氷月葵 35件 人気順 新着順 返り咲き名奉行 氷月葵 第11回 本歴史時代作家協会賞「シリーズ賞」受賞 江戸城内の派閥争いと本丸消失の大火災が、時代を大きく変えた! 倹約令で締め付けてきた水野忠邦が新たに発令した上知令に大名たちが猛反発。 老中首座を追い落とすべく鳥居耀蔵まさかの裏切り! 未熟な腕で父の仇を討とうとした若侍を救った真木登一郎はそこにも妖怪・鳥居耀蔵の影響があることを知る。市井では倹約令に苦しむ民が不満を募らせるが、貧しい家に金子を配る義賊が出現。一方、城中では水野忠邦を追い落とそうとする動きが勃発、世の中は大きく変わろうとしていた。水野は? 鳥居は? 町奉行の任を解かれていた遠山金四郎はどうなる? 880円 はぐれ同心の意地 氷月葵 妖怪奉行の下にあるも同心の本分を貫くべく真木登一郎とともに…。 南町奉行にもへつらわぬ下っ端同心は町の治安を守るために奔走していた。 真木登一郎との出会いで盗賊一味一掃となるか…。 真木登一郎の暮らすのっぴき横丁の長屋に盗人が押し入った。続く盗難騒ぎの解決に力添えをするのは「はぐれ同心」大崎角之進だ。奢侈禁止令を振りかざして庶民を弾圧する老中の水野忠邦と南町奉行の鳥居耀蔵に密かに反発し、登一郎とともに、心意気と意地で悪に立ち向かう。中間二人に追われるところを登一郎に救われた、何やら訳ありの吾作が鍵を握っているらしいが…。 第11回 日本歴史時代作家協会賞 シリーズ賞 770円 名門斬り 氷月葵 母子の命を狙うのは、理不尽な武家の都合。 真木登一郎が動く! 助けを求めて横丁に現れた乳飲み子を抱えた若い娘をいかにして救うのか……。 名門の力とのっぴき横丁の知恵がぶつかり合う。 のっぴき横丁に「訳あり」の母娘が駆け込んで来た。娘の腕に抱かれた乳飲み子は、さる大名家の落とし胤という。奥女中だった娘は御家相続の争いから我が子の命を守るため、子守りのお縁の長屋に身を隠す。しかし、やがて隠密役とも思われる武士の姿が横丁に現われ、真木登一郎と横丁の住人は母子のために様々ないちろう策を弄して、二人を守ろうと奔走する。 第11回 日本歴史時代作家協会 シリーズ賞 第5弾! 770円 不屈の代人 氷月葵 第11回 日本歴史時代作家協会賞 シリーズ賞受賞 前南町奉行の矢部定謙、謂れなき罪に抗議して命を賭しての食断ち! 鳥居耀蔵の策にはめられ、無実の罪で罷免改易され、永預け先の桑名藩で食を断って抗議していた矢部定謙の死の報が届いて…。 シリーズ第4弾! 三千五百石の大身旗本・真木登一郎が突如隠居して住み着いた神田「のっぴき横丁」に新たな住人が登場。柴崎正次郎という長崎から来た蘭方医だが、道でごろつきに財布や脇差しを盗られ、登一郎に助けられたのだ。柴崎は江戸へ来る途中、桑名藩を通った折、前南町奉行の矢部定謙が鳥居耀蔵に謂れなき罪で罷免・改易され命を賭しての食断ちで抗議していることを知ったという。 770円 笑う反骨 氷月葵 千両役者を江戸追放か。 幕府禁令の理不尽に、もう黙ってはいられぬ。 老中水野忠邦と実弟で兄の威を借る勘定奉行跡部大膳、町奉行鳥居耀蔵は許すまじ。横丁の面々と絵師・歌川国芳が小気味よく反撃する! 鳥居耀蔵が奉行となって、千両役者の市川海老蔵が奢侈禁止で何度か呼び出され、手鎖を受けてしまった。また芝居を目の敵にしていた老中水野忠邦は火事で焼けた中村座、市村座の再建を許さず、二座はその地から消えた。水野老中の実弟で勘定奉行の跡部大膳が道中奉行の役も賜ったが、仙台藩伊達家ととんでもない事件を起こしたという報が入ってきて……。 