角田 喜久雄 21件 人気順 新着順 赤姫秘文 角田 喜久雄 前田家の美貌の息女と瓜二つだったために、貧乏浪人の娘が遭う災難と冒険。赤城山の奥深くに、人知れず住む人たちの秘儀・赤姫秘文の謎と、それにまつわる奇譚を軸に、ふたりの美貌の女性たちの恋と欲とがないまぜになった、伝奇小説。 300円 海風山風(上) 角田 喜久雄 毛利家の城奥ふかく「客人」として扱われている姫君・也々さまの救出こそ、速水茂平次の悲願だった。秘策をこらして一度は成功したのに、姫の姿は瀬戸内の島影に消えた。誰の仕業か? 茂平次がシャムに使した時から影のようにまつわりついている奇怪な党派の首領・甚吾の妨害なのか。知香と名のる野性の美女の正体も判らぬ。が、茂平次は決然と島に乗りこんだ……。実は、一触即発の豊臣・徳川の対立をまえに、鉄砲・火薬あつめに暗躍する一派にとって、也々さまの生いたちには、貴重な財宝をさがすカギが秘匿されているようだ。姫は何者の手中に……。<上下巻> 300円 海風山風(下) 角田 喜久雄 速水茂平次が生命がけで護る姫・也々さまこそは、関ヶ原の戦に敗れた宇喜多中納言の娘だった。しかも、同家の莫大な財宝が熊野にかくされてあるのだ。カギをにぎる姫の行方を関東・大阪の諜者たちが追うのは、当然のことだった。一方、茂平次と甚吾は敵・味方に別れて争いながら、いつか共通の大きな敵が背後にいることを感じとる。その敵こそ、財宝を狙うばかりか、村上水軍の首領だった茂平次の祖父を殺した男だった。也々さまと知香、美女ふたりに恋されながら、熊野から甲州、江戸へと、茂平次は敵を求める。やがて姿をみせた敵は意外な男だった!<上下巻・完結> 300円 影丸極道帖(上) 角田 喜久雄 天保13年9月、江戸を襲った台風の日、怪盗・影丸が脱獄した。江戸城内、大奥にまで侵入した剽盗だけに、奉行所の召喚状をすりかえて脱獄する、前代未聞の牢破りだった。同じ日、名与力・松並白亭の養女・小夜も何者かに誘拐された。そして、白亭と配下の同心・志賀三平は、この2つの怪事件を結ぶ謎に立ち向かう。不敵にも影丸は、「目指す相手は八丁堀!」と、かれらに挑戦してきたのだ。だが、目明し伝六、紋十郎ら悪党の名は浮かんでも、当の影丸は神出鬼没。しかも事件の背後には、将軍家継嗣をめぐる暗闘までも絡んでいる……。著者が秘材を傾けた本格派時代物推理の妙。<上下巻> 300円 影丸極道帖(下) 角田 喜久雄 脱獄した影丸は、八丁堀を嘲弄するかのように、佐久間一角斎、小栗玄庵らの命を狙う。かれらこそ、酒田左門を盟主に、前将軍の愛妾・お美代の方につらなる一味なのだ。悪虐な奸計で栄達をはかる一味に、影丸は恐怖の「復讐」を企図しているのか……。影丸とは、そも何者ぞ、白亭の捜査は難航し、また失踪した小夜と影丸は、どこかで奇しき縁に結ばれてもいるようだ。志賀三平もまた独自に、巧緻の策をめぐらせて、影丸の「影」を追っている。かくて三月の後、白亭が探りあてた事件の全容、そこに思いもかけぬ影丸の素顔が現れた! 終末まで息もつかせず展開する本格派ミステリー。<上下巻・完結> 300円 春風まぼろし谷(上) 角田 喜久雄 江戸の謎といわれる笠松屋敷に奉公した孤独の美女・お信乃は、偶然にも禁制の離れをのぞいてしまった。世にも怖ろしい光景が、お信乃の眼前に展開する。妖気をはらむ屋敷の主(あるじ)笠松半太夫とは何ものだろう。さらに、彼をうかがう若い素浪人、怪童、乞食大名、女忍者との激烈な争いは? 事件の一切の鍵は、伝説の秘境・まぼろし谷と、そこに住む霧姫さまの上にあった……。<上下巻> 300円 春風まぼろし谷(下) 角田 喜久雄 江戸の謎といわれる笠松屋敷に奉公した孤独の美女・お信乃は、偶然にも禁制の離れをのぞいてしまった。