ゆきた志旗/小鳩白果 2件 人気順 新着順 【電子オリジナル】亡き王女のオペラシオン 2 ゆきた志旗/小鳩白果 激化の一途を辿った革命がついに終結。だが、その代償はあまりにも大きかった。 ベアトリスは、「王妃マリー・アントワネットの秘された娘」という己の出自を隠し、「楽聖・モーツァルトの生まれ変わり」であるというジョアーノの協力のもと、リズドー座の一員として舞台女優を目指していた。 だが、歌い手としては類い稀な才能を持つものの、女優に欠かせない演技力が不足していると気づいたベアトリスは、勉強のため、有名喜劇俳優が開く朗読教室へ通い始める。そこで待ち受けていた思わぬ出会いが、ベアトリスを新たな舞台へ導いて――!? 715円 【電子オリジナル】亡き王女のオペラシオン ゆきた志旗/小鳩白果 ある時、王妃の前にひとりの占い師が呼ばれた。異質な雰囲気を漂わせた女は、畏れを知らない様子でこう告げる。 「王家は破滅する運命で、陛下の御子で生き残るのはお一人だけ」と。 しかし、末の赤子を今のうちに王家から引き離せば、あるいは運命は変わるかもしれないとも――。不敬だとして女は拘束されるが、翌朝には煙のように牢から消えてしまい、その後の行方を知るものはだれもいない。 数年後――。 幼いころからずっと、叔母のアンと暮らしてきたソフィーは、いまではタンプル塔という要塞の暖炉係をするようになった。タンプル塔は分厚い石壁に囲まれていて、薄気味悪い。でもソフィーは、ここで暮らすご家族に会うことをなによりも楽しみにしていた。旦那さまと奥さまのご夫婦と、二人のお子さま。ご夫婦はソフィーをいたく歓迎し、ご自身の二人の子ども――マリー・テレーズとルイ・シャルルと一緒にソフィーにも勉強を教え、そして、ソフィーが歌うのをなによりも喜んで、「ボーシャン(美しい歌)」と親しみを込めた愛称で呼んでくださった。 だが、残酷な革命の波から逃れられないことに幼いソフィーも気づいた頃、アンは、驚くべき事実を口にする。 「あなたこそが、陛下の末の王女さまなのです」 そしてここから逃げて占い師を見つけ出し、運命を変えて、と――。 革命期のフランスを舞台にした、少女の一代記の幕が上がる! 王妃マリー・アントワネットの、もう一人の娘の物語。 715円 1 TOP 電子書籍(本・小説) ゆきた志旗/小鳩白果