770円 慕われ奉行 氷月葵 江戸は神田にある通称のっぴき横丁。 そこには家出した殿さまはじめ、のっぴきならなくなった人がやってくる。 江戸は神田にある一本の横丁。そこはのっぴきならなくなった人がやってくる通称「のっぴき横丁」だ。横丁で暮らすのは、藪医者、公事師、金貸し、代書屋、鍵屋、拝み屋、口利き屋、謎の老夫婦などなど。次は勘定奉行か町奉行と目された三千石の大身旗本真木登一郎は、ある日、城から帰るや突如、隠居を宣言。移り住んだのは、神田のっぴき横丁に借りた二階屋。のっぴきならない人たちが〈よろず相談〉に訪れる横丁には心あたたまる話があふれ、なかには大事件も!? 新シリーズ第2弾! 770円 殿様の家出 氷月葵 次は勘定奉行か町奉行、四十七歳の大身旗本が突如隠居を決め家出! 三千石真木家の下屋敷は、神田の横丁に借りた二階屋。 のっぴきならない人たちが〈よろず相談〉に訪れる横丁で繰り広げられるのは……。 次は勘定奉行か町奉行と目される三千石の大身旗本真木登一郎、四十七歳。ある日、城から帰るや突如、隠居を宣言、家督を長男に譲って家を出るという。いったい城中で何があったのか? 隠居が暮らす下屋敷は、神田のっぴき横丁に借りた二階屋。のっぴきならない人たちが〈よろず相談〉に訪れる横丁には心あたたまる話があふれ、なかには大事件につながることも……。 心があたたかくなる! 新シリーズ第1弾! 770円 刃の真相 氷月葵 人気シリーズ、衝撃の最終巻! 父は老中の田沼意次、嫡男意知は新任若年寄。 驚天動地の殿中の凶刃。 城での暗殺強行の真意は? なぜ誰も阻止しなかった? 背後に命じた者がいた? 田沼派排斥の動きも加速! 御庭番宮地加門らは……。 天明四年(一七八四)三月二十五日、江戸城で前代未聞の凶事が出来した。老中田沼意次の嫡子意知が、将軍を護る新番士の佐野善左衛門政言に斬りつけられたのである。意知は若年寄に就いたばかりだった。七十歳の大目付・松平忠郷が佐野を羽交い締めにする足下には、意知が血まみれで倒れて虫の息。他に誰も佐野を止めようとはしなかった。はたして佐野一人の暴挙なのか? 770円 お世継ぎの座 氷月葵 将軍家治の後継は? 城の内外に渦巻く噂。 御養君御用掛が始動! 嫡子・家基落命から二年。 田安家の松平定信、一橋家の治済らが噂に上るが……。 折しも平賀源内が殺人罪で牢に。救出法はあるか……? 家将軍家治が十八歳の嫡子・家基を城内で殺されてから二年ほどの天明元年(一七八一)四月十五日、家治の 命で臨時の役が設けられた。御養君御用掛というその役は、老中田沼意次、若年寄酒井忠休、留守居依田政次 の三人に課せられた。最高位の老中が中心となり、お世継ぎび選定作業がはじまったのだ。田安家から養子に出た松平定信、一橋家の治済が噂にのぼっているが……。 770円 幻の将軍 氷月葵 十八歳の聰明で壮健な次期将軍の身に何が? 御庭番宮地加門は……。 将軍家治の後継・徳川家基、鷹狩りの帰途、東海寺で…。 いったい誰が何を策して? 街で噂をま 撒く男を追うと、もう一人の幻の将軍の影! 十代将軍家治と正室のあいだで生まれたのは姫ばかり。跡継ぎの不在を案じた老中の田沼意次は家治に側室をすすめ、意次の選んだ於知保が男子を産み、家基と名付けられた。家基は年が明けて十八歳、聰明で壮健な跡継ぎとして成長。その家基が鷹狩りの帰途、品川の東海寺での中食後、急に腹の不快を訴えられ、回復の兆しがないゆえ、城に戻ることになって……。 