小説で読みとく古代史 神武東遷、大悪の王、最後の女帝まで
周防 柳(著)
ヒミコは二人いた? 東遷は何度もあった? 気鋭の作家が古代史の謎に切り込む!
「歴史的なあの事件」は本当に教科書どおりに起こったのか? いや、私はこう考える――。歴史を題材にした小説作品に定評のある著者・周防柳が、松本清張、井上靖、邦光史郎、黒岩重吾、永井路子ら往年の大作家から、澤田瞳子、坂東眞砂子、さらには諸星大二郎、安彦良和ら漫画家まで、彼らが自作で展開した諸説を紹介しながら、自らも事件の背景や人物像を考察していく、学校では絶対に教えてくれない、スリリングな古代史入門書。
第一章 邪馬台国は二つあったか――大和と筑紫の女王卑弥呼
第二章 神武は何度東遷したか――記紀神話と初期大和政権
第三章 応神天皇はどこから来たか――河内王朝と朝鮮半島
第四章 大王アメタリシヒコとは何者か――馬子と推古と厩戸皇子
第五章 天智と天武は兄弟か――対立から見た白村江、壬申の乱
第六章 カリスマ持統の狙いは何か――不比等と女帝たちの世紀
古代史小説ライブラリー(神話世界~八世紀奈良時代) 1,023円