佐川光晴 22件 人気順 新着順 永遠の誓い 佐川光晴 平穏なるときも、苦しきときも、永遠に変わらぬ愛を、誓います。中学校教員の夫と保育士の妻が営む幸福な結婚生活に、初めて訪れた試練が照らしだすものは……。野間文芸新人賞作家が「夫婦」を描く意欲作。 1,672円 縮んだ愛 佐川光晴 障害児学級教員の岡田は、働いていた小学校の卒業生・牧野に出会う。自分が受け持っていた自閉症児サトシを殴った過去を持つ牧野だが、彼につきまとわれて、岡田は毎週彼と酒を飲むことになる。が、ある日牧野は突然暴漢に襲われる。物語にひそむミステリー性も話題になった、第24回野間文芸新人賞受賞作。(講談社文庫) 550円 「とうさんは、大丈夫」 佐川光晴 児童相談所に勤め、温かい家庭を持つ主人公、澤村。父として家族の柱となり、児童福祉司として他の家庭を救うなか、突如事件は訪れた――。妻の声も子どもの声も、もう心には届かない。正しく生きてきたやさしい男の人生は、ひとつのできごとに殺された。果たして最後に彼を救うのは、叫びか、ささやきか、誰の声なのか。 1,353円 日の出 佐川光晴 「あんなふうになって死ぬのは絶対にいやだ」――明治の終わり、戦争で変わり果てた父を見た13歳の清作は、徴兵から逃れ故郷を飛びだす。北陸から九州、そして横浜へと逃れながらも、商家の息子・幸三郎の協力のもと、鍛冶職人として生きる清作を、数々の試練が襲いつづける。一方、清作を曾祖父にもつ現代の女子大生・あさひは、中学校の社会科教師になったばかり。先祖を調べていたある日、学校で朝鮮半島の歴史問題に直面し…。時代をへだてたふたりの希望の光が、小さく輝きはじめる。各メディアが大絶賛! 数多くの高校受験向けの教材で使用された感動長編!! 715円 あけくれの少女 佐川光晴 「どこで、どうやって生きていくのか、うちは自分で決めたい」12歳の少女・真記は上京を目指すも、80年代後半の狂騒に翻弄され……親世代にも子世代にも読んでほしい、宝石のような20年間を描いた佐川光晴の最新長編小説。 広島は尾道の小学五年生・真記は、1970年生まれ。子供のいない伯父夫婦からかわいがられ、養女になるかもと心配事は絶えない。中学では英語部の朗読劇が大成功をおさめ、英語を一生の仕事にしていこうと決意する。念願の学生生活は、80年代後半のバブル経済のただなかで、順調そうにみえたのだが……。 当時の時代背景や男女の考え方を、時に繊細に、時にユーモラスに描出する。真記と同時代を生きた人にも、そしていま同世代の人にも読んでほしい青春小説。 1,980円 猫にならって 佐川光晴 ときには、猫のように生きてみる。 高校生、バーの店員、獣医師……のら猫との出会いと、生命をめぐる8つの物語。 ・病気で臥せっている小学生・芳子の部屋で子猫が4匹生まれた。芳子は小さな子猫チビのことが気がかりで……(「ミー子のおしえ」)。 ・高校を中退し新宿二丁目のゲイバーで働いているエーイチ。ごみ収集を生業にしながら、のら猫をバーの屋上に住まわせている伝説の「エルヴィスさん」と出会い……(「逃げればいい」)。 ・孤独な獣医の湯出。思いがけないトラブルから逮捕されてしまい……(「猫の恩返し」)。 『おれのおばさん』『大きくなる日』『駒音高く』ほか家族小説の名手が描く感動の連作短編集。 ◆目次◆ 第一話 ミー子のおしえ 第二話 やさしく透きとおる 第三話 それぞれのスイッチ 第四話 男の子たち 第五話 エイミー先生 第六話 気になるあのひと 第七話 逃げればいい 第八話 猫の恩返し 装画/とりごえまり 1,925円 満天の花 佐川光晴 文芸評論家・末國善己氏推薦! 「女性通訳を主人公に、幕末を外交の視点で捉えた斬新な時代小説だ」 勝海舟と出会った青い目の少女の運命が、日本の歴史を大きく動かす 時は幕末、長崎。