770円 秘された布石 氷月葵 徳川家統領の座を巡り、一橋家の治済が策す、田安家定信への深謀! 病弱の田安治察が万一……。 八代吉宗が遺言で決めた、御三卿存続の条件とは? 九代家重の世から続く、田安家一橋家への思惑……。 御庭番の宮地加門は幼い頃からの友で今は老中の田沼意次から城へ呼ばれた。御三卿一橋家家の治済が来るので隣室で聞いていてくれというのだ。陸奥白河藩から御三卿 田安定信への養子縁組みを渋っている定信へ意次の力で推進してほしいとの頼みだった。田安家の治察は病弱、万一のときは……。一橋治済の深謀、田安定信の 固辞 、そして老中田沼の胸中に渦巻くものは……? 770円 裏仕掛け 氷月葵 札差の雇う対談方に、蔵宿師の侍が斬られた。 なぜ侍は札差に屈す? 侍の生計の根幹を揺るがす札差の金儲けの秘密の手口。 御庭番宮地加門は命を受け、伝説の札差・大口屋治兵衛の許を訪ね探索を始めた。 暴かれた札差の秘密とは……。 御庭番宮地加門の息子草太郎が通う医学所に刀傷の浪人が運び込まれた。武家の代理で札差と借金交渉をする蔵 宿師だが、札差の雇う対談方に斬られたという。幼馴染で老中格の田沼意次に報告すると、札差が桁違いの儲けを続ける実態と仕組みを調査せよとの下命。加門はまず、伝説の札差大口屋治兵として名をなした暁翁許へ…。次々と浮上する秘密の裏仕掛けとは? 770円 謀略の兆し 氷月葵 朝廷重視の軍学私塾に信長直系大名の家老が藩士らを引き連れ……。 信長直系の藩に不穏の影。 小幡藩は二万石の小藩だが織田の血をひく故、国主格。 藩あげて、山県大弐の説に与するならば見過ごせぬ! 将軍の命で加門は探索へ…。 江戸は八丁堀近くの長沢町で山県大弐が開く私塾の動向に公儀は注視しつづけていた。大弐は朝廷を重視し、公儀に批判的な姿勢をとっている。多くの浪人、武士にまじって二万石の小幡藩江戸家老の姿があった。織田信長の血を引く藩主故、藩は国主格。藩をあげて山県大弐の軍学などの説に与するならば見過ごせぬ。将軍の命を受け、御庭番の宮地加門は探索の旅に……。 770円 上意返し 氷月葵 家康公百五十回忌社参。過酷な徴税に十万人が鋤鍬を掲げ江戸城へ! 島原の乱以来の大騒動か! 中山道六十九の宿場のうち、最大の本庄宿を探索せよと命じられた宮地加門は……。 天狗触れとは一揆の画策? 将軍は九代家重から十代家治へと受け継がれた。来年は家康公百五十回忌の日光社参。その莫大な費用を補うべく、幕府は中山道沿いの各村に過酷な税「増助郷」を迫った。朝鮮通信使来日に続く「酷税」に百姓は決起。御上意といえども抗するしかない。やらなきゃ飢え死にしかない。中山道の各村から鋤鍬を手に十万人を超える百姓が江戸城へと進んでいく。御庭番の宮地加門は……。 770円 ひらり圭次郎 腕貸し稼業 乱心の罠 氷月葵 ひょんなことから、御目付様の探索役を極秘に担うことになった、平石家の三男坊圭次郎。ある日、戯作者を志す親友の池野七之助に連れられて深川の岡場所に赴いた圭次郎は、そこで騒動に出くわす。女郎を殺した若侍が、彼らの目の前で自刃して果てたのだ。旗本の次男の狼藉に、目付が動き出す。謹厳実直と評判だった若侍が起こした事件の裏に何かがあると睨んだ目付に、ことのいきさつを探るよう命じられた圭次郎。辰巳芸者の豊吉や男芸者の六太夫に近づき、真相に迫る圭次郎だったが、その矢先、六太夫が何者かに殺されてしまった。背後で糸を引き、罠をしかけた人物とは……?気鋭が贈る書下ろし痛快時代長編、好評第二弾! 693円 武士の一念 氷月葵 郡上一揆の評定により意次は一万石の大名に。