ヤマケイ新書 山登りでつくる感染症に強い体――コロナウイルスへの対処法
齋藤 繁
コロナ禍が蔓延するなかで、医療現場の最前線で闘う山のドクターが提唱する、病気の克服と免疫力の重要性
病気に負けない強い体を作るため、健康に配慮された食生活と無理のない運動習慣が重要かを主張してきた著者が
山登りが「免疫力」の向上に寄与することを解説する。
登山は多くの人に気軽に取り組め、ちょっとしたポイントを抑えるだけで、体をパワーアップさせることができる。
本書は、コロナウィルスの第2波襲来の渦中のなかで、コロナウィルス感染の実態と、
「免疫力」が感染症予防にいかに大切かを著わした解説書。
コロナの実態を明らかにし、免疫力強化の必要性、臓器を鍛えることで感染予防にもなることを解き明かす。
そして登山が、最も効果的だったことを実際の数値データを引きながら検証する。
■著者紹介
齋藤 繁(サイトウ シゲル)
1961年群馬県高崎市生まれ。群馬大学大学院医学系研究科教授。群馬大学医学部付属病院集中治療部部長。
大学生時代にワンダーフォーゲル部に所属し、国内各地で登山に励む。
1992年日本ヒマラヤ協会クラウン峰登山隊に参加し、高所登山に関する医学研究に取り組む。
その後、山岳イベントの医療支援活動や一般登山者の健康管理に関する啓蒙活動などを行なっている。
最近は日本山岳会群馬支部主催の「健康登山塾」塾長として活動、中高年登山者の健康増進に寄与している。 990円