オランダ人商館員と遊女との間に生まれた少女・花。 青い目を隠して暮らしていたが、勝海舟と出会ったことで花は激動の世界史の渦の中に投げ込まれる。 西欧列強や幕府へも毅然と立ち向かう通詞・花。 時代の常識にとらわれず、才能と意思で生き抜く女性を描いた、佐川光晴の新境地! 2,420円 駒音高く 佐川光晴 将棋の世界で歩む7人をあたたかな筆致で描く感動作 藤井聡太二冠の師匠・杉本昌隆八段も共感! 「絶対棋士になってやる」と誓った中学1年生の祐也だが、次第に勝てなくなり学校の成績も落ちてきて……(「それでも、将棋が好きだ」)。 青春・家族小説の名手が、プロを目指す中学生、引退間際の棋士、将棋会館の清掃員など、勝負の世界で歩みを進める人々のドラマを生き生きと描く珠玉の短編集。第31回将棋ペンクラブ大賞文芸部門優秀賞受賞作。 「将棋の厳しさ、楽しさ、人の情を感じる作品。最後は師匠目線で読みました」――杉本昌隆八段(解説より) 装画 高杉千明 770円 校長、お電話です! 佐川光晴 母校の中学に校長として着任したシバロクこと柴山緑郎。問題山積の学校を建て直すために、異例の若さで抜擢されたのだ。だが、校内でタバコの吸い殻が見つかり、ある女性教師は自殺未遂を起こす。教師たちは日々、激務に追われ……。学校が抱える問題を浮き彫りにしながら、生徒、教師、そして校長自身が成長してゆく姿を清々しく描く。 539円 虹を追いかける男 佐川光晴 毎日、作業場で牛をさばいている理由? この仕事が体質と共働きに合っているからだ。でも、世間は「理由」を知りたいらしい──「生活の設計」。そして、元アングラ劇団員が山谷や中南米に身をおきながら、不器用に社会との接点を求めてゆく姿を描いた「虹を追いかける男」を収録。普通に生きることの困難をみつめ、その中にある光を浮かびあがらせた傑作二編。 583円 ぼくたちは大人になる 佐川光晴 高校3年生の達大は医学部進学をめざし、サッカー部引退後は受験勉強に励む毎日だ。そんなある日、彼は級友の喫煙を学校側に密告した。その行為は達大自身や周りの日常を大きく変えてゆく。18歳の少年が本当の「大人」になるための、挫折や心の揺れ、そして新たな出発を描く成長小説。 528円 山あり愛あり 佐川光晴 周三は銀行で不良債権処理に追われる日々を送ったのち、早期自主退職し、長らく封印してきた登山を再開するつもりでいた。だが母子家庭支援のNPOバンクに関わることに。周三自身は母親と義絶していたが、その母親が今、死に瀕しているという。人生の岐路に立った男が自分を見つめ直すとき。共感と静かな感動を呼ぶ長編小説。 506円 昭和40年男 ~オリンポスの家族~ 佐川光晴 昭和40年生まれの元体操日本代表選手・山田三男は、毎日主夫業をこなしながら、家族を優しく見守っている。大手スポーツメーカーの広報部長として家計を支える同齢の妻・莉乃、新体操の日本代表候補として活躍する22歳の長女・美岬、注目を集める姉にコンプレックスを抱く中2の次女・千春……。三男は自分が果たせなかったオリンピックへの夢を娘に託すのだが──。オリンピックを背景に、懐かしの<昭和>から<平成>、そして新時代<令和>へと時代をつなぐ、心温まる家族小説! 1,584円 牛を屠る 佐川光晴 著者が作家専業となる以前、1990年から埼玉の屠畜場に勤めていた日々を綴る。「おめえみたいなヤツの来るところじゃねえ!」と怒鳴られた入社初日から10年半、ひたすらナイフを研いで牛の皮を剥き続けるなかで抱いた、働くことの実感と悦び。仕事と人生の関わりを普遍的に描き得た一冊。 473円 おれたちの故郷 佐川光晴 たいへんだ! おれたちの帰る場所がなくなっちまう! 