深田祐介 6件 人気順 新着順 大東亜会議の真実 深田祐介 昭和18年11月、戦時下の東京にタイ、ビルマ、インド、フィリピン、中国、満州国の六首脳が集まり、大東亜会議が開催された。史上初めて一同に会したアジア諸国の代表が「白人支配からの解放」を高らかに謳いあげた時、日本の戦争は、欧米帝国主義を模倣して権益を追求する侵略戦争から、アジア民族解放の大義ある戦争へと大きく性質を変えたのであった――。本書は、戦況が思わしくない時期に突然開催された大東亜会議の真相について、当事者の証言をもとに丹念に検証した画期的労作である。戦後の呪縛ともいうべき“東京裁判史観”の虚偽を正し、日本にとって、アジア諸国にとっての戦争の意義を明らかにする。大東亜会議は「アジアの傀儡を集めた茶番劇」ではけっしてなかったのだ。本書は91年文藝春秋刊『黎明の世紀』に大幅な加筆と修正を加えたもの。文芸評論家である福田和也氏との特別対談も収録。 750円 炎熱商人(下) 深田祐介 所長・小寺の誠意と情熱、日比混血のローカル社員フランク・佐藤や出向社員石山たちの努力で本社の要求を満たし、業績をあげたマニラ事務所は「支店」に昇格した。小寺の抱く理想、若い石山と女学生レオノールとの国際恋愛、そして支店の業績も、いまや順調に実を結びはじめるかに見えた。だが、本社の思惑と支店の考えのズレ、日本人とフィリッピン人の間の感情のもつれ、そして今に尾を引く戦争の傷跡、次々と新たな難問が生じ、ついに最悪の事態が……。 641円 暗闇商人(上) 深田祐介 イギリスに子連れで留学中の元女優・佐久間浩美が突如、ベルリンで北朝鮮関係者に拉致された。ロンドン駐在の商社マン安原は事態の異常を察し、浩美の安否を確かめようとするが、すでに浩美は北朝鮮・平壌に移送された後だった。浩美は平壌の招待所に監禁され金正日のもとに連行される。そこで彼女が強要されたのは屈辱的な任務だった──。北朝鮮による日本人拉致事件と連合赤軍によるさまざまな国際事件を彷彿させる問題作。1990年当時、拉致の実態はここまでわかっていた! 611円 暗闇商人(下) 深田祐介 息子と引き離され、平壌に拉致された浩美。浩美の義父と恋人は、北朝鮮へ救援に向かう。一方、テロ集団・日本赤衛軍は新たな人物に狙いを定め、フィリピン・マニラへ。ターゲットは商社支店長。誘拐集団にも、被害者側にも、隠された思惑があり、事件はいよいよ混迷してゆく。現実の誘拐事件「若王子事件」をモチーフに、ソウル・オリンピック直前の北朝鮮とテロ組織の謀略を、恐ろしいほどリアルに、壮大に描き出す「今だから理解できる真実の断片」に満ちたストーリー。 611円 スチュワーデス物語 深田祐介 アテンション・プリーズ! TVシリーズ化されて高視聴率をとった、あのドラマの原作です。空の上の仕事に憧れて入社してきた極東航空スチュワーデス577期生は、超個性的なメンバー揃い。鬼の村沢教官の特訓を何とかしのいだ“ドジでノロマのカメ”たちは、ついに見習い乗務に移り、羽田の訓練所から世界へ羽ばたいたのだが、慣れない機内で次から次へと珍騒動を巻き起こす。松本千秋以下、同期の新人スチュワーデスたちがくりひろげる、さわやかな涙と笑いの空の青春物語。 440円 炎熱商人(上) 深田祐介 中堅商社のマニラ事務所長小寺は本社の要請で未経験のラワン材取引きに手を染めた。しかし現地の人々との信頼の上にビジネスを進めようとする彼の前に、厳しい現実が次々とたちはだかってくる……。炎熱の地で困難な国際ビジネスに情熱を燃やす男たち。しかもそこは戦争の傷跡を色濃く残す地であった。第二次大戦当時の日本軍とフィリッピン人との関わり合いを一方に、現代の国際商戦をもう一方に置いて語る巧みな展開と、壮大なスケールで描きあげられた直木賞受賞作品。 605円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 深田祐介