平谷美樹 57件 人気順 新着順 藪の奥―眠る義経秘宝 平谷美樹 後にトロイア発掘によって世界的な名声を得ることになるシュリーマンは、「黄金郷ヒライズミ」の地図を預かる。一攫千金と名声獲得の野望を胸に、シュリーマンは奥州藤原氏の財宝探しに幕末の日本に渡る。稀少な手がかりを元に財宝の在処を平泉北西の北上山地と割り出し、山道険しい藪の奥を分け進む。財宝目当ての争いに、シュリーマンも短銃を手に持ち構える。はたして財宝は見つかるのか、そして義経北行伝説の真相とは?(講談社文庫) 691円 小倫敦の幽霊 居留地同心・凌之介秘帖 平谷美樹 幕末、四方を海に囲まれた出島のような横浜外国人居留地。同心・草間凌之助のもとに厄介な事件が持ち込まれる。イギリス人の居住地区、リトル・ロンドンの屋敷で女の悲鳴が聞こえるという。その悲鳴は原因不明で死んだ前の持ち主のメイドの幽霊なのか!? それから程なくして日本人がピストルで撃たれて殺される。死体の脇に転がっていたのが羊羹のように甘い固形物。異国情緒漂う幕末横浜で謎が謎をよび、事件は拡大していく! 825円 国萌ゆる 小説 原敬 平谷美樹 凶刃に斃れた 平民宰相に今こそ学べ! 日本初の政党内閣を率いた 平民宰相、激動の生涯! 南部藩士の子に生まれ、戊辰戦争での藩家老・楢山佐渡の死に際し新しい国造りを志した原健次郎(後の原敬)。 明治維新に際し士族をはなれ平民となった後は、新聞記者、外交官を経て、政治の世界へ転じる。 藩閥政治から政党政治への刷新を掲げるが、総理の座に就くまでには大きな壁が。〈平民宰相〉と呼ばれた政治家の不屈の生涯を描く大河巨編。 1,045円 天酒頂戴 平谷美樹 著作100作目となる記念碑的快作! 1868年晩春。陸奥国の南端に位置する東堂藩で大組藩士として奉職する若侍の左馬之助、重蔵、隼人は、大組番頭から呼び出しを受け、詰所の広敷に座っていた。江戸にいる藩主小笠原是信の意向で、江戸屋敷を守るようにとのお達しだ。 江戸幕府が消滅し、東堂藩も新政府派か佐幕派か、今後の判断を迫られていた。幼い頃から共に過ごしてきた三人だったが、意見は真っ向から対立する。東堂藩が新政府に従うことを決め、上野寛永寺周辺にたむろする彰義隊を討伐する命が下されるが、隼人は彰義隊への加入を志願していた。 多くの仲間が血を流し倒れるなか、重蔵はついに敵同士として隼人に対面してしまう。二人は激しく打ち合うが、元鶴田藩の妹尾勝衛が隼人の助っ人に現れ、重蔵を斬り殺してしまう。そこへ合流した左馬之助は、隼人が重蔵を殺したものと勘違いをし、逃げ去った隼人を討つと誓うのだった。 あの頃のようには戻れないのだろうか──。侍としての誇りと新時代に葛藤する男たちの、熱き友情を描いた青春譚。著者100作目となる記念碑的快作! 891円 貸し物屋お庸謎解き帖 夏至の日の客 平谷美樹 江戸のレンタルショップを舞台に 口は悪いが情に厚い美形の娘店主が謎捌き! 読み心地満点の書き下ろし時代小説 第5弾! 「放っておけねえ。これはいつものおせっかいとは違うんだ」 「無い物はない」の看板を掲げる江戸の貸し物屋・湊屋両国出店の娘店主お庸は、 物だけでなく力も知恵も貸してくれる── そんな噂を聞きつけて、今日も訳ありのお客が暖簾をくぐる。 夏至の日にギヤマンの杯を借りに来た男の真の目的は? 吉原の女郎が「赤ん坊を貸してくれ」と揚屋町出店を訪ねた理由は? 住み慣れた家に「幽霊が出る」ようになったことにまつわる秘密とは? お客が求める貸し物の陰に隠れた秘密を見抜いて収めるお庸の謎捌きが痛快な、 大人気書き下ろし時代小説、待望の第5弾! <目次> 花の宴 炬燵の中 夏至の日の客 揚屋町の貸し物 宿替え始末 924円 水滸伝(一) 九紋龍の兄妹 平谷美樹 政和二(一一一二)年。華州華陰県史家村に若い双子の兄妹がいた。