とかげ

購入した作品の読み方

あらすじ

とかげは眠る前、鼻づらを私の胸に強く押し付ける癖がある。デリバリーのピザが好きで、人と話すのは苦手だ。三年の交際期間を経て私がプロポーズしたある夜、とかげは言った。「実は、私子供のころ目が見えなかったことがあるの」。そして明かされる、家族を襲った惨劇と呪いーー。それぞれに傷を抱え、宿命的にひかれあった二人が見つけたのは、今は微かだけれど確かな希望。表題作「とかげ」始め、とまどいながら生きる人たちを優しく励ましてくれる6編の短編小説集。

レビュー・口コミ(1件) 一覧へ

  • 恋ってこういうものだな、と思う。「とかげ」の中の一文がとても好きで、そこだけでも読んでほしいくらい。

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    5点
    みちのこさん