高橋 治 15件 人気順 新着順 絢爛たる影絵―小津安二郎 高橋 治 小津安二郎を知るにはこれ以上の本はない!『東京物語』の助監督をつとめた作家・高橋治が、原節子や岸恵子などの華麗なエピソードまじえつつ語る、巨匠・小津安二郎の光と影。映画論としても出色の幻の名著復刊! ●収録作品 絢爛たる影絵/幻のシンガポール 小津安二郎の代表作、『東京物語』で助監督をつとめた作家・高橋治が伝説の巨匠の生涯を鮮やかに蘇らせたノンフィクション・ノベル。カメラマン厚田雄春ほか、笠智衆や岸恵子、篠田正浩、大島渚など、生前の小津を知るゆかりの人々を訪ね歩き、多くの文献に基づきながらも、あくまでも高橋治自身の眼で見た小津、セットの空気を一緒に吸った小津を語る。小津のシンガポール時代を書いた短編も併録。 1,386円 秘伝 高橋 治 巨魚に挑む男たちを描いた直木賞受賞の大ロマン。長崎県西彼杵半島の西海岸を舞台に、二人の釣り名人と怪魚イシナギの死闘劇の幕は切って落とされた。まるで潜水艦のような黒い影が潜む海中に、特殊な工夫を施した必殺の仕掛けが送り込まれていった……。他に中編「赤い海」を収録。 550円 星の衣 高橋 治 「あの人の星を織り出そう」……機(はた)に浮かぶ模様が、忘れがたい男の優しさを、忘れてしまいたい男の面影を、織り出していく。沖縄の伝統織物に生涯をかける二人の女――汀子(ていこ)は亡き夫へ捧げる[首里織]を、尚子(しょうこ)は新しい人生の証となる[八重山上布(じょうふ)]を。生と愛の情念を織り上げる女のひたむきさを描く、感動の長編小説。吉川英治文学賞受賞作品。 1,047円 男波 女波 放浪一本釣り(上) 高橋 治 放浪(さすらい)の漁師・波太郎対決の海へ……。海をイジメるインチキ釣り師たちよ、俺が本物の名人技を見せてやる! ーー鯛釣り名人「四本竿の波太郎」は、海をコマセで荒らし回る自称「釣り文化人」に、投げ釣り勝負を挑む。そこに、暁子・久乃の美女2人もからんで、大波乱。海洋環境への思いやりにあふれた痛快作! <上下巻・『さすらい波太郎――伊勢湾彷徨/紀州沖急追/熊野灘対決(全3巻)』改題作品> 942円 高橋治のおくのほそ道ほか シリーズ古典(6) 高橋 治 みずみずしい言葉と感性。いま、古典が甦る! 第一線で活躍する作家が手がけた古典現代語訳の決定版シリーズ! 『奥の細道』ほか近世俳句の最適入門書。 五・七・五に凝縮されたことばのきらめき! 芭蕉の『奥の細道』ほか、『山中三吟両吟歌仙』、蕪村の俳詩など近世名句の数々を、高橋流解釈とともに味わう! 1,100円 うず潮のひと 高橋 治 天草の海を背景に描く、若い未亡人の秘めた愛の物語! ーーカメラマンの夫を亡くし故郷の港町へ帰り、美しい海の町の天草・牛深で、特産の海産物加工品を本物の味に創り上げようとがんばる、若き未亡人・千帆子。夫の面影に守られ、頑固な父親と名人肌の海女や慕って集まる若者たちに支えられて、ようやく彼女の努力が実を結ぼうとしたとき、年下の純情な青年が現れて愛を告白する。自然と恋愛を大らかに描いた力作。長編恋愛小説。 660円 男波 女波 放浪一本釣り(下) 高橋 治 女も海も、釣るなら本気(マジ)で惚れてみろ! 4名人の熊野灘決戦! 出るか秘技・四本竿……そして恋の行方は? ーー宿敵「沖泊り源平」を那智勝浦に追いつめた波太郎。インテリ漁師や山林王、そのジャジャ馬孫娘まで巻き込んで、組んずほぐれつの名人対決を展開する。海と魚を真に愛する男たち・女たちの競演! <上下巻・『さすらい波太郎――伊勢湾彷徨/紀州沖急追/熊野灘対決(全3巻)』改題作品> 942円 さすらい波太郎 再会遠州灘 高橋 治 下田、西伊豆、浜名湖から北海道へ! 釣り対決に美女が加わり、壮絶な冒険行! 