歴史の転換。明治維新。成し遂げた「小さな人たち」木戸孝允、大久保利通、西郷隆盛。維新三傑の共通点とは?

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あらすじ

10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。

まえがき

歴史を転換させるのは、いつでも権力者というわけではない。

白人至上主義が地上のどこよりも進んでいた南アフリカにおいて、アパルトヘイト撤廃につながったのは学生たちのデモ運動だった。
13歳の少年を含む幾人かが警官隊との衝突により犠牲となったが、その日を境に南アフリカの状況は一変、その日は今でも国の重要な転換日として祝日に指定、「アフリカの青年の日」と呼ばれている。

独裁政権が横行していたアラブの国々で一気に進行した政治転換運動、通称「アラブの春」は、政治と自分の人生に絶望した男性による政府施設前での焼身自殺から始まったと言われている。

アメリカでも、イギリスでも、アジア全般でも、いつでも歴史が変わるときには大きなうねりが起こっている。
ただそのうねりの真っ最中は、それがどれだけの大きなものにつながるかは分からないものだ。

さて、日本の歴史が大きく転換したのはいつなのか。
この論題での議論は昔からなされている。

鎌倉幕府の成立。

関ヶ原の戦い。

明治維新。

日清、日露戦争。

太平洋戦争etc etc...

本書ではそのうちの一つ、明治維新を取り上げたい。
日本の近代史の礎を築いたこの軍事革命とその後の… 以上まえがきより抜粋