柴田錬三郎 62件 人気順 新着順 嗚呼 江戸城(中) 柴田錬三郎 太閤遺金の半分を所有する者は家光の弟・駿河大納言忠長であった。家光はその金を取り上げようと策し、落度もない弟に罪をきせ、配所に送る。無念の忠長は、金のありかをあかさずに自害。その秘密は忠長が思いを寄せた九条明子に遺され、そして家光は明子を強引に江戸城大奥へ連れ去ってしまった……。一方、太閤遺金を狙うものは将軍家だけではない。徳川顛覆の兵を挙げんとする豊臣浪人、その浪人群を率いて海外雄飛を計る由比正雪がそれであった。 770円 嗚呼 江戸城(下) 柴田錬三郎 由比正雪の海外雄飛の計画は着々と進んでいた。太閤遺金のありかをつきとめ、紀州頼宣が軍船を貸してくれることにもなったいま、家光がいつ亡き人となるか……。師石川丈山のいう、まさにその時こそ決行のチャンスと、正雪の胸は大きくふくらむ。対するは徳川に知恵伊豆ありと知られた松平伊豆守の老獪な策略。丸橋忠弥、幡随院長兵衛、大久保彦左衛門、一心太助、天草四郎、巨額な金銀をとりまきうごめく多種多彩な人物の迎えたクライマックスとは。 770円 1234 TOP 電子書籍(本・小説) 柴田錬三郎 4ページ目