魚に対する敬意と海への愛情ロマン! ーー鯛釣り名人・波太郎は、アメリカから戻ると、下田から西伊豆、浜名湖へと、修行の旅を続ける。沖泊り源平とのカツオ釣り勝負は、写真家と地元漁師が加わって、大波乱。負けた方が陸(オカ)に上がる条件で、再び対決を迎えるが、事態は一変。美女・暁子と波太郎は、北海道へ飛ぶ。魚に対する敬意と海の愛し方を説く、真の男の冒険行! 660円 さすらい波太郎 相模湾慕情 高橋 治 海を愛する男の、恋と釣り修行のひとり旅! 波乱に満ちた釣り師の海洋ピカレスク! ーー美女・暁子と再会したのは、真鶴。放流された鯛モドキをコマセで釣る船の前で、本物の腕を披露した武者修行中の波太郎は、暁子の前で名人沖泊りの源平に挑戦する。勝負は「忍法墨流し」。敗れた波太郎は、再挑戦を約束して、アメリカ西海岸へ旅立つ。最近の誤った釣りブームを痛烈に批判して大好評の、海洋冒険小説。 660円 さすらい波太郎 房州沖純情 高橋 治 海を愛するがゆえの痛烈な釣り客批判! 名人・波太郎の恋と冒険の武者修行の船出! ーー「釣りの腕では誰にも負けぬ」と自信たっぷりの「四本竿の波太郎」の船へ現れた美女は、沖泊り源平の娘・暁子だった。源平からの挑戦を受けて立った波太郎は、故郷・千葉の港から、各地の名人を訪ねる修行の旅に出る。目指すのは、東京湾の対岸から小坪。暁子との再会は、思わぬ展開となった。痛烈な文明批評にあふれた海洋譚! 660円 花と心に囲まれて 高橋 治 映画のこと、小津安二郎監督への想いの数々、旧制高校時代を過ごした金沢の街、人々──。焼きもの、釣り、つつじと深く触れあってきた著者が、ひとつひとつの出会いを大切にして綴りあげた、心あたたまるエッセイ集。自然が育む豊かな生の営みを、一人の人間として眺める著者の眼差しは、やさしく、そしてきびしい。 660円 人間ぱあてい 高橋 治 千葉で生まれ、旧制四高のあった金沢を第二の故郷とし、映画監督から直木賞作家になった半生を、忘れえぬ人々=岸恵子・山本富士子・サイデンステッカー・小林正樹・小津安二郎・藤原審爾氏ら40数人を通して語る、人と人との出会いの素晴らしさ。人生の出会いの不思議さを謝辞をこめて語る、人物エッセイ。 660円 夜光貝岬 高橋 治 ずっと考えて来ていたことは……誇らかに花咲かせたい……咲く君のそばにいたい……。芭蕉布を勉強するために沖縄に来ていた緋紗代の前に現れた、事業家・武富とホテルの支配人・伊集院。珊瑚礁の美しい徳之島を舞台に、愛人と夫の二人の間を揺れ動く女ごころを肌理細かに描く「夜光貝岬」、ほかに「沖ノ蔵千畳敷」「薩摩ずべい釣り」を収録。海に生きる男と女の愛の形を描く、珠玉の短編恋愛小説集。 660円 春朧(上)(新潮文庫) 高橋 治 岐阜県・長良川河畔で老舗の旅館を営む日野家の嫁、沙衣子は、主婦業に専念していたが、夫が急死したため、素人同然の身で若女将となった。悩みの種は姑の松乃。伝統や格式にこだわり、客よりも旅館側の都合を優先する松乃の考え方は、沙衣子とは相反するものだった。やがて沙衣子は、理想のもてなしができる旅館を新たにつくろうと決意するが、その道のりは遠く険しかった……。 550円 春朧(下)(新潮文庫) 高橋 治 自分の無力さを痛感した沙衣子は、かつて恋心を抱いた建築家・宗野徹也への想いを蘇らせていた。その想いが通じたかのように、沙衣子は十数年間、行方知れずだった宗野との再会を果たす。共に歩む運命を予感した二人は、出会いから長い時を経てようやく結ばれた。宗野は沙衣子のひたむきな心に動かされ、素晴らしい旅館を築きあげる。しかし沙衣子は、ある決意を固めていた……。 550円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 高橋 治