世にも怖ろしい光景が、お信乃の眼前に展開する。妖気をはらむ屋敷の主(あるじ)笠松半太夫とは何ものだろう。さらに、彼をうかがう若い素浪人、怪童、乞食大名、女忍者との激烈な争いは? 事件の一切の鍵は、伝説の秘境まぼろし谷とそこに住む霧姫さまの上にあった……。<上下巻・完結> 300円 将棋大名(上) 角田 喜久雄 安永年間の江戸、ある日、奇人の蘭学者・平賀源内ご自慢の舶来遠眼鏡に映し出されたのは、妖艶な裸の女性がむごたらしく殺される場面だった。死体につけられた「死人詰」という一風変わった詰め将棋の図を手がかりに犯人捜しが始まるが、やがて捕り手の柳造が、次にはその娘も残忍に殺され、二人にもまた、同じ「死人詰」図がつけられていた。源内の弟子で柳生流の達人・高島春作は、江戸を揺るがす連続猟奇殺人となったこの事件に、彼を慕うお千代とともに巻き込まれていく。伝奇小説の産みの親が描く時代ミステリー長編、映画化もされた傑作。<上下巻> 300円 将棋大名(下) 角田 喜久雄 意外や意外、殺人現場に残された「死人詰」の詰め将棋は、江戸城の大奥にある、将軍・家治公の秘蔵品にかかわりがあった。平賀源内と弟子の高島春作は、深まるなぞを解くため、16年前に将軍の鷹狩りが行われた地に足を運ぶ。確かな手がかりをつかみ、走り出す春作だったが、時すでに恋人・お千代にも犯人の魔手がのび、将軍家を巻きこんだ壮大な陰謀のクライマックスを迎えようとしていた。個性あふれる膨大な登場人物、手に汗握るスピーディな展開に、ユーモアと実際の徳川家の暗部も重ねて描く、時代ミステリー小説の逸品。<上下巻・完結> 300円 月姫系図 角田 喜久雄 極悪非道の金山奉行・大久保石見守長安の配下の忍者・いの字や浪人・兵馬と戦う、正義の剣士・桜井進太郎。信玄の隠し金山をめぐる欲と欲のぶつかり合いと、武田勝頼の妻・月姫の謎とその孫に迫る毒牙。 300円 寝みだれ夜叉(上) 角田 喜久雄 身寄りのない自分を育ててくれた叔父の墓参りにでた美奈は、その近くの梅屋敷で、見てはならぬ情事を見てしまった。白昼の悪夢のごとき光景! だがそれがモトで、美奈は水死……いや、殺されたのであった。恋人・長谷川多聞の驚き! 多聞は狼狽して、水木半九郎に助けをもとめた。半九郎は、いま売出しの町方同心である。しかし、半九郎が真剣になればなるほど、複雑な難事件であった。今様吉田御殿と騒がれる鷹取屋敷の椿の方、謎を秘めた紀州家の奥、幸うすい千世姉妹、闇を跳梁する頭巾の女、そして半九郎が最も頭を痛めたのは、上司・大岡越前守の疑惑の行動だった! <上下巻> 300円 寝みだれ夜叉(下) 角田 喜久雄 墓参の道すがら、美奈が無理無体見せつけられた高貴なお方の白昼の情事、これが事件の発端であった。竹馬の友、多聞の危急を救うために乗りだした町方同心・水木半九郎も、事件の重大さにたじろいだ。第一に、歴とした旗本・鷹取家の女主人(あるじ)のご乱行である。それに絡まる覆面の侍「影さま」と大道易者・天元堂百軒の奇行。加えて、薄倖の千世・加代姉妹の謎である。百両の受領証の謎は、何と解こうか? 姉妹の縁辺につながる町奉行・大岡越前守も、しらずしらず事件の渦中に吸いこまれていた。皮肉にも名判官・大岡の背には、目付役・下仁田大蔵の傲然たる眼が光っていた……。<上下巻・完結> 300円 半九郎闇日記 上 角田 喜久雄 赤穂浪士が仇討ち後、死をたまわって14年。いまだに泉岳寺の辺りに、大石内蔵助(くらのすけ)が出没するという。駿河屋小町と評判のお京も、たしかに大石を見た。いや、大石に狙われたのだ。小日向主水(もんど)を婿に迎えた夜、お京は誘拐されてしまった。ただ、奇怪はそればかりではない。播州浅野家縁故の女性が、あいついで殺されている……。なぜか? 