藤村 与一郎 12件 人気順 新着順 ひらめき小五郎 同心殺し 藤村 与一郎 変わり者として評判の公儀学問所の教授・伊能小五郎。幕府の筆記試験を特等で合格し、稀代の天才ともてはやされたものの、旧態依然とした幕府の学問界に嫌気がさし、ひとり最新の蘭学にのめりこむ、まさに孤高の天才……いや、かなりの変人であった。そんな小五郎、学問漬けの静かな暮らしを送っているかと言えば、そうでもない。なにしろ、幼馴染の腐れ縁である吟味方与力・深津剛次郎が、難事件が起きるたびに、小五郎の助けを借りに泣きついてくるのだ。なかなか隠遁生活を送れぬ小五郎であったが、その心の底には、不可解な謎に対する興味と、許せぬ悪を裁く正義の信念が眠っているのであった。天才学者の捕物帖、シリーズ第二弾! 737円 ひらめき小五郎 江戸城の女狐 藤村 与一郎 公儀学問所の教授をつとめる伊能小五郎は、幼少のころに儒教の書物を暗記し、幕府の筆記試験を特等で合格した稀代の天才。ゆくゆくは朱子学を背負ってたつ逸材と期待されたものの、早々と儒学を放りだすや、蘭学にのめりこむ始末。当然、学問所でも眉をひそめられる存在であるが、当の本人はいっこうに気にしない。そんな小五郎のもとを、今日も今日とて、吟味方与力・深津剛次郎が訪れる。ふたりは幼馴染みの腐れ縁で、難事件が起きるや、剛次郎はすぐさま、小五郎の力を借りにくるのだ。渋ってみせる小五郎も、謎への興味は抑えがたく、こうして事件探索へと乗りだしていくのだが…。天才学者の捕物帖、堂々のシリーズ開幕! 737円 あっぱれ春馬 正義剣 江戸の梁山泊 藤村 与一郎 時は文政。上野のお山のふもとに、江戸の豪商・彦右衛門の寮があった。だが、とても金持ちの別荘には見えず、怪しげな男たちが寄り集まっては、日々、だらだらと遊び暮らしていた。そんな連中のなかで、ひときわ目を引く若侍がいた。名を明智春馬といい、なんと、かの明智光秀の血をひくという由緒正しき武人であった。彦右衛門は、この春馬を棟梁とし、老中・水野出羽の悪政に対抗するいわば江戸の梁山泊を、寮に築こうとしていたのだ。いったんは棟梁の役目を断るものの、弱い庶民を見捨てられぬのが性分。春馬は江戸の町を守るため、個性ゆたかな仲間とともに、権力者と対峙していくのだが……。期待の新シリーズ、第一弾! 726円 若様侍始末帖 陰陽師破り 藤村 与一郎 役者としても舞台に上がる英月次郎、実は宇陽藩七万七千石の藩世子の双子の弟。大川を幽霊船が遡るという奇っ怪な噂の謎を追う月次郎は、羽州森村藩の困窮につけ込む悪辣な企みを知り、これに立ち向かう。快刀乱麻の痛快時代劇 631円 若様侍始末帖 二天の剣 藤村 与一郎 野州宇陽藩戸田修理太夫の双子の弟・英月次郎、24歳。色白の容貌は秀麗、5尺8寸の偉丈夫。双子をきらう旧弊から藩を追い出された月次郎は、在野の剣術家から二天伏水流の奥義と鬼切り、鬼丸の二刀を授けられ、市井にあってふりかかる邪を斬る! 631円 かみそり同心 松平定信 黄昏の華 藤村 与一郎 寛政の改革により、乱れた世の風紀をただそうとこころみた、名老中・松平定信。将軍を継げるほどの家柄でありながら、誰よりも質素な暮らしを好み、高潔な人物として知られていた。だが、その定信、老中を辞めたいま、ひょんなことから奉行所の同心となり、より庶民に近い場所で働くこととなった。となると、何事も杓子定規では進まぬのが世の常―。定信は、ときにおのれの厳しすぎるおこないを反省し、人情の機微を学びつつ、役目を果たしていくのであった。かつては幕府を動かし世を動かしていた、かみそりのごとき鋭利な頭脳が隠れた悪をあぶりだす、老同心の痛快シリーズ第二弾! 737円 将軍の切り花 藤村 与一郎 大口の新規取引にわたりをつけ、斡旋料を受け取る帳合屋。