今泉容子 2件 人気順 新着順 いつか来るとわかっていた介護 今泉容子 本書は、前半部で著者が体験した「リアル」な介護・看護の問題を、 後半部では、日本の映画作品において表象された「フィクション」としての 介護・看護の問題を、重ね合わせることで、各時代背景を軸に批評を行った ものである。 「経験したことを書いて社会のためになるような本を出しなさい」…… それは父から発せられたものだった。常に社会に役立つことを念頭においていた父。 その時は、自分の壮絶な経験を書くことはしなかった。しかし今回は書こうと決意した。 これによって社会への貢献が期待できるかもしれない。 多岐にわたる介護サービスを「利用者」の視点から具体的なエピソードに言及しつつ記述することで、映画とともに、介護に関わる問題点、及びその課題を探る。 【目次】 【第1部・介護の現状】(第1章)スタートは要介護認定申請(第2章)ケアマネージャーを見つける(第3章)元気なときにデイサービスへ通う(第4章)ショートステイの体験と老人ホームへの入居(第5章)訪問介護を担うヘルパー(第6章)ヘルパーが書き記す介護記録(第7章)ヘルパーが引き出す利用者の内面(第8章)スーパーヘルパーの演技力(第9章)介護のゆくえとAI(人工知能)【第2部・介護の映画】(第1章)ヘルパーを利用しない/ 1970年代/『恍惚の人』(豊田四郎監督)(第2章)自宅へ連れ戻し看取る/ 1980年代/『花いちもんめ』(伊藤俊也監督)(第3章)在宅介護の限界/ 1980年代/『人間の約束』(吉田喜重監督)(第4章)老々介護の明暗/ 1990年代/『午後の遺言状』(新藤兼人監督)『ユキエ』(松井久子監督)(第5章)デイサービスの登場/ 2000年代『アカシアの道』(松岡錠司監督)(第6章)在宅介護が成功した秘訣/ 2000年代/『折り梅』(松井久子監督)(第7章)ホームに入居する/ 2000年代/『そうかもしれない』(保坂延彦監督)(第8章)万歳、介護保険制度/ 2010年代/『ペコロスの母に会いに行く』(森崎東監督) 2,420円 〔改訂増補〕 映画の文法 今泉容子 映画をより楽しく見るために! 映像文法用語の解説と日本映画のショット分析! 映像文法用語は、直訳や意訳をされることで、 日本の映像文法として定着しているが、 いったいどれほど、わが国の映画に当てはまるのだろうか。 それを明らかにするため、本書では、映像文法用語の ひとつひとつを、日本映画のショット分析を通じて解説する。 文法項目は、オリジナルな映画解釈(分析)が 実践できるものだけに厳選し、実際に文法を活用することによって、 映画を読む力がぐんと高まるものとなっています。 各文法項目にはショット分析の例として、名作の具体的なコマ画像を も収録した。 本書は、映画のどの部分に着眼して、 どのように読みを展開していったらよいのかも、 わかりやすく編集して示した「映画」入門書となっている。 2004年刊行後、長らく品切れであった初版を新たに増補改訂! 増補改訂にあたって、文法項目を8個増やし、 分析対象映画を増やすとともに、 ショット分析の画像も拡大、見やすくした。 3,300円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 今泉容子