アン・クリーヴス(著)/玉木亨(訳) 5件 人気順 新着順 大鴉の啼く冬 アン・クリーヴス(著)/玉木亨(訳) 新年を迎えた凍てつく夜、孤独な老人マグナスを訪れたのは、ふたりの女子高校生だった。ひとりは金髪、もうひとりは黒髪――そう、まるで彼が助けた、傷ついた大鴉の羽根のようにつややかな。だが、四日後の朝、黒髪のキャサリンは死んでいた。大鴉の群れ飛ぶ雪原で、赤いマフラーを喉に食い込ませて・・・・・・。地元のペレスと本土のテイラー、二人の警部が見いだしたのは、八年前の少女失踪事件との奇妙な相似。誰もが顔見知りの小さな町で、誰が、なぜ、彼女を殺したのか? 試行錯誤の末にペレスが掴んだ悲しき真実とは? 英国本格派の新旗手が、冬のシェトランド島の事件を細密な筆致で描き出す、CWA最優秀長篇賞受賞作。/解説=川出正樹 1,200円 青雷の光る秋 アン・クリーヴス(著)/玉木亨(訳) シェトランド署の警部ジミー・ペレスとその婚約者フラン・ハンターは、ペレスの両親に会うため故郷フェア島を訪れていた。だが、島のフィールドセンターでふたりの婚約祝いパーティがひらかれた直後、センターの監視員アンジェラが殺される。折からの嵐で本島との交通が途絶し、“嵐の孤島”と化した島内に潜む犯人を見つけだすべく、警部はひとりきりの捜査を開始した。しかし、奮闘もむなしく事件解決の糸口はいっこうに見つからず、ついには第二の殺人が発生してしまう――現代英国本格ミステリの至宝〈シェトランド四重奏(カルテット)〉、堂々の最終章。/解説=酒井貞道 1,500円 野兎を悼む春 アン・クリーヴス(著)/玉木亨(訳) シェトランド署の刑事サンディ・ウィルソンは、実家のあるウォルセイ島にいた。祖母のミマから電話で請われ、久しぶりに彼女の小農場を訪ねたサンディは、こともあろうにその祖母の死体の第一発見者となってしまう。ミマは一見、ウサギ狩りの銃弾に誤って撃たれたように見えた。親族間に潜む長年のわだかまりや、本土からきた調査班が小農場の敷地でおこなっている遺跡の発掘とは無関係の、単なる事故のはずだった。だが・・・・・・。島に渡ったペレス警部がえぐり出す、事件の真相とは。現代英国ミステリの最高峰〈シェトランド四重奏〉、圧巻の第三章。/解説=三橋曉 1,500円 白夜に惑う夏 アン・クリーヴス(著)/玉木亨(訳) シェトランド島に夏がやってきた。観光客の一団が押し寄せ、人びとを浮き足立たせる白夜の季節が。地元警察のペレス警部は、恋人のフランと出かけた絵画展で、絵を前に嗚咽する男を介抱するが、彼は翌日、桟橋近くの小屋で道化師の仮面をつけた首吊り死体となって発見された。検死の結果は他殺。わずかな時間とはいえ、故人とかかわりをもったペレス警部は、ふたたびテイラー主任警部と組んで捜査にあたる。島と本土をまたいだ捜査行の果てに待つ、事件の真実とは?『大鴉の啼く冬』に続く現代英国ミステリの精華〈シェトランド四重奏(カルテット)〉第二章。/解説=千街晶之 1,500円 炎の爪痕 アン・クリーヴス(著)/玉木亨(訳) ヘレナ・フレミングは憂鬱だった。家族で引っ越してきたシェトランド本島の家の納屋で、まえの持ち主が首吊り自殺を遂げて以来、何者かが敷地に侵入し、謎めいた紙片をあちこちに残していくのだ。たまりかねてジミー・ペレス警部を訪れ相談をした翌日、同じ納屋で今度は女性の首吊り死体が発見される。彼女は島の旧家モンクリーフ一家の子守りだった。ふたつの死に関連はあるのか? ペレスは上司のウィローや部下のサンディとともに捜査に当たる……CWA最優秀長編賞受賞作『大鴉の啼く冬』から始まったペレス警部シリーズ、感慨無量の最終巻。/解説=古山祐樹 1,500円 1 TOP 電子書籍(本・小説) アン・クリーヴス(著)/玉木亨(訳)