田辺聖子 86件 人気順 新着順 結婚ぎらい 田辺聖子 「二度と結婚せえへんデ。僕はもう、結婚はコリゴリやがな」倉田は、つくづくそう思う。惨憺たる結婚生活を解消すると、心から幸せになれた。しかも、若い女の子からも急にもてはじめ、別れた妻に「ざま見さらせ」といい気になったが……。《究極には男のキライなのは、「女」じゃないか》と考える著者が、七つの〃キライ〃をキツーイ筆致で描いた連作小説集。 550円 嫌妻権 田辺聖子 〃嫌煙席〃ならぬ〃嫌妻席〃に男が座ったら……。妻が嫌いで、かくし部屋を持つ夫。離婚した後も、前の女房と安らぐ男。ワルイ女の子とつき合いながら、かえってワルイほうがたすかると思っている男。などなど……。男は女房(ヨメハン)のいないところで、いつも活躍している!? 中年男の哀愁と切なさを、飄々(ひょうひょう)と謳いあげる新夫婦七景! 550円 源氏紙風船(新潮文庫) 田辺聖子 「源氏物語」は、何ゆえ千年にもわたって絶えることなく読みつがれ、語りつがれてきたのか――。光源氏と彼をとりまくあまたの女、物語を飾る着物、美術工芸品などなど、舞台背景となる宴について、作者・紫式部のこと……。それぞれのテーマごとに、「源氏狂い」「源氏酔い」を自認する著者が、思いがけない角度から限りない優しさをこめて語る、くめども尽きぬ〈愛の古典〉の魅力。 495円 ヨーロッパ横丁たべあるき 田辺聖子 食通おせいさんがカモカのおっちゃんと、ローマ、ヴェニス、マドリッド、バルセロナ、パリの五都市で赤堤燈、屋台(もちろん、一流レストランも)を求めて飲み食いのハシゴをしながら、ヨーロッパの食文化、そして日本の食文化を大考察する。はたしてふたりがたどりついた「横丁の味」とはなんだったのか? 名所旧跡めぐりの旅では見えてこない、現地に住むひとびとが味わう等身大の食を通して、ヨーロッパの下町の生活を胃袋で体験したグルメ紀行。 440円 女の長風呂(1) 田辺聖子 男と女がかもしだす性の微苦笑をこれほどおもしろおかしく訴えてベストセラーになった読物は、古今東西に例を見ない。軽妙洒脱、ここと思えばまたあちら、おだやかな語り口にのせて、やんわりほんわり、はたまたずんばらり──本書俎上にあがったお題は、男の欲望、女の性欲、セーラー服に乱交パーティ、痴漢に混浴、身内とエッチ、面食い男の単純回路、女からみたキビシイ男の品さだめ。たおやかなカマトト顔で男性の本音に迫りくる才女作家の、あっけらかんとしたお色気談義! 440円 女の長風呂(2) 田辺聖子 白髪まじりに中年ぶとり、しかし心の中は、男ならば永遠の男性性、女性ならば女性性をみごとにたもちつつ、猥雑さを洗練に昇華させた大人のおしゃべり続編。話はいよいよ佳境に入り、揺れ動く女心と女体の相関関係の不可思議、玄妙さをやんわり、しかし鋭く──「さわやかさ」と「おかしみ」あふれる粋談に。演題は名器・名刀、酒色、ダマす女、馴れ馴れしい男、ヨバイのルール、浮気心、パイプカット、あそこの名称、二号はん、女のふんどしetc……。 440円 12345 TOP 電子書籍(本・小説) 田辺聖子 5ページ目