辻堂 魁 17件 人気順 新着順 山桜花 大岡裁き再吟味 辻堂 魁 古風(さきかぜ)十一(じゅういち)、話を聞く耳を持て。 裁きの陰で泣いている者はおらぬか。晩年の大岡越前を支え、少年の死の謎を追う若き十一。 町奉行から外れても、大岡越前は裁きが気にかかる。 十七年前、寺の年若い下男が折檻されて殺され、山桜の下に埋められた。父親が下手人御免の願いを出し、皆、お咎めなしと決した。 その事件にいま、ある疑惑が浮かぶ。大岡越前は、鷹匠の子・古風十一に探索を命じた。 あの裁きは正しかったのか?〈文庫書下ろし〉 辻堂 魁の「次」はこれだ! 味わい豊か、情感あふれる異色の事件帖。若き古風十一の活躍を描く、上質な時代書下ろし小説! 792円 落暉に燃ゆる 大岡裁き再吟味 辻堂 魁 大岡裁きで勇名を馳せた大岡越前は還暦を迎え、江戸町奉行(南御番所)から寺社奉行に転出していた。閑職ではないものの、大岡は事あるごとに江戸町奉行職の記録を捲って振り返る。本当に裁きが正しかったのかどうか気になってならない事件があるのだ。大岡は鷹狩で知り合った若い餌差・十一を使い過去の事件の捜索を始める。事件の鍵は意外なところにあった。その驚愕の真相とは?(講談社文庫50周年書き下ろし作品) 748円 うつし絵 大岡裁き再吟味 辻堂 魁 関所破りは磔が定め。武州栗橋の関所で偽造の往来手形が発覚、諸国放浪の絵師土田半左衛門が捕らわれた。 江戸の評定所での調べは淡々と進んだが、寺社奉行の大岡忠相は「小普請組旗本の内藤斎樹なる侍を知らぬか」と脈絡のない名を出し、周囲を混乱させる。 半左衛門が放浪の旅に出たという十五年前、旗本倉橋家の若侍が斬られ、疑いのかけられた旗本家当主内藤斎樹は割腹し、面目を保ったとして両家が決着、調べが止まった事件が大岡忠相の記憶に甦った。 謎を謎のまま残してはおけない大岡越前。 半左衛門あるいはその父土田庫之助と内藤斎樹とは関わりがあったのではないか? 大岡忠相の意を受けて、鷹匠の子・古風十一や元読売屋の金五郎たちが動きはじめる。 だが相手は格式ある旗本家、決着済みの事件を掘り返す大岡忠相への反発は強い。 浮かびあがってきたのは、武家に仕える希みを失って隠売女商売に手を染めた土田庫之助の転落と、娘を惨殺された歌比丘尼大鶴の悲痛な嘆きだった。 蓋をされた十五年前の事件に隠された人々の哀感をていねいに描き出す、辻堂魁の調べ直し事件帖! 577円 乱菊 辻堂 魁 不浄な首切人と蔑まれる生業を十八歳で継いだ別所龍玄は、まだ若侍ながら恐ろしい使い手。小伝馬町の牢屋敷で首打役の手代わりを務め、やむを得ず屠腹する武家の介添役をも請ける。金貸し業で別所家を守ってきた母・静江、五つ年上で幼い頃から龍玄の憧れだった妻・百合と幼子の娘・杏子。凄まじい業を背負い、慈愛に満ちた日々を過ごす、若き介錯人の矜持。書評家たちも感涙した、「介錯人別所龍玄」シリーズ最新作。 1,870円 黙(しじま)~介錯人別所龍玄始末~ 辻堂 魁 牢屋敷の首打役と刀の試し斬り御用を生業にする浪人、別所龍玄。ときに切腹の介錯を務めることもある。ある日首を打った僧侶の末期の声を聞いた龍玄は、幼い頃父親と訪ねた母子の店のことを思い出す(「妻恋坂」)。夜明け前に介錯を自ら頼んできた侍が済ませなければならなかった用事とは(「惣領除」)。生と死に向き合う、凄腕の首斬人を描く傑作シリーズ第三作。 