戸高一成 16件 人気順 新着順 日本海海戦の証言 戸高一成 『坂の上の雲』の秋山真之の貴重な講演録を新たに収録!「運命の一戦」に身を投じた男たちの肉声!! 体験した者だけが語りうる大海戦の真実--幹部士官から四等水兵まで、『坂の上の雲』にも描かれなかった歴史的大海戦の実相と明治人の気概を伝える珠玉の証言集。 924円 海戦からみた日露戦争 戸高一成 「坂の上の雲」で注目される日本海海戦。何がその戦局を分けたのか? 丁字戦法や東郷ターンの陰で公式戦史から消された勝利の真因を、豊富な写真・海戦図とともに解き明かす。日本海軍史の第一人者が描く、単純化された「英雄譚」とは一味違うダイナミックな海軍史! 792円 海戦からみた日清戦争 戸高一成 軍備において劣勢にあった明治海軍は、大国・清といかに戦ったのか。脱派閥、リストラ、専門家育成など、封建主義を乗り越えた海軍建設の歴史を通して、日本の「近代」に改めて光をあてる。稀少図版・海戦図を収録。 792円 「戦記」で読み解くあの戦争の真実 戸高一成 ◆戦後70年、語り継ぎたい痛烈な記憶! 当事者たちによる渾身の記録! ◆「もう2度と戦争は嫌だ」――これは、悲惨な戦争を体験した世代の心からの思いだ。 ところが、戦後70年という長大な時間は、避けがたく戦争体験を語れる証言者がいなくなるという現実を齎している。 悲惨な戦争体験を語り継ぐことの出来る人がいなくなった時、戦争は、戦後世代の人間にとって肌感覚を失ってゆく。 戦争体験はどのように伝えられるのか。 このような状況の中、改めて評価されなくてはいけない戦争の記録、記憶として、いわゆる「戦記」を見直す時が来たのではないだろうか。 ◆本書で紹介する書籍 『戦艦大和ノ最期』『戦艦武蔵』『水木しげるのラバウル戦記』『栗林忠道 硫黄島からの手紙』『きけ わだつみのこえ 日本戦没学生の手記』『知覧からの手紙』『日本のいちばん長い夏』『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』『父 山本五十六』『「昭和天皇実録」の謎を解く』『昭和史 1926-1945』『昭和陸海軍の失敗 彼らはなぜ国家を破滅の淵に追いやったのか』『なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか』『インパール兵隊戦記 歩けない兵は死すべし』『トラトラトラ 太平洋戦争はこうして始まった』『真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝』『ペリリュー・沖縄戦記』『真珠湾収容所の捕虜たち 情報将校たちの見た日本軍と敗戦日本』など 880円 [証言録]海軍反省会 戸高一成 「数百時間に及ぶ、日本海軍中堅幹部の肉声が遺されていたという事実に、驚きを禁じえない。感動した」と、戦史研究家の半藤一利氏も思わず心高ぶった感想をもらされたように、本書は、極秘で開催され続け、その後、現在まで秘蔵されていた、「海軍反省会」の生々しい記録である。「海軍反省会」は、昭和55年3月28日に、水交会で第一回を開催し、以後、12年にわたり継続した。本書は、この第一回から第十回までの会議において、各員が発言した記録のテープを文字に起こしたものである。この十回分を選定したのは、全体量が膨大で、全文の刊行が困難であることもあるが、当初、この程度の会合で、一定の結論を出すことを目的としたため、初期の会合で、重要事項がほぼ網羅されているためでもある。肉声に宿る、真実の証言が満載された、読み逃せない一冊である。 3,600円 [証言録]海軍反省会 2 戸高一成 秘蔵されていた、日本海軍中堅幹部の肉声として話題を呼んだ、「海軍反省会」。本書は、その、第11回から第20回までの議事録を収録した、「証言録」第2弾である。この巻には、軍令部からは、暴走と思われていた、山本五十六連合艦隊司令長官の作戦指導。潜水艦戦に関しては、潜水艦勤務の経験のない参謀が潜水艦作戦を指導していたこと。そして、回天特攻の背景について、第六艦隊参謀であった鳥巣健之助氏の憤りを交えた激しい証言。また、海軍砲術の大家と目されている黛治夫氏の、日本海軍の砲戦に関する克明な報告など、多くの証言が含まれている。