まんがで知る デジタルの学び2 創造的な学びが生まれるとき
前田康裕(著)
若き教師が、未来を創る人間を育てるという誇りを胸に教師として生きていく決意をするまでを描く。
まんがと解説で知っておきたいキーワードがよく分かる人気シリーズ8冊目。教員3年目の主人公が遭遇する出来事は、著者の経験を反映しリアルそのものです。厳しい授業批判の言葉、クラスの女子グループへの対応、転職の誘惑・・・。でも一番リアルなのは、一見問題なく日々を過ごしているように見えて、実は胸の内に深い悩みを抱える若い教師の姿かもしれません。物語を読み進める中で自然にこれからの学びの形が見えてきます。各章に解説とコラム「創造社会の教育を考える教養書」付き。紹介された本で学びが更に深まります。
【目次】
第1章 「目的」からはじめる―パーパス・ベース・ラーニング
第2章 発見を通した問題解決を重視する―ティンカリング
第3章 メタ認知能力を育む―クレームやトラブル
第4章 精緻化を促す―メディア・リテラシー
第5章 教職員も協働的・創造的に学ぶ―カリキュラムマネジメント
第6章 問いを立てる状況を与える―レジリエンス
第7章 授業外での学びを楽しくする―アクティブ・ラーナー
第8章 ありたい姿をイメージする―デジタル・シティズンシップ
【著者】
前田 康裕
1962年、熊本県生まれ。熊本大学教育学部美術科を卒業後、公立の小中学校で25年教える。現職教師を務めながら岐阜大学教育学部大学院教育学研究科を修了。公立小中学校教諭、熊本大学教育学部附属小学校教諭、熊本市教育センター指導主事、熊本市立向山小学校教頭、熊本大学教職大学院准教授、熊本市教育センター主任指導主事を経て、2022年4月より熊本大学特任教授。『まんがで知る 教師の学び』『まんがで知る 未来への学び』『まんがで知る デジタルの学び』シリーズ(さくら社)他著書多数。 1,584円