被災地から日本をよくする100の方法―ギフト・エコノミーの幕開け
あらすじ
東日本大震災後、被災された方々をなんとか支援したいと、約138万人のボランティアが国内外から駆けつけ、個人、任意団体、NPO、企業、自治体などが、被災者のために少しでも役立ちたいという思いを形にしてきました。本書では、支援方法、防災のためのアイデアなど被災地における100の取り組みを選び、関係者に取材、編集し一覧できるよう試みました。選択の基準は「ギフト・エコノミー(与える経済)」という考え方に沿った行動であるかどうか。ギフト・エコノミーとは、自ら進んで与えることを前提に成立する経済で、需給関係で価格が決まり、貨幣の支払いと引き換えにモノやサービスが提供される収奪型の市場経済(マネー・エコノミー)とは異なり、「絆とクリエイティビティ」によって成り立つ経済です。被災地支援・復興に関心のある方、今後日本の10年の行く末に関心の高い読者にとって必携の書です。
[内容]
はじめに
(1)愛の章[被災地支援から子供たちの未来作り/労働力を届ける/まごころを届ける ほか]
(2)共の章[「泊まる」「過ごす」場を作る/地域の医療を守る/遊び場を作る ほか]
(3)技の章[写真を撮る人/子供と写真を撮る/映像で今を伝える ほか]
(4)働の章[ボランティアをする/東北で仕事をする/仕事をつくる ほか]
(5)育の章[リーダーシップ育成を支援する人/子供たちを支える/投資をする ほか]
(6)生活の章[食べる/東北の食材を買う/料理する ほか]
(7)安全の章[声を届ける/映画を作る人/裁判に関心を持つ ほか]
番外編 自分にできることを考え行動に繋げる
おわりに