フランス人は10着しか服を持たない
あらすじ
高級料理を食べて、たくさん買い物をして、あちこち旅行をしても、心からの満足を感じられないあなたへ。典型的なカリフォルニアガールだった著者は、フランスの貴族の家にホームステイすることになる。その家を取り仕切るマダム・シックから学んだのは、毎日を“特別な日”のように生きること。間食はせず、食事を存分に楽しむ。上質なものを少しだけ持ち、大切に使う。日常のなかに、ささやかな喜びを見つける。情熱的に、お金をかけずに、生活を心から楽しむ方法。
レビュー・口コミ(5件) 一覧へ
日々の生活の中で、見逃したり、聴き逃したり、感じられず過ぎてしまっていること気づく、いい機会となった。きっかけにはなる本。
3点以前から気になっていた本で、大変参考になりました。日常生活の些細な所にも気を配れる素敵な人に私もなりたいです。
4点おしゃれでシンプルなスタイルと生活。
フランスとはかけ離れた生活環境で、この本のフランス人のように着飾らず、無駄なくシンプルに暮らせたらと思って読みました。3点タイトルはちょっと大げさだが(本文によれば実際は服を10着以上持っている)、有名ブロガーやインスタグラマーのファッションスナップに影響され、ファストファッションブランドの服を次々買っては処分を繰り返すような大量消費のライフスタイルに疑問を感じつつある日本女性には格好の自己啓発書だと思う。
いわゆる「丁寧な暮らし」のフランス(パリ?)版が紹介されている。
その暮らしぶりは、ひと昔前の日本人の暮らしに通じるところもあり…。
例えばドミニク・ローホー氏のシンプルライフ本が好きな方なら、楽しめる本だろう。
本書に示されているのは、具体的な手法というよりは、理念が主。
手取り足取りのマニュアルを期待すると肩透かしを食うかもしれないので、ご注意を。
異国情緒を味わうフランス紹介本としても、伝統的なフランスの暮らしにカルチャーショックを受けたアメリカ人のエッセイとしても楽しめる。
ベストセラーになったのも頷ける、読みやすい一冊。4点好きです。