770円 川烏(かわがらす)~介錯人別所龍玄始末~ 辻堂 魁 牢屋敷の首打役と刀の試し斬り御用を生業にする浪人、別所龍玄二十二歳。武家からの依頼を受け切腹の介錯を務めることもある。剣術において天稟の才を持ち、刀一本で首打ちに臨む凄腕の龍玄、その真の姿を知る者は少ない。太平の世、罪と不条理、生と死の狭間にあって、江戸の市井を気高く生きた一人の侍の姿を描き出す。静かな感動を呼ぶ傑作シリーズ第二作。(『介錯人』改題) 770円 無縁坂~介錯人別所龍玄始末~ 辻堂 魁 牢屋敷の首打役を務める別所龍玄二十二歳。介錯人・別所一門の名を背負い、切腹する侍の介錯を頼まれることもある。小柄で物静かな姿は童子のようでありながら、その介錯を知る者の間では凄腕と囁かれる。斬る者と斬られる者、その一瞬に生まれる心の働きだけが、ただそこにある――。不浄と呼ばれ、恐れられる首斬人の生き様と矜持。涙溢れるシリーズ第一作。 715円 夜叉萬同心 一輪の花 辻堂 魁 夜叉萬と恐れられ、また揶揄される北町の隠密廻り同心・萬七蔵。品川宿の旅籠・島本が押しこみに遭い、主らが殺害された事件の探索を任される。夫亡き後、島本を守る女将に次なる魔の手が伸びようとしていた。島本には、相州から来た馬喰の権三という男が泊っていたのだが――。品川宿の風景の中で、男女の人生の一瞬が交差する。情感溢れる傑作シリーズ最新作。 715円 夜叉萬同心 お蝶と吉次 辻堂 魁 北町奉行所の隠密廻り同心萬七蔵は、失踪した水戸家の勘定方・淡井順三郎の行方を探るよう密命を受ける。探索の過程で七蔵は、深川門前仲町の子供屋の亭主、博龍と出会う。深い絆で結ばれた博龍と、辰巳芸者の吉次、その姉で、鍛冶職人のお蝶。淡井の失踪は三人の生き様と絡み合い、非情にも彼らの運命を変え、大きく事態を動かしてゆく。傑作シリーズ第八弾! 715円 夜叉萬同心 風雪挽歌 辻堂 魁 北町奉行が異例の若さで定廻り同心に抜擢したのは、萬七蔵、三十五歳。袖の下を使った出世だと噂が広がる中、深川の貸元が何者かに殺害される。あと一歩まで下手人を追い詰める七蔵だったが――。まだ夜叉萬と呼ばれる前の七蔵が取り逃がした凶悪な男と再び対決。侍の世の不条理と、敵への憐憫と、人の心に巣くう何かをも斬る。夜叉萬の始末が胸を抉る傑作小説。 660円 縁切り坂 日暮し同心始末帖 辻堂 魁 殺された女郎と、行方をくらましたその妹、そして嫉妬に憑かれた男たち……。内藤新宿のはずれ、成子町で比丘尼女郎(びくにじょろう)の千紗が首の骨をへし折られ殺害された。だが、犯行を目撃しただろう妹はどこかに姿を隠してしまった。探索する北町奉行所平同心の日暮龍平は、千紗が、執拗に付きまとう男から逃れるため、深川からその地へ流れてきたと知る。さらに過去を辿ると、千紗と妹との忌まわしい因果が明らかに。やがて、妹の命を狙う下手人の身勝手な動機に、龍平は鬼となった! 大人気「日暮し同心始末帖」シリーズ、迫真の第6弾! 693円 父子の峠 日暮し同心始末帖 辻堂 魁 死罪となった猿回しの男、息子を奪われた誇り高き父は復讐を誓う……。年寄りばかりを狙った騙(かた)りに遭い、老夫婦が首をくくった。その蓄えはすべて奪われていた。定町廻り代理を命じられた平同心・日暮龍平は、若い猿回し夫婦を捕縛、夫は打ち首、病身の妻は放免とされた。妻お楽は故郷の会津に義父・重右衛門を訪ねる。一切を聞き復讐の鬼と化した重右衛門は、あろうことか龍平の息子・俊太郎を拐(かどわ)かした! 