大岡越前守の懐刀(ふところがたな)水木半九郎も手をこまねくばかりだった。だが実は、浅野家の瓦解前後、奥方をめぐって何か事件があったのだ。瓦解によって門外に出た「将監闇日記」の秘密。竜宮と於菟(おと)姫と浦島、塩売り吉次、幽冥庵など、不可解な謎が半九郎の心を迷わせる……。<上下巻> 300円 半九郎闇日記 下 角田 喜久雄 泉岳寺の墓から脱けだした大石内蔵助(くらのすけ)一党!? これこそ、八丁堀の名同心・水木半九郎の新婚の夢を破り、恋女房のお柳にまで禍いを及ぼす難事件であった。事件の中心は、播州浅野家の瓦解後、行方不明になった「将監闇日記」にある。その謎を追う黒幕は、もと大目付として諸大名を威圧した旗本・大町内膳。その腹心であった札差の松前屋本蔵。彼も、お役者小僧として名を売った大悪党。また、甲斐々々しく於菟(おと)姫に仕える亀吉・お鯛の兄妹も、日記の行方を追う一団だ。日記の秘密は竜宮の秘密につながる……。老武士、薬師寺将監の登場で、事件は最高潮に達する。<上下巻・完結> 300円 舟姫潮姫 角田 喜久雄 関ヶ原の戦いの直前、瀬戸内海の島々を舞台に、美貌の姫たち、歌舞伎踊の名手、海賊船、美貌と剣の兄弟たちが繰り広げる、ソロモンの財宝の在処が古代文字で書かれた舟姫呪文の秘文書を巡る、愛と欲の伝奇物語。伝奇小説の第一人者が描く、妖異怪奇の異色譚。 300円 まぼろし若衆(上) 角田 喜久雄 桔梗の紋所の着物を着て夜に徘徊する若衆の正体は? 将棋の駒と秘文書に秘めし、鄭成功の遺した財宝の謎。異様でサディスティックな性的衝動に駆られた男が築き上げた王国と宮家の血を継ぐ姫との対決の結末は? 翻弄されながらも、亡き母が遺した笛と秘曲を吹いて、秘宝に……。<上下巻> 300円 まぼろし若衆(下) 角田 喜久雄 鄭成功の遺した財宝の在処を教える「雪の城」「海の出丸」「剣蔵」とは? 舞台を富士山の樹海に移して繰り広げられる、欲と無欲、正と邪の戦い。麻薬を使って人をケモノのように馴らす非道の男の無惨な末路と、その虜になった姫たちが手に入れた新しい境地とは……。<上下巻・完結> 300円 酔いどれ牡丹(上) 角田 喜久雄 沼田藩・真田家の奥深く、「お黒の森」に幽閉されて育った、雪姫に秘められた謎。雪姫に懸想した当主・信明が捨てた春姫が、身中に育てる邪悪な心の結末は? 雪姫派と春姫派に二分された真田家を巡る、家臣軍団と凄腕忍者たちの抗争。「雪姫の幸あれかしと黒姫の」の下の句に隠された謎を明かす鍵とは……。<上下巻> 300円 酔いどれ牡丹(下) 角田 喜久雄 雪姫の出生の秘密とは、父が家光の三男・徳川忠長ということで、現・将軍の叔父のご落胤ということになる。この天下を揺るがす秘密を巡って、松平伊豆守信綱までを巻き込むことになり、奸臣と悪の忍びは滅び、雪姫はただの人となり素町人・義介と夫婦になり、真田家の春姫は愛した玉枝とともに尼寺に行き、それぞれ幸せの結末を迎える。<上下巻・完結> 300円 恋慕奉行(上) 角田 喜久雄 母の形見の印籠1つを抱いて江戸へでてきたお柳には、正体のわからない、不吉な影がつきまとっていた。大事な印籠は僅かな隙に盗まれ、折角きまった奉公口も次々とこわされ、千住の宿場女郎に身をおとす破目となった。――見えない、呪(のろ)いの糸が、お柳を縛っている。もし、町同心・水木半九郎に夜釣りの道楽がなかったら、お柳はとうに死んでいたろう。半九郎の鋭いカンは、暗闇に嘲笑う覆面の武士の正体を見破った。彼の名は、阪田権太夫。町奉行・大岡越前守に不敵な挑戦を宣し、江戸を恐怖の巷(ちまた)に落とす男。越前守の弱点――恋の過ちを衝くだけに、名判官の苦渋は深かった。<上下巻> 300円 12 TOP 電子書籍(本・小説) 角田 喜久雄