守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人
あらすじ
舞台となるのは、異界と人の世界が交錯する世界 ── 。
腕ききの女用心棒・バルサはある日、川におちた新ヨゴ皇国の第二皇子・チャグムを助ける。チャグムは、その身に得体の知れない”おそろしいモノ”を宿したため、「威信に傷がつく」ことをおそれる父、帝によって暗殺されそうになっていたのだ。
チャグムの母・二ノ妃から、チャグムを守るよう依頼を受けたバルサは、幼ななじみの薬草師・タンダの元へ身を寄せる。そして、バルサとチャグムは、タンダとその師である呪術師のトロガイから驚くべきことを告げられるのだった ── チャグムに宿ったのは、異界の水の精霊の「卵」であること、孵化まで守らないと大干ばつがおこること、そして、異界の魔物がその「卵」をねらってやってくること ── 。
帝のはなつ追っ手、さらに人の世の力をこえた危険から、バルサはチャグムを守り抜けるのか? バルサとチャグムの出会いから始まる、「守り人」シリーズの第1作。
レビュー・口コミ(13件) 一覧へ
友人に貸してもらって数年前に読んだのが最初ですが、面白いです。また読みたくなったので、購入しました。
5点読み返すたび新たな発見がある作品だと思います。時がたつと、また違ったキャラクターの目線で読む事が出来るからです。
あと、食べ物がとにかく美味しそう!ノギ屋の弁当はイチオシです。5点小学生の時に読みました。本が好きになったきっかけは精霊の守り人です。寝る間を惜しんで読みました。今読むと前より深みが増します。きっと一生わたしの1番は上橋菜穂子さんです。全作品が大好きです。
5点言葉や食べ物など、まるでその国が本当にあるかのような細い設定。そこで戦う無敵の主人公。あっという間に物語の世界に引き込まれます。
5点第1作である本作単体でも出色の出来ですが、旅人シリーズと連動して最後まで読むば、幾つもの伏線が張り巡らされていて更に驚かされます。
これは、ファンタジー分野の必読書でしょう。5点