柳澤静磨 2件 人気順 新着順 愛しのゴキブリ探訪記 柳澤静磨 ゴキブリは世界に4000種以上、日本では60種以上が生息しています。黒くて素早い、家の中にいる生き物というイメージが強いかもしれませんが、ゴキブリはとても多様な生き物で、鮮やかな緑色のゴキブリもいれば、カブトムシのようにゆったりとした動きのゴキブリもいます。虫好きが高じて昆虫館で働き、いまではゴキブリストと名乗っている著者。じつは、最初からゴキブリが好きだったわけではありません。あることがきっかけでゴキブリの概念が崩れ去り、彼らのことを何も知らないのに気づいたそうです。「ゴキブリとはどんな生き物なのだろうか」。ゴキブリのことを知っていくうちに、その魅力にハマり、ついには彼らを探して旅をするようになった著者。本書は、憧れのゴキブリたちを求めて日本や世界を旅し、そこで出会ったゴキブリを紹介するサイエンスエッセイです。さぁ、ゴキブリの奥深き世界へ、一歩踏み出してみよう。 1,980円 ゴキブリ研究はじめました 柳澤静磨 ■知ると、「嫌い」はふっとんだ。 ゴキブリ数万匹を飼育研究し、つぎつぎに新種ゴキブリを発見する「ゴキブリスト」の奮闘記。 図鑑のゴキブリが載ったページをセロハンテープで閉じてしまうほど大嫌いだったのに、なぜゴキブリ研究を始めたのか? そのきっかけには、知られざるゴキブリの姿、いわゆる“G”的なイメージとはかけ離れた、バリエーション豊かな形態・生態がありました。 ■見つけるだけでは「新種」にはならない 「新種の生き物を見つけて捕まえる」だけでは、新種は新種として世に出ることができません。 多数の標本を集め、解剖で交尾器を取り出したり、DNAを調べたりして、他の種類とどこが違うのか検討し、論文を書く必要があります。柳澤さんの場合、最初の発見から論文の出版まではおよそ2年半を費やしました。 生き物が好きで、「いつか新種を発見してみたい」「名づけてみたい」と夢見る若い読者にも、本書は参考になるはずです。 ■ゴキブリも、生態系の大事な一員 「ゴキブリなんて、絶滅すればいい!」 こんなふうに思ったことのある人もいるかもしれません。 でも、雑食でさまざまなものを食べるゴキブリは、朽ち木や落ち葉などを食べる「分解者」として活躍しています。 「害虫」だけではない、彼らのステキな一面に迫りましょう。 【目次】 第1章 ゴキブリはなぜ嫌われるのか 第2章 ゴキブリを知る 第3章 ゴキブリ嫌い、ゴキブリの道へ 第4章 ゴキブリ飼育はトライ・アンド・エラー 第5章 いざ、ゴキブリ展 第6章 ゴキブリ研究はじめました 第7章 ゴキブリは、嫌われてるからおもしろい 番外編 第4のルリゴキブリ 付録 まだまだいるぞ! 世界のゴキブリ 1,650円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 柳澤静磨