現代でいうブローカーだが、ただの商いではすまされない危険とも背中合わせだ。元能役者で端整な容貌、剣の腕も立ち、目端の利く音次郎は、帳合屋きっての切れ者。相棒の笛彦兵衛、壷振りの小万姐さんらとともに、江戸の大口商いの裏で暗躍する音次郎らを描く連作時代小説である。大御所・徳川家斉が、「我が葬儀には、我が棺と寛永寺を桜草で染めよ」と遺言して逝った。この情報をつかんだ音次郎たちは、通常は売り物にするほど栽培されない桜草を大量入荷して、大儲けを目論む。そのためにはまず、寛永寺出入りの切り花屋の一角に食い込まなければならないが……(表題作「将軍の切り花」)。その他、「大直しの酒」「砂糖の色」の計3篇を収録。いずれも江戸後期の具体的な産物・物品の歴史的な取引状況を踏まえ、読み手を引き込む物語世界が展開する。気鋭の作家による意欲作。文庫書き下ろし。 650円 大福帳の狩人 藤村 与一郎 「帳合屋」は、大店などの依頼主に新規取引の道筋をつけて斡旋料を受け取る商売。今でいうブローカーだ。彼らに持ち込まれるのは、成功すれば大儲けになる「うまい話」や、犯罪のにおいがするような「ウラの話」も数多い。音羽の音次郎は、元能役者の色男で、腕も立つし、機転もきく。帳合屋宿の津国屋に属し、相棒の笛彦兵衛や手下の松坊主、壺ふりの女・弁天の小万らとともに、津国屋に持ち込まれるさまざまな案件に対処していくのだ。津国屋に大量の大福帳が持ち込まれた。商家の売買の金額が記された大福帳はその店の命綱。高く売れることは間違いないが、なぜこれほどの数が流出したのか!?――表題作「大福帳の狩人」をはじめ、「呂宋の壺」「危ない読売」「落とし文」の4篇を収録。「江戸時代を舞台にビジネス小説を書く」というコンセプトのもと、新境地に挑んだ著者の会心作。 660円 かみそり同心 松平定信 藤村 与一郎 かつては老中として政治の実権を握り、寛政の改革を推し進めた稀代の傑物・松平定信。かの名君・徳川吉宗の孫にあたり、将軍候補にもあがった雲上人ではあるものの、贅沢をいましめ、質実剛健をよしとする、風変わりな貴人である。政敵によって老中職を追われ、失意のまま引退するかと思われた定信であったが、なんと第二の人生として選んだ職務は、奉行所の町方同心。政治家であったころから、いつかは庶民の目線で悪を取り締まりたい、と願っていた定信にとって、同心はまさに夢の職業だったのだ。かみそりのごとき鋭利な知性で探索に乗りだす、新人同心・松平守之介の活躍やいかに!?痛快・新シリーズ開幕! 726円 極楽とんぼ事件帖 天狗狩り 藤村 与一郎 藩主代理の身でありながら、隙あらば町に繰り出し厄介ごとに首を突っ込む”とんぼの若様”快次郎は、ある日、巫女のお玉に一目惚れする。お玉との距離が近づく快次郎だが、お玉は藩の暗部に繋がる事件に巻き込まれる。市井から藩を正そうとする快次郎だが…。 628円 鮫巻き直四郎役人狩り 藤村 与一郎 ひょんなことから勝麟太郎の父・勝小吉に気に入られ、悪役人狩りを仕事とする妙見社中の総代役を引き受けた足利直四郎。正義感にあふれ、気風が良くて腕も立つ、男前の貧乏御家人二十八歳。初めての仕事は絶世の美女の救出だった!! 622円 鮫巻き直四郎役人狩り 流離の花 藤村 与一郎 悪役人を斬っ払う秘密結社・妙見社中の総代『鮫巻き直四郎』が大活躍。長崎会所の利権を握る長崎屋と海の百万石と言われる銭屋との争いを背景に、和蘭人形のように端正な美女マリアンヌの行方を追う兄弟の話。直四郎の怒りの二刀『抱き神呪の剣』が舞う! 622円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 藤村 与一郎