微笑む人
購入した作品の読み方あらすじ
エリート銀行員の仁藤俊実が、「本が増えて家が手狭になった」という理由で妻子を殺害。小説家の「私」は事件をノンフィクションにまとめるべく、周辺の人々への取材を始めた。「いい人」と評される仁藤だが、過去に遡るとその周辺で、不審な死を遂げている人物が他にもいることが判明し……。理解不能の事件の闇に挑んだ小説家が見た真実とは!? 戦慄のラストに驚愕必至! ミステリーの常識を超えた衝撃作! 解説/末國善己
レビュー・口コミ(3件) 一覧へ
モヤモヤする。。でもだから怖い。。
読み進むほどハマりました。4点面白いです。
読めば読むほど、ハマっていきます。3点『微笑む人』は4度も直木賞候補となった実力派、貫井徳郎によるミステリーです。本作は『愚行録』と少し似た設定になっていますが、ある殺人事件に興味を持った主人公(小説家)がその関係者に話を聞きながら事件を調べていくというストーリーです。ミステリーの概念を覆すようなラストは、「驚愕」と「期待外れ」に二分すると思いますが、私は好きな作品でした。