山手 樹一郎 51件 人気順 新着順 市井の雄 浪人市場シリーズ1 山手 樹一郎 江戸南町奉行・矢部駿河守が、老中・水野越前守の懐刀・鳥居耀三の奸策で、奉行職を罷免された天保12年の暮、御側御用人・堀大和守の公用人・黒川内記と結ぶ豪商・佐原屋九郎兵衛の毒牙をのがれたお美也を救った大川忠介が、極道ぞろいのはだか長屋に住んだことから、剣難女難の絵巻となる。忠介に助けられた鉄火姐御・お照と材木問屋の女主人・お杉の恋の鞘当てと、佐原屋配下の町道場の殺し屋剣客たちの物凄さ。世に謂う水野の天保改革を背景に、矢部直系の隠密をやめた一介の素浪人に対する鳥居新奉行の執拗な探索と、これに敢然と正義の戦いを挑む大川忠介の虚々実々のかけひき……。<全8巻> 660円 江戸の虹(上) 山手 樹一郎 時は幕末。米問屋近江屋の娘で主のお蘭は、男まさりの商売人で肝が据わっている。江戸へ向かう途中で、幕府の歩兵を名乗り官軍を見つけるというタカリの者とも堂々とやりあい、挙句のはてには六連発銃まで出して追い払った。そこに居合わせた志賀仙三郎は助けに入り、二人は出会い……。幕末両派の暗躍と争闘を描く傑作長編。<上下巻> 660円 江戸の虹(下) 山手 樹一郎 時は幕末、慶応の世。佐幕派の中垣は、娘・鶴枝を狙い、官軍方の人妻となったお蘭を誘拐する。幕末両派の暗躍と争闘を描く傑作長編。<上下巻> 660円 去る者残る者 浪人市場シリーズ5 山手 樹一郎 淀藩10万石の色気騒動でお美也を喪った大川忠介が、おなじく恋女房のお妻を斬られて傷心の利根一平を伴って出た旅の、九州・長崎から、ようやく江戸へ戻ったのは、老中・水野忠邦が失脚してまもなくだった。郡代屋敷裏のはだか長屋は、忠介が街道で救った百姓娘・お豊と新しい浪人仲間を連れ帰ったその日から、女衒、やくざ、不逞浪人の波状攻撃をうけて忙しくなる……。一難去って、また一難、はだか長屋の浪人組の評判に反感をもつ殺し屋集団・駒形組の悪辣な襲撃と、淀藩浪人・峰山小源太一味の黒い策謀! 悪に挑戦する忠介の胸には、忘れえぬ御後室・お八重の方の面影が……。<全8巻> 660円 白狐の復讐 浪人市場シリーズ8 山手 樹一郎 北町奉行をつとめて江戸市民に「遠山の金さん」と親しまれた左衛門尉景元が、南町奉行になった折も折、江戸には白狐小僧と自称する女犯盗賊が跋扈していた。鼠色羽二重の着流しに宗十郎頭巾の貴公子然とした若侍が、白狐の妖術で大金を奪い去る……。去年の秋、御府内を騒がした黒子の弥七事件を解決した隠密与力・瀬戸平五郎は、遠山景元から白狐小僧の探索方を命ぜられ、早速、手下の同心の神田徳次郎・筧光三郎と行動をおこしたが、質屋が軒並みに荒され、白狐小僧の贋者が白狐に斬殺されるなど事件の様相は複雑さを帯びてくる。瀬戸の陰の力に、ご存じ大川忠介の推理は? <全8巻完結> 660円 青雲の鬼 山手 樹一郎 遠州は浜松の浪人・早水東吾は、遊び人ふうの捨吉、深川の岡っ引の娘・お袖と、江戸に向かっていた。旅の途中で覆面の剣客たちに襲われた旗本の娘・千鳥を救い出し、その後同行し小田原まで行くが、彼女の父の松浦石見守は暗殺されていた。後妻の父親で組下与力の石垣綱右衛門が天草屋と結託し悪事に手を出していると聞き、その暗殺の謎を追い、4人は江戸に入ると……。映画化もされた傑作。 660円 青春の風 山手 樹一郎 下町娘のお鈴は、おとなしそうに見えて、実は鉄火娘なのであった。六郷の渡しで好みの若侍を見つけると、みずから江戸市中までの道連れをお願いして……。時代小説の第一人者によるユーモアもある傑作。 660円 曾我平九郎ー続青空剣法ー 山手 樹一郎 貧乏だが人情に篤い浪人・曽我平九郎。長屋に住んで、まわりの世話を焼き、質屋の若後家に惚れられて…。川崎大師ではご隠居と……。時代小説の名手による名作。『青空剣法』の続編。 