インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実
購入した作品の読み方あらすじ
一本の電話に、月刊グローブ編集部は騒然となった。複数の男女を凄絶なリンチの果てに殺した罪で起訴された下田健太。その母である下田茂子が独占取材に応じるというのだ。茂子は稀代の殺人鬼として死刑になったフジコの育ての親でもあった。茂子のもとに向かう取材者たちを待ち受けていたものは……。50万部突破の大ベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』待望の続編。本書を読み終えた時、あの『殺人鬼フジコの衝動』のラストをもう一度読み直さずにはいられない!【編集部より】本書は単独でもお読み頂けますが、『殺人鬼フジコの衝動』『私は、フジコ』のあとにお読み頂くと、より衝撃度が高まります。
2015年 尾野真千子主演ドラマ原作。
レビュー・口コミ(4件) 一覧へ
読み終わった後、なんともいえない気分になりますが好きな作家さんの1人です。
4点なんとも言えないいやーなものが残ります。
衝動的に買った本ですが、程よいエグさと人間の心理や昔のアングラな情報などが詰まっており、とても満足する内容でした。5点前作同様、とてもグロテスクで読むのが辛い箇所もありますがぐっと引き込まれます。
5点『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』は、50万部越えの大ヒット作『殺人鬼フジコの衝動』の続編にあたります。実際にあった北九州の連続殺人事件をモチーフにしており、目を背けたくなるようなグロい表現がたくさんあります。ちょうど刊行された時期に尼崎の大量殺人事件があり、タイムリーすぎてぞっとしたのを覚えています。ただ、イヤミスの旗手としての地位を確立した作品だとは思いますが、前作に比べると勢いが…という印象もあります。