ヒトの社会の起源は動物たちが知っている 「利他心」の進化論
エドワード・O・ウィルソン(著)/小林由香利(訳)
進化はなぜ、社会を生んだのか?
生物学の世界的権威の思想をコンパクトに凝縮した1冊!
仲間を作り、分業し、時に誰かを思いやる私たちの「社会」の起源は、狩りバチやアリなど、
人類が生まれるはるか昔から存在していた「真社会性」を持つ生物たちの、進化の過程が教えてくれる。
社会性を持つ生物は多く存在する一方で、高度な社会性(真社会性)を持つ種が進化史上、ほとんど存在してこなかったのはなぜか。
生物が社会をつくる条件としての、利他主義や分業といった行動はいかなる要因によって生まれるのか?
人類の進化を他生物の進化と比較しながら明らかにする社会生物学の創始者であり、ピューリッツァー賞など数々の輝かしい受賞歴を誇る世界的権威が、いま最も伝えたい人類進化のエッセンス。
吉川浩満氏による解説も収載。 1,430円