田辺青蛙 4件 人気順 新着順 致死量の友だち 田辺青蛙 一緒にあいつらに復讐しましょう。 凄惨な虐め、離散同様の家族――「死」を覚悟したとき、傍らでささやく美しいクラスメイト。 彼女は毒を隠し持つ麗しい女王蜂だった。 「別に、生きていて欲しい人なんていない……」 学校で苛烈な虐めをうける宇打ひじり。死をも考え始めてしまうような状態の中、美しいクラスメイトの夕実から一緒に復讐しようと誘われる。夕実も校内で悍ましい仕打ちをうけていたのだ。夕実に誘われるまま、毒を使って仕返しを考えるようになったひじりは、彼女から毒の知識を得ていくが、美しい彼女へ憧れや恋に似た依存を強めていく。そんな中、ひじりが絶望に打ちひしがれる事態が起こり、思わぬ事件に発展してしまう。その悲劇の裏にひそむ悪意にひじりは動揺しながらも、クライメイトとともに事件を探るようになるが、ついには学園中を巻き込んだ大きな惨劇が発生してしまう。 ――その裏には驚きの事実が待ち受けていた。 「そう、なら皆殺しでいいのね」 1,870円 人魚の石 田辺青蛙 真っ白な自称人魚の男と寺で同居することになった私。 いつしか奇妙な力が芽生えて…。 奇想小説の異端児が放つ長篇が待望の文庫化! 小さい刻の愉しい記憶をもう一度味わうために、私は誰もいない寺に帰ってきた。 私が池で見つけたのは、真っ白な自称人魚の男『うお太郎』。 人魚にも見えないが、人間とも思えない不思議な生物だった。 うお太郎は「この寺の周辺には奇妙な石が埋っており、私にはそれを見つける力がある。 石には記憶を忘れさせたり、幽霊を閉じ込めたりする力が宿っている。 早く見つけろ」と言うのだが……。 書評家熱賛!奇想小説の異端児が放つ長編が待望の文庫化。 759円 生き屏風 田辺青蛙 村はずれで暮らす妖鬼の皐月に、奇妙な依頼が持ち込まれた。病で死んだ酒屋の奥方の霊が屏風に宿り、夏になると屏風が喋るのだという。屏風の奥方はわがままで、家中が手を焼いている。そこで皐月に屏風の話相手をしてほしいというのだ。嫌々ながら出かけた皐月だが、次第に屏風の奥方と打ち解けるようになっていき――。しみじみと心に染みる、不思議な魅力の幻妖小説。第15回ホラー小説大賞短編賞受賞作。 506円 モルテンおいしいです^q^ 田辺青蛙 アメリカグルメ、いただきます! 作家夫婦が、ひと夏アメリカで過ごした驚きの体験を嫁目線で語る、不思議で不気味で愛情溢れる、オモシロ日常エッセイ! シカゴのワールドコン(SFイベント)に参加し、サンフランシスコへ。夫氏が決めた旅程は空路ではなく、なんと大陸横断鉄道。50時間列車に揺られて始まった波乱万丈な3ヶ月の珍道中! 「モルテン」とは... 童話「ニルスの不思議な旅」で少年ニルスを背に乗せて運んだガチョウ。「おいしい」ということは移動手段を食して失ってしまうことになるが、今後の交通の便よりも目先の満腹を選んでしまう、この度の行き当たりばったり感を象徴している。 1,223円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 田辺青蛙