領国の侍の叛意とは? 今日と同じ明日とは限らぬ。藩主を失くした侍もいれば、突然、浪人となった侍も…。 意次の領国相良への旅で、加門が見た武士の一念とは。 奥美濃の郡上藩での百姓一揆は、公儀の評定所へと送られた。将軍家重は御用取次の田沼意次に評定の指揮をとらせるべく五千石を加増、一万石の大名とした。結果、郡上藩主金森兵部は改易、金森と縁を結んでいた若年寄の本多長門守忠央は罷免のうえ領地遠江の相良召し上げとなり、相良は意次に与えられた。相良への意次の旅に同行した御庭番宮地加門の見た『武士の一念』。 770円 ひらり圭次郎 腕貸し稼業 隠し目付 氷月葵 千石の旗本・平石家の三男坊圭次郎は、家でも町でも持て余される「厄介」者。奔放な若者だが、喧嘩の仲裁をしたり、弱い者を助けたりと、町方からは好かれる存在だ。ある日、浪人たちと大立ち回りの末、目付に捕まってしまった圭次郎は、ついに勘当されてしまう。玄冶店の一軒家に移り「腕貸し業」で暮らしを立てはじめた圭次郎は、隣家の煮売り屋夫婦、向かいの浪人親子などの人情に助けられ、なんとか糊口をしのいでゆく。だが、そんな彼に一人の侍から妙な依頼が舞い込んだ。とある石問屋とそこにつながる材木石奉行のようすを探れというのだ。不審を抱きつつ探りをはじめた圭次郎だが、その裏には汚職の構図と、ある人物の思惑が浮かび上がってきて……。 693円 上様の大英断 氷月葵 酒井老中の飛駕籠に、郡上の百姓衆が直訴! 訴えの核心と狙いは? 徳川の直領美濃の郡代が、郡上藩の徴税法に口出し! 背後に公儀重臣らと組んだ藩主金森兵部の悪しき企み。 将軍家重の怒りが弾けて…。郡上へ遠国御用の旅、第10弾! 老中の駕籠行列は、登城の際、走るのが慣例だ。事件が起きたときだけ走れば、人々に異変を知られる。いつも走っていれば、気づかれようがない。そのために走ることが定着し、飛駕籠と呼ばれる。その飛駕籠に六人の百姓衆が駆け込んで直訴した。郡上藩からの者であった。御庭番の加門がそれを目撃していた。加門は本丸中奥の将軍家重の御用取次・田沼意次の部屋を訪ねた。 770円 上に立つ者 氷月葵 大洪水に悩む美濃から治水堤普請の嘆願書。 将軍家重は遂に決断! 手伝普請の命に薩摩藩では、無理難題ゆえ公儀との戦もやむなしの声もあったが…。 過酷な治水堤建設の現場へ 御庭番の加門と栄次郎は…。 大御所吉宗の容体が急変……寛延が宝暦と改元された。大洪水に苦しむ美濃から公儀に治水堤普請の嘆願書が届いた。木曽川、長良川、揖斐川の三川が河口近くでたびたび洪水を起こしているのだ。嘆願書を読んだ将軍家重は、五人の老中に対処せよと命じた。公儀は薩摩藩に三川治水のための御手伝普請を下命。御庭番の宮地加門と吉川栄次郎は普請現場への隠密探索の旅に……。 770円 十万石の新大名 氷月葵 登城禁止を命じられた田安宗武と一橋宗尹が将軍家重へ反撃開始! 百姓の一揆・逃散が多発! 前老中松平乗邑、勘定奉行神尾春央の徴税強化策の故。 新将軍の命で加門ら御庭番は各地へ隠密行に出立! 新将軍が罷免隠居を命じた前老中首座の松平乗邑が急逝した。乗邑の片腕だった勘定奉行の神尾春央は、先々代将軍の生母月光院を介して、登城禁止中の田安宗武と一橋宗尹の復権を策した。成就すれば、将軍家重への反撃が可能となる。一方、全国で一揆や逃散が多発、将軍家重は御庭番らに隠密行を命じ、宮地加門は薬売りの行商人となって探索の旅へ。そこで思いがけぬ……。 770円 12 TOP 電子書籍(本・小説) 氷月葵