13歳からの 図解でなるほど 地政学 世界の「これまで」と「これから」を読み解こう
村山秀太郎
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★ 世界を構成するエリアごとに、
地政学的な見方を解説!
★ 国どうしの戦争はなぜ止まらないのだろう
地政学を使って、世界情勢の
「なぜ?」を考えてみよう。
★ ニュースになっている国々には、
どんな事情がある?
★ ランドパワー国家とシーパワー国家ってなに?
★ 島国の日本はどんな立場に置かれているの?
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
みなさんはヨーロッパといわれて
まずイメージするのは、どこの国ですか?
イタリアやフランスなど西ヨーロッパの国でしょうか。
高校受験が終わった中3の3月から、
早朝2時間の牛乳配達のアルバイトを始めました。
早起きはきつかったものの、
ヨーロッパ一人旅の費用なんだ!
という目標があったので、
手応えのある毎朝でもありました。
そして、高1の3学期の期末試験の翌日から
高2の1学期の始業式の前日まで、
23日間のヨーロッパの鉄道旅が実現しました。
この「23日間」が私の人生を決めました。
以来60歳を過ぎた現在まで、
旅だらけの人生になり、
地球全体が私の遊び場になってしまいました。
その間、約100か国を旅しました。
今、私が一番やりたいことは
「ヨーロッパ鉄道旅」です。
しかし、2020年からのコロナ禍、
その後のロシアとウクライナの戦争で、
ヨーロッパと世界が少々私の中で遠のいています。
動くに動けない欲求不満の中で
気がかりなことがあります。
「地球」が急速に住みにくくなってきていることです。
私はよく地球を宇宙船にたとえて話します。
放射線や流星体が飛び交う射撃場さながらの、
宇宙というきわめて危険な空間を無傷で
秩序正しく旅するのが、宇宙船地球号。
強力な磁場と特別な大気という防弾チョッキによって
守られている地球なのに、
そこに快適に住むのが急速に
難しくなっている不思議。
この本を通して、その不思議を一緒に
解明してみましょう。神業とも思える宇宙の秩序と、
その中を秩序正しく運行する宇宙船地球号。
本書は、大人も若者も一緒に読める
平易な地球診断書です。
医師がさまざまな角度からレントゲン撮影をして
身体を診断するように、地球の地域地図を
いろいろな角度から眺めてみることにより、
今後も地球というこの惑星で暮らしていくうえでの
参考にしていただければと思います。
村山 秀太郎
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆第一章 世界の中心となった国々
* 太陽の沈まない国スペイン
* 植民地戦争
* イギリスと産業革命
・・・など
☆第二章 アメリカ シーパワー
* 世界一でありたいアメリカ
* 世界の警察官を放棄するアメリカ
* ロシアに一番近いアメリカ
・・・など
☆第三章 ロシア ランドパワー
* なぜロシアは南をめざすのか
* 凍らない港を求めるロシアの歴史
* 黒海進出を阻んだクリミア戦争
・・・など
☆第四章 ヨーロッパの現況
* 絆を強められないヨーロッパ
* NATOが再び脚光を浴びた
* 欧州連合で世界一をめざす
・・・など
☆ 第五章 争いが絶えない中東
* 解決の糸口が見えてこない中東情勢
* イギリスの三枚舌外交が混乱を招いている
* ペルシャ湾の豊かな地下資源
・・・など
☆第六章 躍進と混迷のアジア
* 巨大化する中国
* 地政学には難所となる朝鮮半島
* イ 1,848円