古山和男 2件 人気順 新着順 明治の御世の「坊っちやん」 古山和男 「坊っちやん」はいったい誰なのか――夏目漱石の『坊っちやん』には物語の不自然な展開や特異な表記が散見されることが知られている。ところがそれらは読む人が読めばピンとくる「仕掛け」であった。夢幻能の様式を借り、戯作の手法を駆使して生み出された諷刺文学――これこそがこの国民的小説の神髄である。漱石は、表だって語れなかった明治藩閥政府や日露戦争への痛烈な批判を、痛快な物語の中に込めていたのである。直筆原稿に基づいた斬新かつ冴え渡る「読み」によって、「坊っちやん」のもうひとつの姿が浮かび上がる! 1,980円 秘密諜報員ベートーヴェン(新潮新書) 古山和男 ベートーヴェンが「不滅の恋人よ」と呼びかける三通の「ラヴレター」は、いまだに、誰に宛てて書かれたのか、決定的な証拠はない。この音楽史最大のミステリーに、新説が登場! 実はこの手紙は、一八一二年の夏、全ヨーロッパを巻き込んだ大事件の中で、楽聖が「政治的危機」を友人に伝える「暗号」だったというのだ。果たして真説か。三通の手紙から壮大なスケールに広がる歴史絵巻、ここに開幕! 660円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 古山和男