澤田瞳子 24件 人気順 新着順 孤鷹(こよう)の天 上 澤田瞳子 時は天平宝宇年間。藤原清河の家に仕える高向斐麻呂は14歳で大学寮に入寮した。ひそかに恋心を抱いていた清河の娘・広子のために、唐に渡った清河を迎えに行きたいという思いからだった。大学寮で学ぶのは儒学の基本理念である五常五倫。若者たちは互いに切磋琢磨しながら、将来は己が国を支えてゆくという希望を胸に抱いていた。だがそんな純粋な気持ちを裏切るかのように、政治の流れはうねりを増してゆく。第17回中山義秀文学賞受賞作品。 754円 孤鷹(こよう)の天 下 澤田瞳子 若者たちの不安を煽るように、仏教推進の阿部上皇派が大学寮出身者を排斥し始め、儒教推進派の今上天皇・大炊帝との対立は激化していった。斐麻呂が尊敬する桑原雄依は、儒学派から崇仏派に寝返った高向比良麻呂を襲撃し、斬刑に処された。雄依の無二の親友で弓の名手であった佐伯上信は、義に殉じた雄依の心を胸に、大炊帝とともに最後の戦に臨む。権力や理不尽の中で生命を賭して「義」を貫こうとする大学寮の学生たち。彼らの思いはどこへ向かう? 701円 京都はんなり暮し 〈新装版〉 澤田瞳子 京都人も知らない意外な話、美味しい話。『若冲』で話題の歴史時代作家が、京都をご案内します! 671円 満つる月の如し 仏師・定朝 澤田瞳子 藤原氏一族が権勢を誇る平安時代。内供奉(ないぐぶ)に任じられた僧侶隆範(りゅうはん)は、才気溢れた年若き仏師定朝(じょうちょう)の修繕した仏に深く感動し、その後見人となる。道長をはじめとする貴族のみならず、一般庶民も定朝の仏像を心の拠り所としていた。しかし、定朝は煩悶していた。貧困、疫病に苦しむ人々の前で、己の作った仏像にどんな意味があるのか、と。やがて二人は権謀術数の渦中に飲み込まれ……。(第32回新田次郎文学賞受賞作) 781円 12 TOP 電子書籍(本・小説) 澤田瞳子 2ページ目