中得一美 3件 人気順 新着順 おやこしぐれ 中得一美 ふたりはいつの日か、本当の母子になれるのか。 藩の要職につく岩井長弼の妻・十和に悲報が届く。 藩校に通う子供同士の諍いが原因で、十五歳の息子・誠志郎が下級武士の子息・谷田小太郎に誤って斬り殺されたというのだ。 跡取りを亡くした長弼は、十歳にして文武両道と評判の小太郎を養子に迎えることに。 我が子を殺めた咎人の“母”となった十和の心は乱れ、小太郎も苦悩と悔恨の日々を送るが……。 770円 嫁の甲斐性 中得一美 天保十三年、すずは腕利きの大工・篠吉と祝言を上げた。二人が出会ったのは、吉原遊廓の大見世、金華楼。すずは年季明けを迎えた遊女だったのだ。父親の借金の形で女衒に売られ、八歳で妓楼へ。禿(かむろ)、新造(しんぞ)から花魁(おいらん)“蝶々”へと上り詰める。家族との再会が叶わぬまま、二十年の苦界生活を耐え忍び、好いた男と添い遂げるはずが、待っていたのは新たな苦難と借金地獄の日々で……。元・花魁の数奇な半生に一喜一憂、共感必至。新鋭が放つ新感覚時代小説、書き下ろし! 770円 嫁の家出 中得一美 江戸八丁堀の与力・間壁三左衛門の妻、品(しな)は憂鬱だった。嫁いで三十年、五十歳を迎え、子育ても一段落。夫婦水入らずの旅を、と願うが、仕事人間の夫は取り合わない。そのくせ、体はしきりに求めてくる。 女友達の勧めで、品は夫に“妾(めかけ)”をあてがい、夜の相手から逃れようと企てるが、夫婦関係はこじれる一方。我慢の限界を超えた品は、江戸から江の島へ「家出」を決行する----。 人生の〈思秋期〉を迎えた夫婦の、心と体の“すれちがい”と、妻の“大胆な決断”をありのままに描いた、新感覚人情時代小説! 693円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 中得一美