男の名は史進、女の名は史儷。二人とも眉目秀麗で棍術の達人だった。晩夏のある日、少華山の盗賊との戦いのさなか、王進という男と出会う。王進は東京開封府八十万教頭―近衛兵たちの武芸師範だった。この出会いは、二人を含めた多くの人間の運命を変えていくことになるのだが……。圧倒的なスケールと迫力で描く、平谷美樹版「水滸伝」、堂々の開幕! 704円 水滸伝(三) 白虎山の攻防 平谷美樹 桃花山に梁山泊と山東四山の首領が集まっていた。史進、史儷も、魔星を宿す英傑たちと共に、耶律猝炫率いる討伐軍に対する作戦を協議していた。相互に協力し陣形整えて戦いに挑む桃花山軍。だが、作戦のさなか、史進が敵の人質として捕らえられてしまう。彼らの大義と野望の行方は果たして……。書き下ろしで贈る、壮大なる歴史アクション!第一部完結。 704円 水滸伝(二) 百八つの魔星 平谷美樹 少華山討伐軍との戦いの中で、武芸の達人・王進は討たれてしまう。史家村を脱出した史進、史儷たちは、呉用という旅人と出会う。彼から百八つの魔星を宿した英雄の話を聞かされた史進たちは、滄州へと向かうことに。一方、王進の首を取り戻すことを約束した呉用は、耶律軍を追いかけることになるのだが……。圧倒的なスケールと迫力で描く、新しい「水滸伝」待望の第二弾! 704円 風の王国(9) 運命の足音 平谷美樹 父や多くの仲間たちを失った明秀は、悲しむ間もなく突欲が率いる猖獗兵の動きを探っていた。狙いは黒水靺鞨か、それとも定安府なのか。一方で高氏渤海王を名乗る高元譲は、猖獗軍の隙をついて壊遠府の域を奪還するのだった。そして、契丹皇太后・月理朶は皇帝・堯骨に死相を見てしまう――数年以内に堯骨は死ぬ――。野望の中で、死んでいく者と生き残り闘う者。明秀と突欲は、決着の時を迎えようとしていた。大長篇伝奇ロマン小説、第九弾! 817円 風の王国(10) 草原の風の如く 平谷美樹 九四六年。高元譲を倒すために、大明秀は高氏渤海に潜み、機会を狙っていた。一方、大地を全て血に染めながら進軍する突欲の猖獗軍は、高氏渤海軍を追いつめていた。明秀は息子のチョルモンや安東勇魚とともに、闘いの場へ向かう。それぞれの野望と大義がぶつかりあう中で、死にゆく者と生き残る者。明秀を待ち受ける運命は果たして……? 壮大なスケールで描く大長篇伝奇ロマン小説、堂々の完結篇! 859円 風の王国(7) 突欲死す 平谷美樹 契丹皇帝耶律堯骨から謀叛の疑いを受けた突欲は、医巫閭山で隠棲させられることになった。その隙をつき、高元譲は天福城を占領し、渤海の復興を宣言する。そんな中、激しい揺れとともに白頭山が噴火した。滅亡と復興が繰り返される激動の時代の中で、これはさらなる変化への予兆なのか? そして、李嗣源によって、唐へ亡命した突欲に魔の手が忍び寄るのだが……。好評の大長篇伝奇ロマンシリーズ、第七弾! 796円 風の王国(8) 黄金の仮面 平谷美樹 暗殺された突欲。だが劉于は、以前突欲が前皇帝・耶律阿保機に試みた秘術で、突欲を蘇らせてしまう。全てのものから解放され、別人のようになった突欲は、無敵の軍を率いて血の雨を降らすのだった。一方、火山灰が降りつづく中、明秀は農耕の民たちのために東日流府を遼東南部から引かせることを提案する。闘うものたちの運命は果たして……? いよいよ佳境を迎える大長篇伝奇ロマン小説、第八弾! 817円 風の王国(5) 渤海滅亡 平谷美樹 芳蘭は唐へ貢ぎ物として送られるさ中、耶律突欲と出会い、運命を共にすることとなった。一方、契丹の皇后・月理朶の命により、寮州城にいた明秀たちは、捕らわれの身となってしまう。失ったものは東日流兵千人の命。明秀は、自分を護ろうとして死んでいった千人のために、何があっても生きのびようと決意をする。滅びゆく渤海の運命は果たして……? 