東北を襲った大震災から一年。札幌の児童養護施設・魴ぼう舎(ほうぼうしゃ)の耐震基準が問題となり、存続の危機に!二千万円を工面して補強工事をするか、閉鎖か、を迫られる中、おばさんまで「もうやめたい」と言い出し!? 今は札幌を離れた陽介と卓也は、故郷を守るために必死の思いで解決策を探る。人気シリーズ『おれのおばさん』第一部、感動の完結編。 528円 大きくなる日 佐川光晴 グーパーじゃんけんで人数の少ない方がコート整備をする。それが中学一年の太二が所属するテニス部のルール。ある日、太二は同級生の武藤にパーを出そうと持ち掛けられ、その結果、末永一人が負けてしまう。心にモヤモヤを抱えたまま、太二は翌日を迎えて……。(「四本のラケット」)子供も親も先生も、互いに誰かを育てている。四人家族の横山家の歩みを中心に、心の成長を描いた感動の家族小説。 594円 おれのおばさん 佐川光晴 ある日突然、父の逮捕を知らされた陽介。父が横領した金を返済するため、陽介は都内の名門中学を退学し、母の姉が運営する札幌の児童養護施設、魴ぼう舎(ほうぼうしゃ)に入ることになる。急激な暮しの変化に当惑しながらも、パワフルなおばさんと個性豊かな仲間に囲まれて、陽介は“生きる”ことの本質を学んでゆく。ときに繊細で、たくましい少年たちの成長を描いた青春小説。第26回坪田譲治文学賞受賞作。 440円 鉄道少年 佐川光晴 切なくて温かい人と鉄道の「絆」の物語。国鉄が健在だった1981年、北海道から東京までひとりで旅をする不思議な男の子がいた。室蘭本線、中央線、東海道線、相模線……男の子の存在は出会った人々の記憶に深く刻まれる。彼はなぜひとりで旅しているのだろう。成長した「わたし」は、思いがけない形で自らの過去を知ることになるが――家族・青春小説の名手が贈る、謎と希望に満ちた感動の物語(「鉄童の旅」改題)! 梯久美子氏の解説より一部抜粋「本書には佐川さんの小説にはめずらしくミステリーの要素があり、またファンタジックな側面もあるが、一方でいつもの佐川さんらしく、地に足の着いたリアリティと生活感があり、成長小説、職業小説としても読むことができる。そこに鉄道が大きくかかわってくるのが私のような鉄道ファンにはたまらないのだが、とくに鉄道好きというわけではない人にとっても、主人公とともに電車に乗って旅をしながら謎を解いていく過程は、ワクワクしたり、しんみりしたり、涙したりしながら、やがては自分自身の過去と未来に思いをはせる、特別な読書体験となるに違いない」 613円 主夫になろうよ! 佐川光晴 独身男性の10人に1人が「結婚したら主夫になりたい」、 既婚男性の3人に1人が「主夫になってよい」 と答える時代の、 新しい生き方の提案! 家族のあり方は、家族の数ほどある! 子育ても、家事も、仕事も、 楽しみながら生きる秘訣を 主夫歴20年の佐川さんが伝授。 主夫の24時間を追ったドキュメント、 50のQ&A、 主夫目線の暮らしのエッセイなど 圧倒的に楽しめる1冊。 人に見せるためじゃなく、 自分のために生きようとする すべての人の背中をおしてくれます。 1,870円 おれたちの青空 佐川光晴 父が横領罪で捕まって一家離散、陽介が札幌の養護施設“魴ぼう舎(ほうぼうしゃ)”に移って二年が経つ。中学三年の陽介と施設の仲間たちは高校進学を前に、将来を見据えてそれぞれの選択を下すことになり――(「おれたちの青空」)。表題作のほか、魴ぼう舎を運営する恵子おばさんの若かりし日を描いた「あたしのいい人」、陽介の相方でスポーツ万能の卓也目線で語られる「小石のように」の二作品を収録。話題の青春小説。 495円 12 TOP 電子書籍(本・小説) 佐川光晴