枝D ボールも自由も奪い取る術~守備からみるフットボールの新しい景色~
著者:内田淳二
枝D(枝ディフェンス)とは…。自分の体を“木"に見立てた相手の自由を奪ってボールを「残す」球際の型。
ボールを「残す」ために設計された“5種類の型"をマスターすれば相手の癖や“可能性"を見極められるようになり、
守備の動機や球際の強度が上昇する。さらに、ケガやファールが激減し守備が楽しくなる。
これまでになかった守備の概念である。
【目次】
はじめに
■PART1枝Dとは
♯ボールにいかない
人生は「トレードオフ」の連続
枝Dとは
センスなき男から枝Dが生まれるまで
【中西】+「他4種類」名前の由来
「人名」に込めた想い
中西先輩の功績
球際の戦い方
5種類の型のやり方
シチュエーション1[中西](突破)
シチュエーション2[縦山](突破)
シチュエーション3[間](キープ)
シチュエーション4[裏間](キープ)
シチュエーション5[裏中西](キープ)
優先するもの
練られたグループ構造VS瞬間的な個人の判断
■PART2背景
SNSで非公開にしてきた理由
ボールを何とかしようとする
何からの逆算なのか
それ、逆にムズくない? 準備不足の結末
小2から社会人まで100%同じ現象が起こる
常識を疑ったら結果こうなった
グループ構造の末端にある【型】の価値
「チャレカバ」と「ボールにいけ」の弊害
思考停止になっている2つの認識
現場で聞いた生の声
■PART3高さと時系列
フットボールの構造
【高さ】の中にある「列」
3776人の山の民
黄金比
カオスなのは【時系列】がないから
【高さ】と【時系列】の攻略法
作戦盤より仕組みを
ラグビーとの仕組みの違い
シンプルから逃げない
フットボールは〈#〉なスポーツ
■PART4規準セブン
規準セブン
枝Dの規準1ボールにいかない
枝Dの規準2進行方向から面で迎え討つ
枝Dの規準3仕上げは腕
練習メニュー1枝Dバトル
守備の規準1ナンバリング
練習メニュー2 1対2ボール残し
練習メニュー3 1対2ボール残しからの2対1カウンター
守備の規準2圧縮
桐谷ができないとゾンビの世界では死ぬ
練習メニュー4桐谷 2対1鳥かご
枝D式鳥かごシリーズとよくある鳥かごの違い
練習メニュー5枝D式4対3鳥かご
攻撃の規準1配置を取る
攻撃の規準2配置を前から埋める
練習メニュー6配置ゲーム
ボール支配率=ゲーム支配ではない
オススメの取締りルール
情報の種類と落とし込みの難易度
■PART5コミュニケーション
声が出ない大きな理由
キーワードは言わない
コミュニケーションレベルの上げ方
枝D式問いかけ法
分かっている「感じ」を出すときに登場する言葉
どうすれば選手のみでの会話を増やせるか
教えようとしない
規準は親子の会話にもなる
短く、少なく、より良く
いらない言葉、足りない言葉
イメージしやすく、言いやすい
前提 と 景色
偉人とつながる
おわりに 1,683円