馳月基矢 7件 人気順 新着順 伏竜 蛇杖院かけだし診療録[1] 馳月基矢 「あきらめるな、治してやる」 江戸のパンデミックへ立ち向かう規格外の若き医師たちの物語。 漢方医の真樹次郎、蘭方医の登志蔵、拝み屋の桜丸、そして女主・玉石。見目麗しく優秀なのに一癖も二癖もある面々が、その診療所には揃っていた。 流行り病から九死に一生を得た旗本次男坊・長山瑞之助は、医師になる決心をし真樹次郎に師事するも、拒絶される。 脛に傷持つ医師たちが集う梁山泊のようなところで、何が起こるのか? 熱血時代医療小説、診療開始! 792円 萌(もゆる) 蛇杖院かけだし診療録[2] 馳月基矢 傷つけられても脅されても、妊婦に寄り添う女医がいる。 因習や迷信に振り回される《お産》から母と新しい命を救え。 正月五日、両国広小路。医師見習い長山瑞之助が、破落戸にからまれているのを救った船津初菜は賀川流の産科医だった。 縁あって蛇杖院にやって来る初菜だが、瑞之助には心を開かない。しかも命を狙われていても、ひたすら妊婦の元へと足を運んでいた。 因習や迷信に振り回され命がけとなるお産に、優しく寄り添う初菜の一途な思いとは? 心も癒す時代医療小説。 880円 友 蛇杖院かけだし診療録[3] 馳月基矢 狙われた蘭方医―― 「毒を売る薬師」と濡れ衣をかけられた登志蔵。 罠を仕掛けたものの正体は? 患者に寄り添う医師たちの青春群像劇、第三弾! 蛇杖院(じゃじょういん)の蘭方医鶴谷登志蔵が消えた。深川で出没した毒の薬売り「黒い暖簾」だと疑われたのだ。 事件の背後に登志蔵をおとしめるものの存在を知った見習い医・長山瑞之助は、必死にその行方を追う。 蛇杖院にも嫌がらせが始まるなか、三年前の悲劇が明らかに。医師は患者を前に何をなすべきか? 登志蔵は姿を現わし、決断したのは……。青年たちの一途さが胸を打つ時代医療小説。 858円 儚き君と 蛇杖院かけだし診療録[4] 馳月基矢 江戸で《噂》の絶えないはぐれ医師たちの活躍! 「寄り添う」って何をすればいいのだろうか? 「起きてくれるだろうか?」「言葉を交わし続けられるだろうか?」 死を身近に背負う見習い医師の葛藤と、死ぬ間際の患者が下した決断とは? 「慣れました。あれもこれもできなくなっていくことも」 全身の力が失われていく病に冒されたおそよの言葉に、蛇杖院の見習い医師長山瑞之助は胸の痛みを感じた。 周囲に不穏な噂が流され、おそよにも不審な影が迫る。病が進むおそよへの献身ぶりを心配する蛇杖院の面々。 だが揺ぎない気持ちを貫く瑞之助が医師として目に焼き付けたものとは!? 感動を呼ぶ時代医療小説。 946円 風 蛇杖院かけだし診療録[5] 馳月基矢 新米医師・長山瑞之助の奮闘! 病の心を癒す人がいる 苦しいのは体だけではない―― 患者と向き合い、かたくなな態度を解きほぐすには。 新米医師・長山瑞之助の姪・喜美が、蛇杖院に重篤な喘息に苦しむ沖野駒千代を連れてくる。 駒千代は武門の家に病弱に生まれたせいで、性格がねじくれていた。任された瑞之助は、会話すらままならず、発作を前に適切な療法も見いだせず疲弊する。 そんな中、蛇杖院を潰そうとする一味が暗躍。さらに、治療が進まぬ駒千代が姿を消して……。 若き医師に次々と迫る試練! 946円 帝都の用心棒 血刀数珠丸 馳月基矢 刀を持たぬ剣術遣いと刀剣蒐集妖女との邂逅。 藤田五郎翁は刀を手にし、表に飛び出した。斬殺された男ふたりが道端に倒れている。 傍に立ち、血刀を提げた巨漢が唸り声を上げた。転瞬、ふたつの刃が火花を散らす。それも束の間、巨漢が隙を突き、姿を消した。 残された藤田が目にしたのは、亡骸の首元に彫られた蜘蛛の入墨、周囲に転がる数珠玉だった……。「立て続けに妖刀が出没して、人を斬っている」との噂を聞いた、東京帝国大学理学部教授の山川健次郎は、事件の真相を突き止めてほしいと、加能碧一と行成光雄に依頼した。 ふたりは、梁山泊屋敷と呼ばれる〔水城よろづ商会〕に出入りする用心棒コンビなのだ。刀を持たない剣術遣いの碧一と、二振の短刀と棒手裏剣を全身に仕込んでいる光雄は早速、刀剣蒐集家ウィルソンの邸へ赴いた。 ウィルソンが蔵で保管していた四谷正宗こと源清麿が血染めになっていたのだという。刀の装飾には蜘蛛が施されていたらしいが、前の事件を鑑みると、近頃一部の富裕層を取り込みつつある謎の組織〔蜘蛛の会〕を主宰し、人知を超えた力を使うと言われる妖女、多摩峰トワ子が関係しているのか? 剣光疾り、太刀風駆ける、書き下ろし大正ノワール日本刀アクション! 770円 姉上は麗しの名医 馳月基矢 イケメン侍のコンビが難事件を見事に解決! 剣術道場の若先生こと、瓜生清太郎は二十三歳。鍼治療で不在がちの老師範代わりに、毎日洟ったれの少年たちを指南している。 今日もみっちり稽古をつけてやると、清太郎の技を見て、「強い男と見込んだ」という、小間物問屋の息子・直二から相談を持ちかけられた。 話によれば、「最近、家の近くで野良犬がたくさん死んでいる。死に方からすると、たぶん毒を食べさせられた」らしい。 つまりは、憎っくき犯人を懲らしめてほしいようだ。 一方、町奉行所の定廻り同心・藤代彦馬は、二十五歳。 三年前に家督を継いで、十手を預かる身となり、休みもなく働き通し。 いま携わっているのは、医者が誤って毒を飲み、死んでしまった事件だ。 不審な点がいくつもあるが、奉行所は理由もなしに、探索を打ち切ってしまったという。 納得のいかない彦馬は、腕の立つ女医者の真澄に知恵を借りようと、清太郎の家にやって来た。 真澄は、清太郎が自慢する姉なのだ。 事件の経緯を聞き、訝しさを感じた真澄は、清太郎と彦馬が止めたのにもかかわらず、独自に探索に乗り出す。 が、真澄は行方不明に……。 770円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 馳月基矢