我が奇縁のことひと [上巻] ―アマネシアからの視座―
福島義光
美しき奄美群島(アマネシア)の歴史・文化背景に迫る
戦後間もない時代、本土との格差が埋まらない奄美で生まれ育った著者の目に映る奄美群島の姿とは。
民俗学的観点で多角的なテーマに切り込んだ奄美研究の書。
新聞での連載記事29回分を収録
一貫して地域社会の差別を根底にして、日々の出来事を民俗学的立場から、怒りを込めて解明した書。
一方、奄美、鹿児島の歴史を知るには、またとない貴重な資料でもある。
大江修造(前・東京奄美会会長。元・東京理科大学教授)
米軍政と本土復帰後の経済格差の奄美大島で生まれ、復帰後の薩摩で育った「ことひと」はまさに奇縁である。
「アマネシア」の思想は次世代への指針となるべき指導書である。
原口泉(鹿児島大学名誉教授。現・志學館大学教授。) 1,320円