今回も、戦史ファン・研究家にとって、読みどころ満載の一冊となっている。 3,600円 [証言録]海軍反省会 3 戸高一成 海軍反省会の第21回から第30回までを収録。この巻では、ドイツ大使館付海軍武官であった小島秀雄氏による、戦時中のナチス・ドイツと日本海軍の関係と交流模様。黛治夫氏、矢牧章氏による、アメリカでのスパイを使った日本海軍の諜報活動などについての証言。真珠湾攻撃にいたる、山本五十六大将の戦艦無用論の真意の考察。中公新書から発刊され当時話題となった、池田清『海軍と日本』に対する、大井篤氏の熱い反駁など、多くの興味ある発言が見られる。現場を知るものにしか語りえない、緊迫感溢れる言葉を満載した一冊である。 3,600円 [証言録]海軍反省会 4 戸高一成 「海軍反省会」全131回の内容をそのまま残すために発刊されている、『[証言録]海軍反省会』の第4巻。第31回から第37回までの議論が収録されている。主だった内容は、第32回における、軍令部参謀三代一就氏の、ハワイ作戦決定までの、軍令部と連合艦隊の衝突といってよいほどの対立が興味深い。第34回では、日本軍の捕虜問題と、船が沈没するとき、艦長が船と運命をともにするという、いわば習慣について議論されている。第37回では、ゲストとして第一委員会の高田利種元少将が出席し、海軍時代の及川古志郎大将が世に誤解されているとして、その思い出を語っている。巻末に、末国正雄氏の「指揮官の所在位置と指揮について」の論文を資料として付す。 3,600円 [証言録]海軍反省会 5 戸高一成 「海軍反省会」全131回の内容をそのまま残すために発刊されている、『[証言録]海軍反省会』の第5巻。第38回から第44回までの議論が収録されている。主だった内容は、第38回において、日本海軍の原爆開発担当者だった三井再男大佐が広島原爆に関わる調査について発言している件。第39回において、戦艦大和設計担当者だった牧野茂技術大佐から、大和設計における苦渋に満ちた深い反省の念が語られる件。第43回における、駐独武官補佐官であった藤村義朗(義一)中佐が語る、ドイツ敗北後、混乱の中でアメリカ・ダレス機関との接触を続けた緊迫の空気などがあり、読みどころは数多い。巻末に、前記の三井再男氏が、原爆投下当日に広島市内で調査し、8月8日にまとめた資料、「八月六日広島空襲被害状況調査報告概要」を付す。 3,600円 [証言録]海軍反省会 6 戸高一成 本巻では、統帥権問題や、軍の政治介入問題について、緊張感あふれる論争が繰り広げられている。語調の激しいやりとりも数多い。主な発言は、第45回における、佐薙毅氏の、帝国国防方針。第46回の日米海軍の作戦計画。第47回の末国正雄氏の統帥権の歴史的説明。中でも、陸軍の政治介入に対する末国氏の、若い軍人が、政治介入で軍ばかりではなく、国が動くという快感で、政治に深入りしているという発言は、現場を見てきた人物の感覚を伝えるものであろう。その他に、第52回での終戦工作についての議論、第53回での、海軍航空軍備計画など。 3,600円 [証言録]海軍反省会 7 戸高一成 「海軍反省会」は、昭和初期から太平洋戦争期にかけて、海軍の中堅士官として過ごした、主に大佐、中佐クラスの士官が、海軍の歴史をそれぞれの体験に基づいて検討、反省することを目的に行われた、秘密裏の会合である。昭和55年から平成3年まで、131回がおこなわれた。本書では、その第54回から第59回までを、生々しい証言をそのままに記録している。主な内容は、開戦直前の航空軍備問題、海軍士官内の差別ともいえる機関科問題、人事制度の問題、海軍の「作戦」の問題点についての総論、情報軽視、教育に関する問題……などである。編者によれば、「海軍の教育問題についての実態が裏付けられる証言が貴重である」と、史料としての重要性もある。巻末に末国正雄「海軍の教育施策と教育施設」論文を付録として収録。 3,800円 [証言録]海軍反省会 8 戸高一成 「[証言録]海軍反省会」の第8巻。第60回から、第68回までを収録する。第60回では、開戦前後の時期における、軍令部作戦課長・富岡定俊と連合艦隊先任参謀・黒島亀人の対立について、「海軍の悲劇であった」という佐薙毅の発言が見られる。