12か月の和菓子手帖 いちばん親切な練り切りの教科書
藤本 宏美
神戸で大人気の練り切り専門教室「HALE(ハレ)」のはじめてのレッスンブックが登場! 四季折々の風情や行事を映すモチーフを、月ごとに古典&現代の2種類ずつ紹介しています。たとえば、3月の古典モチーフは「桃の花」、現代モチーフは「おひなさま」。8月なら「花火」と「ひまわり」、11月は「紅葉」と「つや柿」、2月は「白椿」と「節分の鬼」のように、1年を通じて季節感あふれる練り切りを楽しむことができます。
本書では初心者がつまずきやすいポイントの解説からスタートし、わかりやすいプロセス写真とともに作り方およびコツをていねいに紹介しています。
手順のとおりに仕上げた“はじめての練り切り”の出来栄えには、きっと感動してしまうに違いありません。グルテンフリーで卵も乳製品も使わない、体にやさしいおうち和菓子の世界を体験してください!
《CONTENTS》
◎序章 練り切りの基本
基本の材料/基本の道具/基本の練り切りの手順と作り方
◎春
3月 桃の節句…classic 桃の花/modernおひなさま
4月 春爛漫…classic 桜/modern ランドセル
5月 端午の節句…classic 花菖蒲/modern 鯉のぼり
◎夏
6月 梅雨…classic 七変化/modern 梅仕事
7月 七夕の節句…classic 願い笹/modern すいか
8月 盛夏…classic 花火/modern ひまわり
◎秋
9月 重陽の節句…classic 着せ綿/modern お月見うさぎ
10月 晩秋…classic つくばい/modern ハロウィンおばけ
11月 立冬…classic 紅葉/modern つや柿
◎冬
12月 聖夜…classic 花かご/modern サンタクロース
1月 新春…classic 手毬/modern みかん
2月 立春…classic 白椿/modern 節分の鬼
◎コラム
・練り切りあんの色配合と色見本/寒天の作り方/梱包資材と保存について
◎巻末
練り切りQ&A
《著者プロフィール》
藤本宏美(ふじもと・ひろみ)
神戸市の六甲アイランドで練り切り専門教室「HALE(ハレ)」を主宰。娘のアレルギーをきっかけに練り切りを学んだあと、講師としてレッスンを始める。日本の伝統文化、四季折々の美しい練り切りを自宅で、美しく、おいしく作る方法を惜しみなく伝えるレッスンが人気となる。2020年4月よりオンライン教室を始め、2022年には日本の伝統文化などを気軽に学ぶ敷居を低くした文化サロン『HALEと学び舎』をスタート。初心者から講師、販売を目指す方、和菓子屋の方へ指導を行っている。2021年10月「京菓子展」テーマ徒然草実作部門優秀賞・鈴木宗博賞をW受賞。本書が初著書となる。 1,980円