もえるバトレニ モドリッチと仲間たちの夢のカタール大冒険譚
長束恭行
ロシアW杯準優勝!カタールW杯3位!
クロアチア代表を追い続けて22年のジャーナリストが迫る
欧州の小国がなぜ、世界の強豪に君臨できたのか?
カタールW杯16強で日本の前に立ちはだかったクロアチア。人口387万人という小国の代表がなぜ、2018年W杯準優勝、今大会3位という偉業を達成できたのか? 1998年W杯3位チームの“DNA”を受け継ぎ、それを新世代に繋いだのが「モドリッチ世代」だ。代表のために血と汗を絞り出す忠誠心、瀬戸際に立たされても決して諦めない精神力はどこの国にも負けない。団体競技において「仲間」がいかに大事か。「主体的に戦う」とはどういう意味か。チームスポーツの原点を知る格好の材料がクロアチア代表だと本作の著者、長束恭行は考える。「ちょっとドジな性格だけど、負けず嫌いで友だち思いなカワイイやつら」――そんな“バトレニ”(「炎の男たち」を意味する代表チームの愛称)の素顔と成功の秘密に迫った、サッカーファン必読の一冊だ。
■目次
第1章 モドリッチ世代の苦しみと喜び
第2章 カタールW杯、黄金の銅メダル
第3章 “炎の男たち”の多様なルーツ
第4章 未来へ繋ぐタレント育成の秘密 1,584円