660円 天保うき世硯 山手 樹一郎 掛川藩の目付下役という軽輩・桑名福太郎が、痣姫さまと通じたために、隠密という名目で江戸に追放されるが、討手に追われているようで気が休まらない。……作者は時代を江戸の天保期以後にもとめて、人情、風俗考証の正しさで、道中記の面白さの中にリアルな立体感を与える小説を得意とするので、この作品でもそれが満喫できる。しかも従来の作品と異なり、武士社会の組織の冷酷さの中に生きる主人公に、いわゆる「永遠の女性」としてのお高祖頭巾の痣姫への憧れが揺曳していて、一種の時代スリラー的な不気味さがあり、結末は余韻ふかい。山手文学の一転機を示す作品である。 660円 虹に立つ侍(下) 山手 樹一郎 家老・岩崎とその一味の奸計は、緻密だ。「御舎弟松之丞さま御国入り」と詐って、監禁中の世嗣ぎ・寿五郎を、江戸から尼崎に送り「癈人」にしようとしている。笹井又四郎は、その行列を襲い、寿五郎を救出しなければならぬ。無論、悪党一味はワナを仕掛けて、それを待つはずだ……。又四郎に、厄介がまたひとつ殖えた。それは将軍家姫君の喜久姫が、身を腰元にやつしても、又四郎に同行するというのだ。姫は尼崎家への嫁入りよりも、又四郎の颯爽たる侍ぶりに魅せられたらしい。「虹に立つ侍」又四郎も、こうなれば身分を明かさぬ訳にはいかぬ。寿五郎の行列は発った。<上下巻> 660円 花散る里 浪人市場シリーズ4 山手 樹一郎 山城国淀藩松平家の当主・貞之が、先君の後室・お八重様に執心しているのを利用して、藩の実権を握ろうとたくらむ、側用人・北上主馬の陰謀の手をのがれた、お美也の命がけの依頼で、大川忠介は、お八重様救出にのりだす。お美也は兇刀にたおれ、はだか長屋の一党は忠介の統率のもと、淀藩の追手と町方を向うにまわして活躍するが……。素浪人・忠介への緋鯉の恋ならぬお八重様の思慕と優雅な愛欲絵巻のかげで、利根一平の恋女房となったお妻は、好色大名の魔手からのがれようとして、ついに貞之を絞殺してしまう。淀藩十万石の浮沈をめぐって、正義の士・大川忠介の獅子奮迅の活躍は? <全8巻> 660円 非情の星 浪人市場シリーズ3 山手 樹一郎 水野越前守の気ちがいじみた天保改革は、御禁制につぐ御禁制で、庶民の間に怨嗟の声が高まりはじめた頃、大川忠介の天衣無縫さに心服したはだか長屋の一党は、神田須田町の豪商・伊勢屋の一人娘・お品の危難を救って、騒動に捲き込まれ、御先手組頭・石村主水一味と、樫村道場の殺し屋たちと対立する。忠介は、お杉と胎内の子を喪い、川崎屋のお照は、忠介を慕いながら病死する……。が、そこへ、鉄火姐御・あぶな絵お妻の登場で、はだか長屋が一揉めした折りも折り、腰元姿も凜々しいお美也の出現で、忠介とその一党は思いもかけぬ淀藩十万石・松平家の奥におこる事件の渦中に立たされる……。<全8巻> 660円 又四郎行状記(上) 山手 樹一郎 この「又四郎行状記」は、「鬼姫しぐれ」「美女峠」「又四郎笠」の3部作からなり、戦後の時代小説不遇の折に「夢介千両みやげ」とともに時代小説のエポック・メーキングとなった、山手文学の代表作。剣をとっては滅法つよいが、絶対に人を斬らない笹井又四郎、じつは松平和泉守の若君・源三郎が、深川で辰巳芸者お艶姐さんを助けたばっかりに、養子先の磐城平7万石・内藤丹後守のお家騒動にまきこまれる。多恵姫を育てた国家老・内藤治部右衛門と、八重姫を擁して起つ江戸家老・大島刑部の対立は、江戸と国許の道中双六に正邪入り乱れて暗雲をよび、茫洋とした風貌に似合わぬ又四郎の大活躍! <上下巻> 660円 又四郎行状記(下) 山手 樹一郎 とぼけた風格と智略で剣難女難をきりぬける、江戸浪人の又四郎こと、18万石・松平家の若君・源三郎は、三男坊の気安さから、家老・乙部茂右衛門の暗黙の諒解のもとに、養子縁組のととのった内藤家のお家騒動にみずから飛び込んで、剣風の下に奸臣輩との智恵くらべをして、君臣の道を説き、飛燕のごとく神出鬼没の大活躍をする。