壮大なスケールで描く、大長篇伝奇ロマンシリーズ第五弾! 775円 風の王国(6) 隻腕の女帝 平谷美樹 渤海は滅亡し、契丹では皇帝・耶律阿保機が暗殺された。激動の中、契丹国皇后・月理朶は、弟の堯骨を皇帝にするために、突欲に東丹国の統治を命ずるのだった。一方、新たなる渤海国の復興のために、明秀は安東勇魚たちとともに、東日流軍を率いて契丹国に抵抗し続けていた。突欲と明秀は、それぞれの野望と覚悟を持って再び闘うことになるのだが……。大好評の大長篇伝奇ロマンシリーズ第六弾! (解説・細谷正充) 796円 風の王国(3) 東日流の御霊使 平谷美樹 大明秀は、東日流から千人の援軍を率いて、再び渤海へやってきた。安東兼任から、周蘭の死と耶律突欲の要求を聞いた明秀は、大徳信たちとともに敵地・契丹へ赴くことに。一方、須哩奴夷靺鞨に捕らえられた芳蘭にも、再び突欲が迫りつつあった。渤海、契丹、東日流、須哩奴夷靺鞨、それぞれの野望がぶつかるとき、運命は大きく動き始めようとしていた……。壮大なスケールで描く大長篇伝奇ロマン、シリーズ第三弾! 754円 風の王国(4) 東日流府の台頭 平谷美樹 明秀たちの率いる東日流軍は、遼東に東日流府をうち立てた。だが、契丹の動きが気になった明秀は、須哩奴夷靺鞨を助けに向かうのだった。そんな中、罪のない良民を多数殺害し、出奔した建部清瀬麻呂が、安東勇魚を訪ねて帰ってきた。馬朝義の忠告に逆らい、勇魚は罪を償うと言う清瀬麻呂を受け入れるのだが……。壮大なスケールで描く大長篇伝奇ロマンシリーズ、第四弾! 775円 風の王国(1) 落日の渤海 平谷美樹 延喜十八年(九一八年)夏、東日流国(現在の青森県)。東日流の人間として育てられてきた宇鉄明秀は自分の出生の謎を解き明かすために、海を隔てた渤海国へ向かう。十七年前に赤ん坊だった自分を東日流のに連れてきたのは誰なのか? 命がけの船旅を経て、やがて明秀は渤海の港町・麗津に辿り着くのだが……。幻の王国・渤海を舞台に繰り広げられる、侵略と戦争、恋と陰謀。壮大なスケールで描く、大長篇伝奇ロマン小説の開幕! 733円 風の王国(2) 契丹帝国の野望 平谷美樹 渤海国王族の血筋であることが判明した明秀は、二月ぶりに東日流に帰ってきた。契丹国との戦に備えて、渤海国王より援軍の頼みをつづった国書を届けるためだった。そして明秀は契丹方術師に対するために、同じ力を持つ易詫を探すことに。一方、契丹国から皇太子・耶律突欲の拉致を理由に、領土を要求された渤海国では、戦を避けるために大特信の妹・芳蘭を人質に献上しようとしていた……。壮大なスケールで描く大長篇伝奇ロマンシリーズ第二弾! 733円 義経になった男(三) 義経北行 平谷美樹 頼朝に利用された挙げ句、切り捨てられた義経。走者(逃亡者)となり、ひたすら北へと逃げていた義経たちは、文治三年(一一八七年)の春に平泉に到着した。病にたおれ、抜け殻となって夜具に横たわる義経。頼朝の奥羽攻め寄せに覚悟して“その日”の準備を進める藤原秀衡。やがて正気をとり戻し、自分を取り巻く全ての状況を理解した義経は腹を切る。義経の想いを知り、義経の首を切り落とした沙棗は、自分は義経として生きることを決意するのだった。 754円 義経になった男(四) 奥州合戦 平谷美樹 義経の遺志を守り、自らの耳を切り落とした沙棗。義経の死を確認できずに、奥州追討を進める頼朝。やがて文治五年(一一八九年)七月、頼朝は鎌倉出陣した。一方、平泉藤原氏が滅びることが、陸奥国、出羽国両国の平和を引き延ばせると考える基治の決意を聞いた沙棗。己れもまた、義経として頼朝に追ってもらうために、北へむかうことを決めた。激しい闘いの仲、国衡が、泰衡が散っていく。沙棗が最後に見るものとは果たして……? 754円 123 TOP 電子書籍(本・小説) 平谷美樹