田辺聖子 86件 人気順 新着順 田辺聖子の古典まんだら(上) 田辺聖子 女でも男と対等の生活をしたいという夢を描いた『とりかへばや物語』。女手だからこそ子を失った悲しみを綴ることのできた紀貫之。おませな少女の会話をリアルに描いた『浮世床』。『古事記』『万葉集』から『枕草子』『平家物語』『徒然草』、さらに江戸文学まで、古典をこよなく愛する田辺聖子が、その魅力を縦横無尽に語る。 1,232円 田辺聖子の古典まんだら(下) 田辺聖子 女でも男と対等の生活をしたいという夢を描いた『とりかへばや物語』。女手だからこそ子を失った悲しみを綴ることのできた紀貫之。おませな少女の会話をリアルに描いた『浮世床』。『古事記』『万葉集』から『枕草子』『平家物語』『徒然草』、さらに江戸文学まで、古典をこよなく愛する田辺聖子が、その魅力を縦横無尽に語る。 1,232円 春のめざめは紫の巻 新・私本源氏 田辺聖子 須磨の流人生活から京へ戻り、政界最高の実力者となった光源氏。三十を過ぎてオジンの仲間入りだが、本人は都一の美男と自惚れ屋のまま。相変わらず色恋に熱心で、意中の姫のもとへ通うのだが……。少女から思い通りに育てたはずの紫の姫に翻弄され、生真面目な末摘花には興ざめの対応をされ、思いのズレル散々な日々。「源氏物語」の女人側からみた源氏の恋物語を現代風に描く愉しい古典パロディ。 555円 やりにくい女房 エッセイベストセレクション2 田辺聖子 これぞエッセイの真髄! まだ読んでいない貴方は幸せ者! 「昔の女房というものは、いつでも男のいうたときに寝てくれとった」「といいますと」「男とオナゴはいつもいがみ合い、ケンカしてる方がええのです」「どうしてですか」――。おせいさんとカモカのおっちゃんが、今宵も酒を片手に語り合う、旦那と女房のオツな関係、ブスと美人の人生収支。1971年から16年の長きにわたり週刊文春に連載された「女の長風呂」シリーズから選び抜いた、ベスト・オブ・田辺エッセイ第2弾! 641円 男と女は、ぼちぼち 田辺聖子 男も女も年寄りも人間は可愛げが大事。笑わせたり心を和ませたり、相手に届く言葉を多く持っている人こそが大人だと著者は言う。人生に行き詰まった時「こうあるべき」ではなく、「まぁそんなこともあるな」と思えるかどうか。生きるヒント満載の田辺語録集。 660円 愛の風見鳥 田辺聖子 愛に定義など本来ありはしない! 数人の男性から愛を打ちあけられて、ピンクムードで幸せいっぱいの亜以子が得たものは……。麻子が突然の事故を目撃したとき、その妻ある男のうろたえぶりは…。さまざまな愛と、愛のたどる道を、ある時は甘く、ある時は辛辣に、情感豊かに読者に語りかける。 440円 オムライスはお好き? 田辺聖子 窓際族とさげすまれ、女房、子供にいびられる中年男は卵料理に生きがいを見いだした。シブチンでええ格好しいの妻、親爺を煙たがる子供らに囲まれて、孤独で寡黙なお父さんの胸の中の呟きが、おかしくて哀しい表題作。やっと建てたマイホームを女房一族に占領され、挙句の果てに転勤命令。愛家家の悲哀を描く「かたつむり」他、男権弱化の世の中で夕暮れを迎えた男女の甘くも苦い極めつきの7編。 440円 九時まで待って 田辺聖子 蜜子は31歳。作家浅野稀と共棲みして5年。つつましいアパートから始まった暮らしは、稀が売れっ子になるにつれて豊かになっていく。甘え上手で子どものように寄りかかってくる男との生活。だが最近、彼は独身を装い、蜜子の存在を世間に隠すようになった。心に少しずつ澱を感じ始めた蜜子の前に、味わい深い中年男と少年らしさを残した青年が現れて……。華やかな都会を舞台に描くほろ苦い恋物語。 440円 恋のからたち垣の巻 異本源氏物語 田辺聖子 貴公子として名高いウチの大将こと光源氏。恋のドキドキとスリルを味わわぬとオジンになってしまうとばかり、以前に増してマメマメしい。今宵も、新しい恋を求め、ご婦人がたの間を飛び歩く。猛々しい貞女。男嫌いの姫君。色気より酒気の女房。りりしい武者姿の女盗賊……。お供は、人生キャリアたっぷりのヒゲの伴男。おお忙しの主従コンビが京の都でくりひろげる恋と笑いの大冒険。面白源氏物語。 440円 ベッドの思惑 田辺聖子 恋も仕事もキャリアを積んだ、あかり31歳。ワンルームマンションで念願の一人暮らしを始めた。お気に入りのベッドを買って、バスルームで身体を磨き、妄想と希望は膨らむばかり。年下の文夫、同僚の梅本、オッサン角田など、言い寄る男は多彩だが、なぜか結婚にはいたらない。ソノ気になる相手は、いつ現れるのか。人生を楽しく優雅に過ごす女達の夢と本音をユーモアに包んで描く長編恋愛小説。 440円 楽老抄 2 あめんぼに夕立 田辺聖子 老いは、嫌忌・排斥すべきものではなく、それの楽しみ、または楽しみかたを知る機縁になる。