かく云へば

購入した作品の読み方

あらすじ

 作者は、平成十八年に第一句集『しゅう天(しゅうてん)』を刊行し、平成二十四年、俳誌『詩あきんど』を創刊したが、この『しゅう天』以後『詩あきんど』以前の凡そ七年間をまとめた集である。
 作者にとっての、この七年間のおおきな出来事は加藤郁乎氏らと共に「宝井其角三百回忌」を江戸東京博物館にて催し、其角の墓がある神奈川県伊勢原市「上行寺」にて修したことである。これを機縁に、毎年上行寺にて四月の第一土曜日に「晋翁忌俳諧興行」を催すことになり、平成二十七年現在、十回を数えた。