大衆文芸の独壇場ともいうべきお家騒動と道中記を綯い交ぜて、「鬼姫しぐれ」「美女峠」「又四郎笠」の3部に分けての「又四郎行状記」は、洛陽の紙価を高からしめたばかりでなく、その後の山手文学の基盤となって大根をはった時代巨篇である。<上下巻> 660円 やん八弁天 山手 樹一郎 老中・水野の悪事を暴くため、南町奉行の内命を受け、金座役の手代にもぐりこんだ代二郎は、鳥居耀三の配下の者に付け狙われてしまった。なんとか1軒の小料理屋を見つけ、そこに上がり込むと、そこの女将は……。時代小説の名手の十八番とも言える反鳥居ものの傑作ほか、時には脆い青年剣士、男勝りの町娘など、市井に生きる様々な人々の生き方を多彩に描いた、傑作ばかりの15短編。 660円 夢介千両みやげ 完全版(上) 山手 樹一郎 宝塚歌劇 雪組公演 原作! 宝塚大劇場 2022年3月19日(土)~4月18日(月) 東京宝塚劇場 2022年5月7日(土)~6月12日(日) 主演:彩風咲奈、朝月希和 痛快娯楽時代劇として宝塚歌劇で舞台化! 大枚千両を使い江戸で道楽してこい。小田原の豪農である父親から途方もない宿題を与えられ、若き夢介は旅立った。図体は大きいが底抜けのお人好し。懐中を狙った名うての美女道中師・お銀も、そのとぼけた温かさに、いつしかベタ惚れに。前非を悔い、よき女房になろうと、ともに江戸に入ったのはよかったが……。明朗木訥なヒーローの善意あふれる言動を描き、戦後日本の心を潤した大衆小説の代表的傑作! 1,012円 夢介千両みやげ 完全版(下) 山手 樹一郎 宝塚歌劇 雪組公演 原作! 宝塚大劇場 2022年3月19日(土)~4月18日(月) 東京宝塚劇場 2022年5月7日(土)~6月12日(日) 主演:彩風咲奈、朝月希和 痛快娯楽時代劇として宝塚歌劇で舞台化! 夫婦約束をしてお銀と江戸暮らしを始めた夢介だが、道楽修業どころか、待っていたのは剣難女難ばかり。夢介の天性のおおらかさと怪力、お銀のけなげな活躍でそれらを振り払った二人は、父親の許しを得るために小田原へ向かう。ところが、事はそう簡単には運ばない。ふたたび波乱の道行きが始まった。大衆文学を代表する快作に、幻の続編『夢介めおと旅』を併録した「夢介シリーズ」完全版! 1,012円 恋慕ぐるま 浪人市場シリーズ2 山手 樹一郎 矢部駿河守を失脚させて新任された南町奉行・鳥居甲斐守の追及の手はきびしくなり、八丁堀の同心・笠間重兵衛の執拗な網は、色と欲をからませて、はだか長屋の周辺から江戸中にひろがる。根岸の里で尾行を撒いた大川忠介は、駈け込んだ山村梅翁の茶室で、事件の発端となったお美也にめぐり会う。お杉をねらう悪徳豪商・佐原屋は刺殺されたが、お杉には笠間重兵衛の好色の眼が光る。難を避けて江戸を離れた大川忠介が、旅先で知り合ったおつねを連れて浅草の常陸屋を訪ねると……。事件の謎のひろがりと人間関係の複雑さが、大川忠介をして、さらに危地に追いやるのだった……。<全8巻> 660円 青空剣法 山手 樹一郎 曽我平九郎は、たとえ貧乏でも浪人暮らしが性に合うという。しかし、剣の腕も立つし、情にも厚い。長屋の隣人に紹介されて質屋の深夜番に雇われたことで……。時代小説の名手による名作。続編『曽我平九郎』とともに。 660円 江戸の朝風 山手 樹一郎 難破して無人島で死んだ7人の仲間に頼まれて、7人の人間を探すために、大枚の金子を懐中に江戸へ出て来た海の男・黒潮太郎は、第一の尋ね人・お弓に会うため浅草へ出たが、そこで不思議な女占師・天明堂白蘭に会い、第一の尋ね人の手がかりを掴んだ。白蘭と、浅草で知り合ったおとぼけ仙太との助けで、数々の危難をくぐりぬけてゆく黒潮太郎。長編時代小説。 660円 123 TOP 電子書籍(本・小説) 山手 樹一郎