第63回では、「い号作戦」「ろ号作戦」の実施は、永野軍令部総長の失言のつじつま合わせであったことが明らかとなる。第64回では、軍令部における伏見宮問題の今だから言える話が展開。第65回では、軍令部における情報共有の危うい事実が、末国発言によって明かされる。第66回では、及川古志郎大将の評価をめぐって、三代氏と大井氏が感情むき出しで激しい言い合い……など、回を重ねるにつれて、自由闊達な発言態度が見られるようになっており、興味深い発言が数多く出現している。建前は史料として発刊しているシリーズであるが、読み物としても魅力十分な一冊である。 4,800円 [証言録]海軍反省会 9 戸高一成 『[証言録]海軍反省会』の第9巻。第69回から第92回までのうち、録音記録の残る8回分を収録する。本巻は、録音記録が欠落した回が最も多くなっている時期に当たっており、会の議論進行が追いかけにくい感は否めないが、そんな中でも貴重な議論が多く含まれている。まずは、各巻で必ず触れられる「真珠湾攻撃」「山本五十六」に関する論議。今回は、第二撃問題についての源田実氏の証言の虚実が語られるが、常にこの反省会に登場するこの二つの議題は、大日本帝国海軍における根本問題を含んでいるのではないかということが、極めて強く感じられてくる。その他に、黛治夫氏が初めて語る、「命中率3倍の根拠」。ミッドウェー海戦、雷爆装転換問題。豊田隈雄氏による、「戦争裁判における海軍の駆け引き」など、読みどころ満載である。 4,800円 [証言録]海軍反省会 10 戸高一成 『[証言録]海軍反省会』は11巻で完結である。この10巻では、第93回から第112回までを収録する。これらの回は昭和62年から平成元年にわたり収録され、昭和天皇のご崩御があり、また高齢の会員が徐々に出席できなくなる傾向が出始める時期である。「小柳史料」編纂の背景と海軍出身者としての感想や、連合艦隊における暗号についての意識の低さなど、日本海軍の技術的な問題点も明らかになる。陸海軍との対話不足の実態や、どのようにして日米開戦の「空気」が醸成されていったか、伏見宮軍令部総長、嶋田海軍大臣の問題点など、談論風発の中に事実が浮かびあがる。 5,800円 [証言録]海軍反省会 11 戸高一成 2009年夏の刊行開始から10年、この11巻をもって『[証言録]海軍反省会』は完結である。最終11巻には113回から131回までの録音が残された17回分を収録した。統帥権問題、特攻、5・15事件などの論議の後、丁度、「文藝春秋」が平成2年12月号に掲載した、「昭和天皇独白録」が話題を呼んだことから、反省会のメンバーも大いに興味を抱き、3回にわたってその真偽を含めた厳密な論議を展開している。また、巻末には、全巻の総目次を掲載した。残された400時間分にわたる録音の活字化は、多くの回に裏方として参加し、発言者の声を聞き分けられる唯一の人物である編者なくしては成らなかった。貴重な記録が残された記念すべき一冊である。 7,399円 特攻 知られざる内幕 戸高一成 特攻はなぜ始まったのか、なぜ止められなかったのか――。当時の内幕を知る海軍中堅幹部たちが「海軍反省会」で語った、知られざる真相とは? 「海軍反省会」とは、旧海軍の中堅幹部であったメンバーたちが、昭和55年から平成3年まで、131回にわたり行った会議である(全録は『海軍反省会1~11』としてPHP研究所より刊行)。この海軍反省会は文字通り、海軍の失敗を検証し、後世の参考に記録を残すことを目的としていた。その録音テープには、第二次世界大戦中に作戦計画や戦場での指揮をとった人々の肉声が、約400時間にわたって残されている。本書は、「海軍反省会」における膨大な議論の中の、「特攻」に関わる主要個所を取り上げてまとめたものだ。特攻の記録から、軍令部や海軍省、艦隊などの現場で「特攻を送り出す側」の現実と本音が鮮明に表れている証言を収録している。当時の様子が生々しく伝わってくるとともに、会を重ねていくなかで、特攻を巡る様々なことが明らかになってゆく。平成の終わりの今だからこそ、必読の書。 950円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 戸高一成