11年)、ジュニア向けに「怪人二十面相」を執筆。明智小五郎、小林少年、少年探偵団が活躍する同作品は、その後「少年探偵団」「妖怪博士」とシリーズ化され、国民的人気小説に。探偵の真似をする子供が急増。作品に登場する「七つ道具」「BDバッジ」といった玩具を生むなど社会風俗にも大きな影響を与えた。
「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「パノラマ島奇談」「陰獣」「芋虫」をはじめ、映像化された作品は数えきれない。
晩年は日本探偵小説クラブ(現・日本推理作家協会)の初代会長、ミステリ専門誌「宝石」の責任編集者「ヒッチコックマガジン」のオーナーを歴任。後進の育成に励んだ。
昭和40年(1965年)没。
レビュー・口コミ(1件) 一覧へ
この作品が、私に探偵小説というジャンルの面白さを教えてくれました。
4点