子母沢寛 3件 人気順 新着順 国定忠治(新潮文庫) 子母沢寛 土地の親分を斬って旅に出た国定忠治が関八州を股にかけ、なじみの深い府中宿にさしかかると、恩義ある万太郎親分が殺されて一家は離散、いとしいお光は行方不明と聞かされた。たちまち若い仁侠の血は恋と意地に燃えたぎる。市井無頼の徒のいだく悲しい英雄主義、厳しく美しい義理人情……。昭和七―八年、東京日日新聞連載。股旅ものの第一人者として作者の盛名をはせた傑作。 660円 父子鷹(上)(新潮文庫) 子母沢寛 名代の分限者・男谷家に生れ、四十俵余の小普請・勝家の養子となった剣豪・小吉は、男谷の父と兄の運動が功を奏して仕官の道がひらけたのも束の間、誤って卑劣な役人をその手で殺してしまう。しょせん、情実と賄賂のうずまく権勢にまっ向から抗して仕官を断念、わが子・麟太郎(海舟)にすべての夢を託して、清廉・直情、市井に生きる父と子と。菊池寛賞受賞のきっかけとなった傑作長編。 770円 父子鷹(下)(新潮文庫) 子母沢寛 勝海舟の活躍の礎を築いたのは、全編を貫いて流れる父子愛であった……。勝小吉・麟太郎(海舟)父子の交渉をビルドゥングス・ロマン風にたどった作品。勝小吉の江戸っ子侍そのままな行動や、彼らを取り巻く市井人の素肌が、幕末江戸の風物詩のなかにみごとに融けあっている。『おとこ鷹』の第一部をなす、著者の代表的作品の一つである。 715円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 子母沢寛