曽野 綾子 26件 人気順 新着順 夢を売る商人 曽野 綾子 自らの運命に慎ましく生きることの哀れさとぬくもり……人間の罪を主題にした傑作集。人間への懐疑と絶望、生の真実を描く連作ーー夢を与えて愚かな人間たちを操った詐欺師にも、ついに敗北の時がやって来る。人間の罪を主題にしたオムニバス小説「夢を売る商人」ほか、「蒼ざめた日曜日」「能面の家」「二つの昇天」を収録。人間への懐疑と絶望から出発し、みずからの運命に謙虚に生きることの難しさと美しさを描く、曽野文学の真髄を伝える、物語の魅力あふれる傑作集。 660円 夜の明ける前に 曽野 綾子 人間の生のいとなみは、いかに脆いものか。微妙な心理の揺曳をすくいあげる短編傑作選。永遠の生命を求め現実を照射するーー生死の極限に立たされたとき、人間は何を観るか。たゆたう心の奥底から、日常生活では把みえぬ真実の相貌が、少しずつ浮かびあがるにつれ、生のしたたかさにおののく。沖縄での戦争体験を語る神父の懊悩と回心を描く表題作から、戦争・病い・孤独な老境など、それぞれの裸にむかれた人間の内面を描く12編。 660円 自分の顔、相手の顔 自分流を貫く生き方のすすめ 曽野 綾子 少しは「まとも」でいたい人のために、筋のとおったエッセイーー「失われた10年」を過ぎても、日本人は、人間としてのまっとうな感覚が、こわれたままだ。過度の贅沢や安楽の果てに、わたしたちは、思いもかけぬところに行こうとしているのではないだろうか……。もう一度、確固とした価値観を模索し、よく生きようとする人への、「曽野綾子流考えるヒント」が満載の、辛口エッセイ。 764円 透明な歳月の光 曽野 綾子 人間の眼は常に曇っている。血走っていたり、酔っていたり、近視眼的だったりする。しかし、そういうときにこそ、歳月の光は静かに、透明に、ものごとを映していく――。人の一生の重み、そこに込められた濃密な意味とは何か。日本、アジア、中東、世界各国の街の中から、人間を見つめる作家のエッセイ集。 715円 私を変えた聖書の言葉 曽野 綾子 聖書の一言一句を、体験をふまえて解き明かし、人間的魅力にあふれた聖書の意味を語るーー人が〈どんな人間であったらよいか〉と自問するとき、聖書の一言一句はみごとな輝きを放つ。人間の心の弱さ醜さを見据えた上で、人の採るべき道を教え示してくれる。日々の生活の中で当面する愛や幸福を、あるいは信仰や平和を、聖書はどう語っているだろうか。クリスチャンである著者が人生の指針として、その魅力を解き明かした長篇エッセイ。 660円 続 夫の後始末 今も一つ屋根の下で 曽野 綾子 自分の死が迫っていることを知らなければ、実は人間は「その日」を生きることなどできない。果たして、死はそれほど恐ろしいか、ということになると、私は少し疑っている。ーー夫である三浦朱門を在宅介護で看取ってから約2年。作家・曽野綾子は静かに、慎ましく一人の毎日を生きていた。 一汁一菜の食事をしみじみと味わい、新たな飼い猫の姿を横目に、これまで歩んできた年月の記憶に遠く思いを馳せる。優しさとはなにか、哀しみとはなにか。そして、人間がこの世に生まれてきた使命とはなにか。やがて否が応でも頭をよぎるのは、自分自身の「最期」をいかに迎えるかということ。 「私は、すべてを受け入れ、平凡な生活を心底愛する」。いずれは誰もが一人になる。そのとき、どうあるべきか。老いに直面するすべての人に読んでほしい、88歳の著者が至った「最後の境地」。 大ベストセラーとなった『夫の後始末』続編、週刊現代連載の待望の単行本化。 もくじ 第一部 夫の死、それから 最後の日、思い出すこと 私は取り乱さなかった その日がしあわせであること いつ捨てても、惜しくない体 慎ましく、変わらぬ日々 人間の運命は予測がつかない 「へそくり」を見つけて 夫へのささやかな仕返し 第二部 新たなる家族の来訪 ペットショップで猫を見かけて 同じ日課で生きる それぞれの運命を受け入れる 欠けていることこそ、人間の妙味 夫の死後、しつらえたテーブルで どこで飼うか、という難問 猫たちの上下関係 第三部 人間の器量 早寝早起き、律儀に暮らす 暑さの凌ぎ方に、昔日を思う バカであることの偉大さ 老年の悲しさとは 「いい人」ほど始末に負えない 寛大さと優しさ 第四部 自分の後始末 私が死んだら、家族はどうなるか 死に場所をどこに見つけるか 「善悪」とは別の気休め 苦悩もまた、人間の資産 魅力的な人生を生きるために そして死は迫りくる 寄り添って生きるということ 私たちに与えられた使命 935円 12 TOP 電子書籍(本・小説) 曽野 綾子 2ページ目