老いればこその、人生の楽しみかたもきっとある。た「だ」しいことはやめてた「の」しいことだけ、しようと思う――。身近な俗事や世間のうわさ、とりとめもなき感慨を昭和党のみんなと酒を酌み交わしながら語り合う至福。「女のおっさん」「怪っ体な若者」「可愛げ」等、ユーモアと飄々とした優しさがしみる極上エッセイ集。 440円 楽老抄 3 ふわふわ玉人生 田辺聖子 面白さとご利益が両立する「源氏物語」の豊かさ。「古事記」「日本書紀」の英雄や美女、怪獣への眷恋。豊饒で繊細なオーケストラを聴くような「萬葉集」。人情の諸訳、恋も青春も涙も友情も詠う川柳。歳を重ねてなお、発見と示唆に富む古典の奥深さ――。一茶、漱石、折口信夫、井伏鱒二に太宰治。チェーホフやサガン……。幼き頃より親しみ愛した物語や書物を言祝ぎ、読むことのよろこびを伝える極上エッセイ。 440円 楽老抄 4 そのときはそのとき 田辺聖子 人の一生、山あり、川あり。才能も資本もちょびッとあれば、それを回し回しして“今のところは”でつないでいく。人生は“今のところは”の連続でええのんちゃうか……。浪花文化、男のイイ顔、明治女の剛腹、父の掌、宝塚観劇、源氏物語の魅力など。歳を重ねるほどにオトナ文化の妙味を発見し、人生を楽しくする秘訣はなにか。老いも死も飄飄と包み込む、ユーモアと温かさに満ちた珠玉のエッセイ。 440円 ラーメン煮えたもご存じない(新潮文庫) 田辺聖子 インスタントラーメンだって工夫ひとつでおいしく食べられます――。柔らかい心で生きなければと思いつつも、今日び余りにも馬鹿げたことばかりで疲れます。自分中心の若者の無礼なること、権力志向する男の愚かしきこと、そして結婚だけが生きがいの女の鈍なること。しかしなぜか人生面白く人間商売やめられぬのだ。この恐ろしい世の中を、もっと柔らかい心で楽しく生きるために。 660円 おせいさんの落語 田辺聖子 抱腹絶倒! おせいさんの創作落語の数々。不良老人に、女房の尻に敷かれっ放しの甲斐性なし野郎ども、妻に家出され、すずめを女房にした男……。どこかに有りそうな話から、荒唐無稽な話まで。上方言葉に乗って、おせいさんの筆がさえる。傑作11篇を収録。 660円 窓を開けますか?(新潮文庫) 田辺聖子 私、岸森亜希子、三十二歳のOL。“極楽とんぼ”と言われながらも、自分のタイムテーブルに従って楽しく生きているうちに、自然にハイ・ミスとなってしまった。恋人はもちろんいるけれど、オトナの女ともなれば、すんなりゴールインとはいかぬ事情があるのだ……。結婚へのあこがれと不安が交錯する、さまざまな独身女性の心の窓の風景を、ペーソスとユーモアで描く長編小説。 770円 人間ぎらい(新潮文庫) 田辺聖子 夫の女ぐせの悪さに嫌気がさし家出した桐江は、連れ込み旅館で働いている。今は何が起ころうと無感動、寂しさも消え、なぜか安心して暮している桐江。それは、「人間ぎらい」(表題作)になったからなのか――。夫に裏切られる女、妻に踏みにじられる男。男と女の、相寄り相離れる感情の動きや不可思議な成り行きをユーモアの中に、ほんの少し人生のホロ苦さをミックスして描く9編。 550円 イブのおくれ毛(1) 田辺聖子 長湯からあがり、秋のはつ風におくれ毛を吹かれながら語り明かす、酒と笑いとお色気たっぷりのおとなの会話。軽妙な関西弁で交わされるおしゃべりには、オトコとオンナの深くはてしない思惑の差異や政治へのユーモアあふれる提言などが、みごとな観察によってさわやかな笑いにされている。《内容の一部》男の三大ショックとはなにか、女の三大ショックとは? 二夫二婦という画期的アイデア、子宮作家、快感貯金、ナニをナニする、男の性的能力、スレチガイ、男のいじらしさ。 550円 イブのおくれ毛(2) 田辺聖子 「イブのおくれ毛(1)」に続く好評エッセイ。ほんのりおいろけ、やんわりユーモア、たおやかな女のぬくもりをスキン・ツゥ・スキンで語るその奥には豊かな人生があり、確かな真理がある。《内容の一部》下着考現学、女性蔑視、愛蔵品と愛用品のちがい、旅の不愉快、いやらしいコマーシャルとはどんなもの?、中年女のくどきかた、非常識ごっこ、ヘンな町・神戸、好色癖、醜女好み、悪人列伝、女実業・男虚業、男イチコロ女の告訴、ご落胤、婚前交渉、大人物考。 550円 ずぼら 田辺聖子 あと半年で三十歳──。 秒読み開始になってから、女の三十がたいへんな区切りだと気づいた私。泊まりがけの尾道(おのみち)旅行で「大事な話」を切りだそうと思ってるのに、塩田(しおた)の奴、なんで、のべつ幕なしに酒飲むのっ!? ま、すこうし酔った塩田、好きだけど……(表題作)。 因縁、奇縁、くされ縁。女心と男心は、すれちがうからおもしろい。六つの不思議な物語。 440円 12345 TOP 電子書籍(本・小説) 田辺聖子 4ページ目