ティファニー・ライス/藤峰みちか 7件 人気順 新着順 御曹司の冷たい執心 ティファニー・ライス/藤峰みちか 美しい御曹司にかなわぬ恋をした。ドレスを着てもお姫様にはなれないのに。 フラッシュは生活費のために溶接というきつい仕事をこなしながら、2年前から副社長のイアンに片想いをしていた。富と権力に恵まれた彼は、大学も出ていない私の手の届く人じゃない。たとえ半年前、二人で夢のような一夜を過ごしていたとしてもだ。その証拠にイアンは翌日、てのひらを返すように私をあっさり捨てた。パーティの夜、背伸びしてドレスを身にまとい、彼に会いに行ったら、入口で警備員に追い返された屈辱は、いまも忘れられない。耐えきれなくなったフラッシュは、ついに会社を辞めると彼に告げた。するとこれまで無関心だったイアンから、突然自宅へ招待される。最後に私をもてあそぶ気? それでも彼女の心は自然と浮き立って……。 ■数々の賞を受賞してきた実力派、T・ライスがハーレクイン・ディザイアに初登場です! ヒーローの人生の伴侶にはなれないと知っているヒロインは、彼と一緒にいたい一心からベッドだけの相手に甘んじようとしますが、その願いも拒絶されてしまいます……。 660円 天使のはつ恋 上 ティファニー・ライス/藤峰みちか ★『セイレーンの涙』から1年。ノーラはいま、愛する独裁者ソルンのベッドから逆さまにぶら下げられていた――。 ザックを妻のもとへ返し、ウェスの無垢な愛も手放してしまったノーラ。けれどソルンの腕の中に戻ったいま、彼女はふたたび “所有”される歓びに酔いしれていた。彼女を15歳のときからこんなふうに“支配”してきたソルンは、表向きは人望厚い聖心教会の司祭だが、その素顔はNY地下世界に君臨する倒錯と享楽の神。杖で打たれ、鞭でなぶれ、痛みを感じるまで突き上げられても、ノーラはその嗜虐的な愛が何より幸せだった。一通の密告が、ある野心的な女性記者のもとに寄せられるまでは。ソルンは身辺を嗅ぎまわる記者の動向に警戒を強め、ノーラにひと夏のあいだ身を隠すよう命じる。そしてなぜか、教会の信徒マイケル・ディミア――ノーラが“エンジェル”と呼ぶ美しい17歳の少年――を連れていくように言い、彼を徹底的に“調教”するように、と告げた。マゾヒストという自らの性に罪悪感を抱き苦しむ少年が、“痛み”という歓びによって羽ばたけるように。 220円 天使のはつ恋 中 ティファニー・ライス/藤峰みちか ★これはグリフィンとマイケルの物語――倒錯の髄を極めても、愛は知らない美しい男たちの。 ノーラとマイケルの潜伏先は、SM界のバッドボーイ・プリンス、グリフィン・フィスクの屋敷だった。美貌とたくましい肉体に加え、NY随一の資産家のひとり息子であるグリフィンは、内気な少年マイケルにとってあまりにも恐れ多く、眩しい存在だった。グリフィンと目が合うたび、苦しくなるほど胸は高鳴り、股間は熱く硬くなる。連夜のノーラの調教はマイケルを花開かせたが、翌朝あざの手当てをしてくれるグリフィンの手指の動きは、次第にマイケルを苦悶に陥れるようになっていた。グリフィンとマイケル、激しく惹かれ合う二人の美しい男たちを静かに見守るノーラの脳裏に浮かぶのは、ウェスリーの、あの大きな茶色の瞳だった。彼の一途な愛には応えきれず、その手を振り払ってソルンの元へ戻ったはずなのに、今も心は、どんな鞭で打たれるより強い痛みに疼いているのだった。 330円 天使のはつ恋 下 ティファニー・ライス/藤峰みちか ★ソルン、キングズリー、グリフィン、マイケル、そしてノーラ。すべてが終わったとき、彼らは〈第八圏〉に集う――ある儀式のために。そこに“彼”もいることを、ノーラはまだ知らない。 ソルンの身辺を嗅ぎまわる女性記者、スーザンは深い霧の中にいた。「あなたは聖職者でありながら、エロティカ作家ノーラ・サザリンの愛人なのか? そればかりか、まだ未成年だった彼女に罪深い手ほどきをした犯罪者ではないのか?」と、ソルンの司祭館を訪ね、直談判しようとさえしたのだ。