憤怒する龍平は剣を取り、行方を追跡するが……。父子の熱き想いを描き切った「日暮し同心始末帖」シリーズ、感動の第7弾! 682円 天地の螢 日暮し同心始末帖 辻堂 魁 恐るべき剣の腕を持つ連続人斬り犯の正体とは? 両国川開き大花火の深夜、薬研堀で勘定組頭が斬殺された。相手に刀を抜く間も与えぬ凄腕に、小野派一刀流の遣い手でもある北町奉行所平同心の日暮龍平は戦慄した。先月の湯島切通しと亀戸村堤での殺しに続く凶行だった。探索の結果、いずれの現場近くにも深川芸者くずれの夜鷹の姿が。やがて、人斬りと女のつながりにたどり着いた龍平は、悲しみと憎しみに包まれた真相に愕然とするが……。剛剣(ごうけん)唸る痛快時代シリーズ「日暮し同心始末帖」、人気快調の第4弾! 682円 逃れ道 日暮し同心始末帖 辻堂 魁 評判の絵師とその妻を襲った悪夢とは? 神田堀八丁堤で菱垣(ひがき)廻船問屋の番頭が殺された。臨時で定町廻り方となった北町奉行所平同心の日暮龍平は、早速、事件の担当を引き継ぐが探索は難航する。同じ頃、倅の俊太郎を地廻りから救ってくれた女・お篠に出会う。お篠の夫は、彼女を描いた錦絵が評判を取った絵師だった。ところが、番頭の遺品にその錦絵が見つかるや、お篠の過去に捜索の手が……。秘められた哀しみが涙を誘う「日暮し同心始末帖」シリーズの白眉、万感の第5弾! 693円 冬の風鈴 日暮し同心始末帖 辻堂 魁 “成り変わり”のホトケの裏に隠された、ささやかな幸せとは? 佃島の海に男の骸(むくろ)があがった。役人が正視できないほどの撲殺であった。ホトケは石川島の人足寄場を出たばかりの無宿人と見られたが、別人の成り変わりと判明。探索の結果、3年前に起きた未解決の妙な押しこみ事件が浮上し、ひとりの風鈴を愛する妾との関わりが疑われた――やがて、すべての真実が明るみに出たとき、北町奉行所平同心・日暮龍平の豪剣が唸りをあげた! 「風の市兵衛」の著者が贈る痛快時代シリーズ「日暮し同心始末帖」、絶好調第3弾! 693円 花ふぶき 日暮し同心始末帖 辻堂 魁 隅田川・柳原堤(やなぎわらづつみ)で物乞いと浪人が次々と斬殺された。殺しの夜の川べりには奇声が響いていたという。探索を命じられた北町奉行所の平同心・日暮龍平は、絶大な人気を誇る女義太夫姉妹の存在を知る。その美しく物悲しい節回しとは対照的な、ひいき筋の旗本の異様な興奮振りを龍平は疑うが……身分を楯にした傲慢な若侍の暴走を、龍平の剛剣が裁く。大ヒット「風の市兵衛」の著者が贈る痛快シリーズ「日暮し同心始末帖」、大好評第2弾! 682円 はぐれ烏 日暮し同心始末帖 辻堂 魁 風貌は頼りなし。ただし、腕におぼえあり――。北町奉行所の平同心・日暮龍平(ひぐれりゅうへい)。旗本ながら部屋住みを嫌って町方に婿入りした、妙な男である。ひょろりとした痩躯に柔和な風貌だが、実は小野派一刀流の遣い手。何も知らない同僚は、雑用をおしつけ〈その日暮らしの龍平〉と嘲笑(わら)うが、一向に意に介さない。ある日、北町奉行から凶悪強盗団の探索を命じられ……剛剣で江戸の悪を一掃する痛快時代小説! 超人気シリーズ「風の市兵衛」の作者が放つ新装「日暮し同心始末帖」第1弾、また異色のヒーローが誕生した! 682円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 辻堂 魁