桜月夜に 皆川博子 110円 試し読み カート追加 購入した作品の読み方 あらすじ 開業医の父と母の仲が険悪になり、祖母の家に連れられてきたぼく。夢と現実の間を彷徨うぼくの耳に入ってくる、不思議な歌声。そして、高窓の外で踊る手鞠。「ほんとに悲しいと、からだじゅうが痛いんだよ」。「〈よくない〉ことはないんだよ。してしまったことには」。祖母の言葉は、ぼくの心に染みる。「泣いて涙は どこへゆく」祖母が唄うと、「泣いて涙は 舟に積む」と歌声が帰った。そのときぼくは、高窓の向こうは仏壇の中なのだということを知る。手鞠歌から始まる幻想奇譚。 ジャンル 文芸 SF・ファンタジー 出版社 e-NOVELS レビューを書く TOP 電子書籍(本・小説) 皆川博子 桜月夜に