だが追及をたたみかけるより先に、彼女はソルンの世にも怜悧で美しいルックスと、その圧倒的なまでの威圧感に言葉を失った。そして認めざるを得なかった。わたしはこの司祭に欲情している、と。当然ながら彼に拒まれ、スーザンはいっそう執拗になった。記者としてのプライドか女としての執着か、ソルンとノーラの過去にまつわる調査にのめり込んでいったのだった。そんな彼女の前に、NY地下世界の帝王キングズリー・エッジが現れる。この退廃的な魅力を放つフランス人は、スーザンを妖しく誘惑しながら、自らとソルン、そしてノーラの、悲しみと背徳に満ちた過去へと案内するのだった……。 330円 セイレーンの涙――見えない愛につながれて 上 ティファニー・ライス/藤峰みちか ★今年いちばんの話題作(問題作!?)エロティカがついに刊行。『7日間のご主人様』のヒロインが全身全霊を賭して描き、生きる、幾通りもの愛のかたちが、ここに凝縮。★“ロンドンの霧”の異名を取る敏腕編集者ザック・イーストンは憤慨していた。NY支局の編集長にあてがわれた次の担当作家が、あの悪名高いノーラ・サザリンとは。挑発的で低俗なSM小説を書き、自身も黒革のドレス以外では外出しないという噂の、頭のいかれた売れっ子ポルノ作家だ。ザックは担当する作品に対しては、どんな“S”の男よりサディスティックになれる。そう自負しつつ、まだ見ぬ作家に対する嫌悪感を臆面もなくあらわにして、彼はノーラとの初顔合わせに赴いた。だが通されたオフィスで彼が見たのは、アヒル模様のパジャマ姿のまま一心不乱にパソコンに向かう、色白で小柄な、見たこともないほどの美人だった。彼女はゆるいウェーブの黒髪を揺らし、魅惑的な瞳をザックに向けると、甘やかな声で言った。「あなたの助けが必要なの――」 220円 セイレーンの涙――見えない愛につながれて 中 ティファニー・ライス/藤峰みちか ★これはロマンス、それともアンチ・ロマンス? いいえ、これがエロティカ――わたしたちが初めて出会う、究極のラブストーリー。★ザックとノーラの執筆活動は順調に進んでいた。ザックはノーラの原稿を容赦なくカットし、ノーラはザックの要求以上のスピードとクオリティで応酬した。いかれたポルノ作家と思っていた彼女の才能は本物だった。ノーラの描く濃密なSMの世界は単なる暴力的なプレイではない。そこに心理的かつ逆説的な愛のかたちを見出すにつれ、抑制されていたはずのザックのノーラへの思いも、鈍い艶を帯びてにじむように姿を現し始める。それを黙って見つめるノーラの美しい同居人、19歳の少年ウェス。ノーラの過去や裏の顔をすべて知りつくしていながら、なおも彼女を愛する無垢な魂は、ノーラにとって唯一汚すことのできない聖域だった。そしてウェスの対極には、いまだ圧倒的な存在感をもって立ちはだかるノーラの元恋人、ソルンがいる。かつて彼女を“所有”し、今ある姿へ“調教”したというソルンが何者なのか、ザックはまだ知る由もなかった。 330円 セイレーンの涙――見えない愛につながれて 下 ティファニー・ライス/藤峰みちか ★ロマンスファンも、アンチ・ロマンスファンも、この挑発的(プロヴォカティブ)なエロティカからは目が離せない! 1行を追うごとに、深く堕ちていく――愛の深淵へと。★ノーラはついに、自身がそれまで生きてきたSMの地下世界をザックの眼前にさらした。そしてそこに絶対神として君臨するソルンの正体も。ノーラの定義では、“エロティカとは、愛するが故に別れを選ぶ恋人たちの物語”――それは、ソルンとも、ウェスとも、決して結ばれることのないノーラ自身の物語なのだった。そして彼女が書き終えたとき、ザックは打ち明ける。去って行った最愛の妻グレースのことを。愛すればこその別れは、彼の物語でもあることを。ノーラとの共同作業は、いつしか互いの心の膿をさらけ出し、吸い、拭い合う癒やしとなっていたのだった。ノーラ、ザック、ウェス……物語が完成した今、ハッピーエンドは誰に訪れるのか。誰にも予想できない、極限のクライマックス! 330円 1 TOP 電子書籍(本・小説) ティファニー・ライス/藤峰みちか